医療分野の新たな可能性を拓く、アナログ・デバイセズのデジタル・ヘルスケア

アナログ・デバイセズ株式会社
Digital Healthcare
シニアヴァイスプレジデント
Patrick O'Doherty氏

昨今、高齢化は世界各国で深刻な問題となっており、医療費がGDPを上回る予測がされる国もあり、医療分野のテクノロジーの進化への貢献が急務の状況です。
アナログ・デバイセズは長年にわたり、イメージング、医療計測、バイタル・サイン・モニタリングなどの分野においてリーダーとして牽引してきました。現在、これらの分野で培ってきたハードウェアやソフトウェアまたアルゴリズムのテクノロジーの統合や、様々な分野のお客様やパートナーとのエコシステムの構築などをおこなっており、今後ますます進化していく遠隔医療を支えていきます。アナログ・デバイセズの貢献と今後の方向性の一部をご紹介します。
※本セッションはQ&Aの実施はございません

ヘルスケア向け高精度生体情報モニターのためのアナログ・フロント・エンド

アナログ・デバイセズ株式会社
デジタルインフラストラクチャービジネスグループ ヘルスケア
エンジニア
井口 璃音氏

店舗の入り口で測定される体表面温度や日々身に付けるスマートデバイスで測る脈拍数など、生体情報モニタリングは私たちの生活において、より一層身近なものとなっています。一方で、診断や予防など医療の現場で用いるためには十分な測定精度を実現できているとは言い難い現状があります。本セッションでは、生体情報の種類やその測定原理の説明を含め、高精度な測定の実現を支えるアナログ・フロント・エンド製品技術をご紹介します。
　・生体情報モニタリング
　・測定の基本原理
　・測定回路構成
　・高精度アナログ・フロント・エンド

■会場でおこなうデモ展示
　・高精度アナログ・フロント・エンド製品ラインナップ

アルゴリズムも内蔵！センサーハブMCUで開発期間を短縮

アナログ・デバイセズ株式会社
デジタルインフラストラクチャービジネスグループ デジタルビジネス
シニアエンジニア
上村 英之氏

少子高齢化、社会保障費の高騰などの社会問題に伴い、遠隔医療におけるウェアラブルデバイスの需要は高まっています。しかし、ウェアラブルデバイス開発において脈拍数やSpO2値を算出させる生体アルゴリズムの開発は、目標とする精度に到達するまでに多大な時間と労力がかかり、商品の市場投入の予定が定まらない課題があります。その課題を解決する、アナログ・デバイセズが提供する超低消費電力、高精度アルゴリズム内蔵センサーハブマイクロコントロ―ラーをご紹介します。
　・センサーハブマイクロコントローラーとは
　・超低消費電力機器の開発
　・新規開発不要な高精度アルゴリズム

■会場でおこなうデモ展示
　・生体情報の研究評価が即可能なスマートウォッチ「EVAL-HCRWATCH4Z」
　・臨床グレードの生体情報計測リストバンド「MAXREFDES104/-105」
　・臨床グレードの生体情報計測パッチ「MAXREFDES106」

1-Wireインターフェースとハードウェアセキュリティで信頼性を劇的に向上

アナログ・デバイセズ株式会社
デジタルインフラストラクチャービジネスグループ デジタルビジネス
シニアエンジニア
小島 昇太氏

医療機器の模造品やサイバー攻撃への対策の要求は加速しています。アナログ・デバイセズはあらゆる攻撃、また脆弱性に対し、堅牢性の提供や容易な導入をサポートします。また、機器管理における多様な情報を省スペースで実現するインターフェースをご紹介します。
　・ハードウェアセキュリティとは
　・セキュリティ技術の活用例
　・1-Wireインターフェース

■会場でおこなうデモ展示
　・システム-ペリフェラル間のセキュリティ認証デモンストレーション

ニッポンのモーター・コントロールをアップデートしよう

アナログ・デバイセズ株式会社
インダストリアルビジネスグループ エコシステム
スタッフエンジニア
西久保 東功氏

ベッドサイドやプライベートヘルスケア機器の進化にモーター技術が果たす役割は大きいと考えます。そこで、最新のモーター・コントロール技術「Trinamic®」をご提案します。Trinamic モーター・コントローラー・ドライバー製品は、さらなる省電力、ノイズレスのモーター駆動システムを実現します。その秘密について詳しく解説します。
　・モーター・ドライバーの先進技術（StallGuard™, CoolStep™, StealthChop™）
　・高信頼性のハードワイヤーIC
　・モーションコントロール専用IDEによる開発期間短縮

■会場でおこなうデモ展示
　・Trinamicの動作デモンストレーション
　　- 搬送の安定性、モーターの静粛性デモ
　　- ステッピングモーターをクローズドループで回す
　　- 超小型ブラシレスDCモーターコントロールデモ

計測の精度を上げるにはまず電源回路から！電源回路最新技術

アナログ・デバイセズ株式会社
デジタルインフラストラクチャービジネスグループ パワー
スタッフエンジニア
岩崎 正統氏

近年医療機器の計測において、高精度な生体信号の計測の需要がますます高まっています。センシング回路やプロセッサーを始めとするデジタル半導体に注目が集まっていますが、それらのデジタルを支えるのは電源技術です。いかに優秀なデジタル半導体も、優秀なアナログ（電源）がなければ動かすことはできません。アナログ・デバイセズが提供する革新的な電源技術をご紹介します。
　・超低ノイズ
　・小型化
　・高信頼性

■会場でおこなうデモ展示
　・Silent Switcher 3がいかに低ノイズであるかの実演

AFEの精度を上げながら、回路を小型化し、さらには設計を簡単にする技術

アナログ・デバイセズ株式会社
デジタルインフラストラクチャービジネスグループ ヘルスケア
エンジニア
平沢 良明氏

高度なセンシング、高精度な測定には複雑なアナログ・フロント・エンド（AFE）回路が必要であり、それらは製品性能を大きく左右します。しかし、それらは複雑なノウハウが必要で、さらには長年の経験による感どころを抑えた高度なアナログ技術が必要です。こういった課題に直面した技術者の皆様に向けて、アナログ・デバイセズはアナログ・フロント・エンド回路をモジュール化した製品を開発しました。電源回路だけではない、シグナル・チェーン回路「μModule®」をご紹介します。

　・AFE小型化
　・高性能
　・µModule技術