LEDフラッシュ・ドライバ "LM36010" の特長
LM36010は Texas Instruments社(以下TI社)が提供するLEDフラッシュ・ドライバです。
フラッシュモードでは1.6秒以内に最大1.5Aの電流をドライブできるため、短時間で必要な輝度が必要な監視カメラなどに最適です。
また、トーチモードでは2.4mA〜376mAで電流制御が可能です。そのため高効率が要求されるモバイル機器にも最適です。
入力電圧(Min) | 入力電圧(Max) | LED個数 | ドライブ電流 | インタフェース | 温度範囲 |
2.5V | 5.5V | 1 | 1.5A | I2C | -40~85℃ |
LM36010には、以下の大きな特長・メリットがあります。
1. 短時間に最大1.5AのLEDフラッシュ電流をドライブ
LM36010は2MHz、4MHzの同期整流昇圧コンバータを利用することで、1.6秒以内に11mA~1.5Aの範囲でLEDフラッシュ電流をドライブすることができます。
そのため、短時間で必要な輝度のLEDフラッシュを実現できます。
2. わずか7mm2超小型パッケージ、基板面積は最小で実装可能
LM36010は8ピンの超小型DSBGAパッケージです。
パッケージサイズは7mm2サイズであるため、わずかな基板面積で実装が可能です。
監視カメラ、モバイル機器などの基板サイズが制限されているアプリケーションに最適です。
3. "I2C" インターフェースで簡単に制御
LM36010 には、デバイスの各種設定用に、I2Cインターフェースがあります。そのため、マイコンからLM36010の制御を簡単に行うことができます。
すぐに評価開始できる "LM36010EVM" 評価キット
LM36010を簡単に評価できるよう、TI社からLM36010EVM 評価キットが供給されています。この評価キットを利用することでLM36010 LEDフラッシュ・ドライバの動作と性能を評価することができます。
この評価ボードは、下記のステップですぐに評価を行うことが可能です。
1. 必要な機材を準備・接続
評価には以下の機材が必要です。
- 開発用PC1台
- LaunchPad(MSP432)マイコンボード
- LM36010EVM評価キット
PCとマイコンボードはUSBケーブルで接続します。
マイコンボードと LM36010EVM 評価キットはI2Cインターフェースで接続できるようになっています。
2. 評価を開始
TI社から提供されているUSBドライバとGUIツールをPCにセッティングすることですぐに評価を開始することができます。
アプリケーション例
- 携帯電話/スマートフォン
- タブレット
- IR LEDドライバ
- ビデオ監視: IPカメラ
- バーコード・スキャナ
- ポータブル・データ端末
製品概要
型 名 | LM36010EVM |
仕 様 |
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