SiC採用事例:Power Research Electronics B.V.社 10kW双方向充電器モジュール

Power Research Electronics B.V.社 10kW 双方向充電モジュール

2009年以来、Power Research Electronics B.V. (PRE)社は、OEM(充電器)メーカーのパワーモジュールサプライヤーとして、10,000個以上のモジュールを納品しています。これらは、CCSやCHAdeMO、音響ノイズレベルの最新環境基準に準拠しています。PREのモジュールには、V2G/V2Hおよび1000V DCの超高速充電機能が搭載されています。このモジュールの10kWで双方向性の電力をやりとりする能力は、太陽光発電による充電だけでなく、車両から送電網への充電にも最適です。電動化を推進するリーダーの1社であるNewMotion社は、急速充電サービスに関する専門知識に基づき、PREの充電モジュールを選択しました。

PREは、お客様にとって常に最適なソリューションを中心的な目標として、QorvoのFETテクノロジーを利用して、10kWの双方向充電器モジュールの効率と電力密度を向上させました。

ソリューション

PRE社は、2つのQorvo FETを3相双方向EV充電器の設計に採用しました。

  ● UJ3C120080K3S (x16 per board)
  ● UF3C120040K3S (x6 per board)

メリット

Qorvoの1200V、低RDS(on)のSiC FETを使用することで、PREはコンポーネント数を減らし、追加コストなしに全体の効率を最大95%から最大96%まで向上させることができました。Qorvoのデバイスを使ったユニットの性能は、同社の既存のSiおよびSiC MOSFETベースの設計よりも優れていました。

このタイプの双方向コンバーターは低電力で動作することが多いため、スイッチング損失が少なく、低電力レベルでの効率が高いことが、Qorvo FETのさらなる利点でした。また、単一電源のゲートドライブが可能なため、設計に採用することも容易でした。

これらすべてのQorvo FETの利点を統合することで、PREは非常に革新的な双方向コンバーターのパフォーマンスの新しいレベルを最大化および強調することができました。

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