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半導体ひずみセンサーSTREALの開発技術者の一人である当社の岡田亮二が、九州経済産業局成長型中小企業等研究開発支援事業「腐食環境下における太径高強度ボルトの張力導入 長期安定管理手法の研究開発」のアドバイザ―に就任しました。

近い将来、大量に導入される浮体式洋上超風力発電機は大型化が進み、海上に浮かぶ浮体(タワー)が分割・ボルト締結構造となる見込みです。しかし、締結に用いる大型ボルトの規格が存在しないこと、大型化に伴う海洋設置や管理が困難となることが懸念されています。

この支援事業は、ボルト製造・販売メーカー、ハマックス株式会社、芝浦工業大学、佐世保工業高等専門学校、長崎県工業技術センターによって推進され、
①大型ボルトの管理方法、②試験機の開発、③管理方法の標準化が開発されます。

洋上にある風力発電は、定期的に締結ボルトの状態を計測せねばなりません。従来は人手によって計測しておりましたが、高所のため危険な作業でした。一般的に、洋上風車のメンテナンスには年間500万円~1,000万円/機かかると言われています。このボルトの軸力を効率的に計測するため、STREALによるボルト軸力の計測が検討される予定です。

今後も当社の洋上風力発電機への取組みにご期待ください。