マシンビジョンとは、カメラで撮影された画像や映像をシステム上の処理に基づいて機器を動作させるテクノロジーです。本稿では、次世代マシンビジョンインターフェースの代表である、Microchip社が提供するCoaxPress Solutionを紹介します。
CoaxPressとは?
現在マシンビジョンのインタフェースには、Camera Link・USB3 Vision・GigE Visionなど様々な規格が存在しますが、その中でも同軸ケーブル1本で、最大12.5Gbpsの高速デジタル伝送と電源供給を可能とする新しいデジタルインターフェースがCoaxPress(CXP)です。
CoaxPress(CXP)は2010年12⽉にリリースされた産業用画像処理規格で、Latency(遅延)の少ない高速データ伝送やトリガー、カメラ制御が可能です。
マシンビジョン・医療画像・ライフサイエンス・放送・防衛など、産業用画像アプリケーションにおける高速画像の世界をリードする標準規格となります。

CoaxPressの特徴
CoaxPressには、他のインターフェース規格には無い次のような特徴があります。
✓コスト効果の高い同軸ケーブルの使用
✓データ伝送・制御信号・電源供給を1本の同軸ケーブルで実現
✓高いデータ伝送速度
✓十分なケーブル長
✓固定Latency(Low Latency)
✓ホットプラグ対応
採用実績
CoaxPressが採用されている代表的なアプリケーションは以下の通りです。
✓画像処理装置 ✓交通モニタリングシステム
✓食品検査装置 ✓セキュリティ監視システム
✓ボトリング検査装置 ✓医療用画像処理装置
✓産業用ロボット制御機器 ✓外観検査装置
CoaxPress規格

Microchip社CoaxPress Solution
Microchip社では、CXP-1~CXP-12までの規格に準拠した様々な製品がリリースされています。
お客様が開発されるアプリケーションに最適なデバイスをご選定頂けます。

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