Phase Noise

発振器の波形をSpectrum Analyzerで見てみると右の図のような波形となっているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?

発振器の周波数 f0 (Carrier Frequency)が中心となり、f0からどの位の周波数がずれた時点での雑音電力が存在するかを表すのがPhase Noiseとなります。

右の図ではf0からf1離れた周波数での雑音電力とf0のPeak値のGainの差分に相当します。

右下の図はPhase Noiseを示したGraphになり、右上のf0とf1の周波数の差分の周波数でのPhase Noiseを示すPointが赤線の交点となります。

一般にPhase Noiseは、源振の周波数変動、温度変動、回路構成等の要因によって発生します。

Q値が大きければ、Phase Noiseも小さくすることができるが、PLL等で逓倍していく場合は逓倍数が大きくなればなる程、帯域幅を小さく取ることができないので、Phase Noiseに影響がでやすくなります。

また、Phase Noiseは単位としてdBcが使用されます。dBcのcはCarrier Frequencyの電力を意味していて、1Hz単位でのNoise電力との比率を意味します。

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