Sub-GHz(サブギガ) および 2.4 GHz 用の独自規格ワイヤレス・プロトコルソリューション
シリコン・ラボ社の独自規格(Proprietary)のワイヤレス・ポートフォリオは、IoT アプリケーション用のトランシーバからマルチバンド・ワイヤレス SoC まで幅広く取り揃えています。
超低消費電力、最長範囲、最大 20 dBm までの出力電力およびいくつかの変調スキームを、主要周波数帯域をカバーしながら提供します。
ダイナミック・マルチプロトコル(DMP)により、長距離ソリューションへのスマートフォン接続が可能になり、使いやすい SDK が独自のプロトコル開発を促進します
シリコン・ラボ社が提供するソリューションの特徴と強み
 
●カスタマイズ性
アプリケーションのニーズに合わせてデータレート、セキュリティ、電力プロファイル、プロトコルを構成できます。
●強化されたセキュリティ
ネットワークパラメータ(データレート、パケット構造、変調など)は完全非公開とできるため、外部からの影響リスクを低減できます。
●アプリケーション最適化
独自規格による単一のアプリケーションネットワークは、メモリと処理要件の削減によりSoCの最適化が可能。
●市場投入までの時間を短縮
標準化認証の削除により、市場投入までの全体的な時間が短縮されます。
独自規格(Proprietary)対応製品ラインナップとスペック一覧
独自規格(Proprietary)対応SoC・モジュール製品ポートフォリオ
シリコン・ラボ社の独自規格(Proprietary)製品のポートフォリオには、超低消費電力と長距離通信を実現するように設計されたトランシーバーとマルチバンドワイヤレスSoCが含まれています。これらのデバイスは、主要な周波数帯域にわたる変調方式をサポートし、最大20dBmの出力電力を備えています。
独自規格(Proprietary)製品は、2.4GHz帯とSub-GHz(サブギガ)帯の用意があります。
2.4GHz帯:世界中で免許不要の帯域で運用できます。
Sub-GHz帯:各国固有の帯域で運用するように設計されています。 Sub-GHz帯ネットワークは、2.4GHz帯における干渉の増加に対する耐性を備えているため、特に重要な運用アプリケーションに適しています。
独自規格(Proprietary)のプロトコルを活用することで、ネットワーク設計を特定のユースケースに合わせてカスタマイズでき、メモリと処理能力の要件が軽減されるだけでなく、消費電力と開発コストも削減できます。
 
主要製品スペック比較表
 
Sub-GHz(サブギガ)帯の利点・主なユースケース
Sub-GHz(サブギガ)帯ネットワークの2つの大きな利点
・壁や建物などの障害物を透過できること
・消費電力が低いこと
信号の透過性は、厚い壁のある建物内など、見通しの利かない環境で有効です。
Sub-GHz帯ネットワークを使用することで、デバイスはこのような厳しい環境でも信頼性の高い接続を維持でしつつ、消費電力を抑えながら長距離でデータを送信できるため、1つのバッテリーで数週間、あるいは数ヶ月も動作させることができます。
また、Sub-GHz帯無線ネットワークは、シンプルなポイントツーポイント接続から、長距離、堅牢な無線リンク、そしてバッテリー寿命の延長が最優先事項となる、はるかに大規模なメッシュネットワークまで、あらゆる低データレートシステムにおいて、非常に費用対効果の高いソリューションを提供できます。
 
●ホームセキュリティ/オートメーション、スマートメーター:
これら低データレートアプリケーションでは、 Sub-GHz(サブギガ)帯無線システムは、通信範囲の拡⼤、消費電力の低減、導⼊•運⽤コストの削減など、いくつかの利点を提供します。
 
●産業オートメーション分野
この分野では、センサーやその他のデバイスが過酷な環境下で長距離通信を行う必要があります。
サブGHz帯ネットワークを使⽤することで、これらのデバイスは工場や倉庫など、⼲渉レベルの⾼い場所でも信頼性の⾼い接続を維持できます。
 
●環境モニタリング/農業アプリケーション:
農家はワイヤレスセンサーを用いて、広大な圃場における土壌水分、温度、その他の変動を監視し、灌漑などの農作業を最適化することができます
サポート情報
マクニカは、シリコン・ラボ社内の総合代理店として、製品に関する提案はもちろん、顧客のニーズに最適なソリューションを提供しております。
また、シリコン・ラボ製品を初めて評価・開発される方に向けてレクチャー・ハンズオンによる開発環境のにより、スムーズな開発プロセスを実現します。
技術サポートにおいても、専門知識を持ったスタッフが迅速かつ的確に対応し、問題解決に貢献し、皆様のプロジェクト成功をお手伝いいたします。
 
お問い合わせ
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