PoEとは

PoEはPower Over Ethernetの略で、LANケーブル(Ethernet)で電力(Power)を供給する技術です。(逆に電力線をLANケーブルとして使うPLCという技術もあります。)PoEを使うことで、電源アダプタを準備する必要なく、LANケーブルを接続するだけで機器を動かすことがでます。例えば、PoE対応の電話会議システムでは、LANケーブルを接続するだけで電源を供給することが可能です。

Microchip社のPoE製品「Midspan」

Microchip社はPoEの草創期から規格団体に参加し現在でも規格団体をリードしております。PoE IC(電力供給"PSE"C, 受電"PD"IC), PoE System(PoE Switch, Midspan)と幅広い製品を提供しており、全世界のお客様に採用されて、高いシェアを誇っています。

 

PoE Midspan製品を使用するメリットとしては、ACアダプターが不要となり、電源が取れない場所での電源供給も可能となります。既存のLAN環境にMidspanを挿入することで、簡単PoE環境を構築することができるため、高価なPoE対応Ethernet Switchを用意する必要はございません。

 

Microchip社のMidspan製品は、幅広い供給電力(30W, 65W, 95W)とポート数(1, 4, 6, 12, 24)をサポートしております。屋内用/屋外用/産業用/サージ機能付き、電源入力もDC or AC対応、インダストリアル温度範囲対応と様々な用途でご使用いただくことが可能です。  また、PoE非対応の機器に接続した場合には、自動的に検出し電力供給しない保護機能を持っています。

Midspan製品ラインナップ

製品シリーズ

供給電力

動作環境

ポート数

入力電源

PD35XX, PD65XX 15.4 W 屋内 1 /4 / 12 /24 AC
PD90XX 30 W 屋内 / 屋外 1 /4 / 6 / 12 /24 AC / DC
PD95XX 60 W 屋内 / 屋外 1 /6 / 12 /24 AC / DC
PD96XX 90 - 95 W 屋内 / 屋外 1 /6 / 12 /24 AC / DC

 

想定アプリケーション

IPフォン、IPカメラ、WLANアクセスポイント、シンクライアント、デジタルサイネージ、LED照明、キオスクなどの様々なPoE機器に接続可能です。

PoE 構成図

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Microchip PoE Midspan 製品紹介

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