IO-Link規格に対応した "TIOL111-5" トランシーバ
TIOL111-5 はTexas Instruments社が提供しているIO-Link トランシーバです。
IO-Linkは "IEC 61131-9" で標準化されたI/O接続技術です。
従来は工場設備のセンサ、アクチュエータごとにシリアル通信やアナログ/デジタル信号が混在しており、配線の手間や異常個所特定が難しいという課題がありました。
工場設備にIO-Linkを採用することでシームレスにデジタル双方向通信を行うことができます。
TIOL111-5 には以下の大きな特長・メリットがあります。
- 簡単にIO-Linkインターフェースを実現
- "2.5mm×3.0mm" 業界最小のパッケージサイズ
- サージ保護が内蔵されており、外付け部品を削減
- シンプルな通信で、マイコンと簡単に接続
それぞれの特長について以下に解説します。
1. 簡単にIO-Linkインターフェースを実現
IO-Linkインターフェースが実装されており、デバイスが3線式のインターフェース経由でIO-Linkマスタに接続されていれば、通信を開始してデータを交換できます。
2. "2.5mm×3.0mm" 業界最小のパッケージサイズ
業界最小の熱特性を強化したIO-Linkパッケージ。スペースの限られたアプリケーションでもご使用いただけます。
3. サージ保護が内蔵されており、外付け部品を削減
サージ保護用のTVSダイオードなどがチップ内に内蔵されております。部品点数が削減でき、実装面積を小さくすることが可能です。
4. シンプルな通信で、マイコンと簡単に接続
ピンのH/Lにより制御可能なシンプルなインターフェースにより、マイコンの回路と簡単に接続できます。

TIOL111-5 を開発するための評価モジュール
TIOL111-5EVM は、TIOL111-5を使用してIO-Linkシステムの迅速な開発を行うことができます。

この評価ボードは以下の手順で、すぐに評価を開始できます。
- IO-Linkケーブルを評価ボードのIOLinkに接続します。
- 評価ボードをDC電源に接続します。CQ信号はオシロスコープ上でモニタするか、テスト負荷に接続します。
- 評価ボードにてTX入力とEN入力を駆動し、RX、WAKE、およびNFAULT出力を測定ができるようになります。
アプリケーション例
- IO-Linkセンサとアクチュエータ
- ファクトリ・オートメーション
- プロセスオートメーション

製品概要
型 名 | TIOL111-5EVM |
機 能 |
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