ACS37610 は、バスバーまたは PCB を流れる 100A ～ 4000A 以上を正確に測定する方法を提供します。磁気コアや U字型磁気シールドを必要とせず、システムの複雑さ、部品表 (BOM)、コスト、設置面積、重量を削減できます。差動測定により浮遊磁場に対する優れた耐性を実現し、磁気シールドが不要となることでヒステリシスや非線形誤差の影響を減らします。

ACS37610 は先進のホール素子を搭載しており、信号対雑音比 (SNR) が ACS37612 と比較して 2.5倍改善され、ノイズが 2倍低減されています。また、-40℃ ～ 150℃ という広い周囲温度範囲で 1% の精度を達成しています。ノイズが低減されたことで、正確なトルク制御に必要な優れた解像度が得られ、センサーの 4倍高い感度範囲により、柔軟なバスバーおよび PCB 設計が可能になります。

過電流・過熱フォルト検出ピン、250kHz の帯域幅、多数の内蔵診断機能により、安全性が重要なアプリケーションに最適です。精度は、ユーザーのプログラミングによって向上します。これにより、デバイスをアプリケーションに最適化し、機械的なアセンブリー公差によるエラーをキャンセルできます。

ACS37610 は、スペースに制約のあるアプリケーションに最適な低背の 8ピン表面マウント TSSOP パッケージ (thin-shrink small outline package, suffix LU) で提供されており、容易に表面実装が可能です。