LTE Cat-M1モジュール:HL7800-M Development kitの動作方法
Semtech社LTE Cat-M1モジュール:HL7800-MとDevelopment kitを購入し、スムーズにご評価いただくために、評価環境のセットアップの手順を説明いたします。
準備する物
まず初めに、上記の機材を準備してください。
購入いただいたDevelopment kitの中に、評価ボードとACアダプター、アンテナが同梱されております。Development kitにモジュールは付属されておりませんので、別途購入いただく必要があります。PCはWindows 10、PCと評価ボードつなぐために、USBケーブルも必要となります。モジュールと同様にSIMも付属しておりませんので、お客様にてご準備いただく必要があります。
今回はSORACOM plankM-1を使用しています。
機材接続

準備が完了しましたら、各機材を上記のように接続します。ACアダプターはモジュールをセットし、ケースをはめるまでは接続しないでください。

SIMの向きは上記のように挿入してください。

※モジュールには向きがあります。
上記以外の配置をした場合、破損の恐れがありますのでご注意ください。
モジュール起動
ACアダプター以外の接続が完了しましたら、ACアダプターを電源ジャックに接続してください。上記黄枠のLEDが点滅する場合、ACアダプターをジャックから抜き、モジュールの配置やケースが正しくはめられているかご確認ください。
PCセットアップ

電源の接続が完了しましたら、次はPC側の環境を構築します。今回はモジュールにATコマンドを送信するために、「TeraTerm」を使用いたします。
TeraTermを開き、設定→シリアルポートを選択しポートの設定をおこないます。

シリアルポートは上記の値を設定してください。ボーレートを115200に設定し、それ以外はデフォルトで設定してください。
コマンド送信
PCのセットアップが完了すると、ATコマンドが送信できるようになります。実際にATコマンドを送信し、基地局にアタッチするまでの動画をご覧ください。
まとめ
本記事では、Semtech社LTE Cat-M1モジュール:HL7800-MのDevelopment kitの環境構築、さらにモジュール制御を実施いたしました。その結果、上記環境下にてATコマンドを使用し、基地局にアタッチすることを確認いたしました。
LTE Cat-M1モジュール:HL7800-Mの評価を進められる際には、ぜひ本記事を参考にしてください。
Product Technical Specification
Sierra WirelessのSourceページにて、技術資料などをダウンロードいただくことが可能です。
以下URLよりアクセスください。
https://source.sierrawireless.com/#sthash.xmnUnNo0.dpbs
※無料登録が必要となります。
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