新リリースTexas Instruments社ステッピングモータードライバー「DRV8461」
これまでステッピングモーターは正確な位置制御が可能なメリットを生かし、さまざまなアプリケーションで使用されていますが、その一方で効率、回転時の振動音が課題となることがありました。
Texas Instruments社(以下、TI社)では、このような課題に対応するステッピングモータードライバーのラインナップを揃えております。
その中でも本記事では新製品である、ピーク電流 3A/2.1Arms で電流定格が低いステッピングモータードライバーDRV8461について紹介いたします。
DRV8461に興味がある方は以下よりお気軽にお問合せ下さい。
DRV8461の特長
本製品には以下の4つの特長があります。
- 広範囲な電圧に対応:動作電圧範囲4.5 - 65Vを実現
- 大電流に対応:フルスケール電流3A(2.1Arms)に対応
- 損失低減に貢献:低オン抵抗300mΩ(H+L@24V/25℃)
- 小スペース化に貢献:電流センス回路内
製品概要
型 名 | DRV8461 |
特 長 |
|
DRV8461の評価環境(EVM)
DRV8461EVM

4.5V~65Vの電源範囲で動作し、最大3Aのフルスケール電流を駆動することが可能な産業用アプリケーション向けの完全統合型ステッピングモータードライバーを評価できます。
ステッピングモータードライバー製品 ポートフォリオ

本製品についてのお問い合わせ
本記事をお読みいただきありがとうございました。
「DRV8461」のさらに詳しい説明を聞きたい方や、弊社営業・FAEに質問したい方は、ぜひ以下よりお問い合わせください。
ステッピングモータードライバーの新製品に搭載されている4つの新機能
TI社のステッピングモータードライバーの新製品(本製品も含む)には従来にはない下記の4つの新製品が搭載されています。
- Automatic Microstepping : 最大256分解能のマイクロステップ自動補間機能(回転精度、静音性の向上)
- Custom Microstepping : モータートルク特性に合わせた電流プロファイルをカスタマイズ可能(回転精度の向上)
- Silent Step Decay Mode : 低速回転域において電圧モード制御を採用し、理想的な正弦波電流駆動が可能(静音性向上)
- Auto-torque & Standstill Power Saving Mode : 動的に負荷トルクに応じた電流制御を自動的に行い効率を改善し、ICとモーター損失を低減(高効率化)
こちらの記事では新機能が搭載された他の製品も紹介しております。
また、4つの新機能の原理など詳しく解説している資料は下記よりダウンロードしていただけますのでぜひご覧ください。