
半導体ひずみセンサーSTREAL
マクニカブランドの半導体ひずみセンサーSTREALは、超小型・高精度・低消費電力の特長を持つ半導体ひずみセンサーです。従来の大がかりなひずみ計測システムをわずか2.5mm角の半導体チップに集積し、機器への組込み性を大幅に向上させました。お客様機器へのスムーズな実装を実現するために、半導体チップを搭載したモジュール形態にてご提供しております。STREALは2種類のシリーズをラインナップしております。SR300シリーズは低消費電力を特長とし、IoTをはじめとする多様なアプリケーションに対応可能です。SR500シリーズはロボットや工作機械など、微細な制御が求められる産業機械向けに最適です。

STREAL評価キット

STREALの初期評価やPoCをすぐに開始いただける評価キットをご用意しております。評価キット本体はSR300/SR500両シリーズで共通化されており、SR500シリーズ対応変換基板を追加することで両シリーズに柔軟に対応可能です。評価キットを使用することで、初期評価段階におけるリスクやハードルを低減し、実機での動作確認をスムーズに進めていただけます。
構成

※評価キット本体の中に評価基板が内蔵
※SR500シリーズのみ専用の変換基板が付属
接続例
接続例(SR300シリーズ)

接続例(SR500シリーズ)
評価キットにSR500シリーズ対応変換基板(FPC)を追加することで、SR500シリーズにも接続可能です。

SR500シリーズ対応変換基(FPC)のご紹介

特長
1.高分解能

SR300のアナログ出力時、専用の処理回路でひずみ分解能0.5με以下の高分解能を実現しています。
SR500ではデジタル出力のみに対応し、分解能0.1μεのを実現しています。
2.小型

従来製品と比較し1/10の小型化を実現し、お客様機器への組み込み性を大幅に向上させました。
3.加速度センサー搭載

評価キット本体の基板上に加速度センサーを搭載しています。振動現象は加速度による計測が一般的ですが、ひずみでも同様の現象を捉えることが可能です。加速度センサーと半導体ひずみセンサーSTREALを比較することで、STREALによる振動計測を体感できます。
4.ログ保存機能搭載

ログ保存機能により、PCにCSV形式でログデータを保存し、簡単に測定結果を解析可能です。
製品仕様
項目 | 仕様 | ||
電源電圧 | 5.0V (typ.) | ||
消費電流 | 50mA ~150mA | ||
モバイルバッテリーによる 駆動時間 |
30 時間 ~ 40時間(容量 2400mAh の場合) | ||
STREALモジュール | 最大 4ch 同時接続 | ||
延長ケーブルによりセンサー~評価キット間を最大 3m まで延長可能 | |||
PCとの通信インターフェース | 有線(USBケーブル) | 通信距離:1m | |
無線(2.4GHz) | 通信距離:10m※1 | ||
最大サンプリングレート
(SR500はデジタル出力のみ対応) |
SR300 |
有線 |
アナログ 10ksps デジタル 2ksps |
無線 |
アナログ 4ksps デジタル 3.5ksps |
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SR500 |
有線 |
デジタル 1ksps |
|
無線 |
デジタル 1ksps | ||
搭載センサー | 3 軸加速度センサー 1ch | 分解能:16bit、サンプリングレート:1ksps、測定範囲:±8g | |
動作確認用 LED | 3 個 | ・電源(橙) ・初期化完了通知(緑) ・グラフ表示通知(赤) |
|
その他機能 | 外部センサー入力 1ch | 3.3V 系アナログセンサー入力 | |
拡張コネクター | UART 通信 | ||
評価アプリケーション | Windows 10 対応 専用アプリケーション |
・ひずみ値、温度の波形表示 ・加速度センサー、アナログセンサーの波形表示 ・ひずみセンサーのレジスタ設定変更 |
※1:遮蔽物のない見通しの良い場所で使用した場合。