宇宙用FPGAの品質保証　～スクリーニング編～ - 半導体事業

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基礎 FPGA/CPLD/ASIC Microchip

宇宙用FPGAの品質保証～スクリーニング編～

スクリーニング

Microchip社の宇宙用FPGAは、品質のレベルによって3種類のスクリーニング・レベルがあります。
スクリーニング・レベルは下記の3種類があります。

・QML-V / EV Flow：最も高い品質レベル(JAXAの品質レベル Class1に適合)
　　(V-Flow) 　　　NASA DLAのQML認定では、QML-Vに分類される

　　　　　　　　　主に、有人宇宙船に使用されている

・Extended Flow：QML-V / EV Flowと同様のスクリーニング項目を実施するが、一部の試験を簡略化することで
　　(E-Flow)　　　VｰFlowよりもデバイス単価を低く設定した品質レベル(JAXAの品質レベル Class1に適合)
　　　　　　　　　NASA DLAのQML認定では、QML-Qに分類される
　　　　　　　　　主に、静止軌道の衛星や宇宙探査衛星に使用されている

・Mil-Std 883 Clas B：Extended Flowの試験項目、試験内容を簡略化しEｰFlowよりもデバイス単価を低く設定した

　　(B-Flow)　　　　品質レベル(JAXAの品質レベル Class2に適合)
　　　　　　 NASA DLAのQML認定では、QML-Qに分類される

主に、低軌道の衛星、運用期間が短い衛星、ロケット等に使用されている

表1が各スクリーニング・フローのスクリーニング項目です。