ATWINC1510はMicrochip社が提供するWi-Fiモジュールです。
ここでは短期間で設計できるアンテナ内蔵タイプの「ATWINC1510」ついて解説します。
「ATWINC1510」の特長
このWi-Fiモジュールは以下の特長があります。
- IEEE802.11 b/g/nに対応
- 超低消費電力:TX172mA、RX70mA、Doze380μA
- SPIインタフェース
- 動作温度範囲:-40~85度
- システムソフトウェア拡張できる8MBフラッシュメモリ
- 超小型サイズ:21.72×14.73×2.11mm
- 電波認証済 日本、米国、カナダ、欧州、インドですぐに利用可能
- スタック内蔵のため、短期間で開発可能
- 動作電圧:2.7~3.3V
特に、SPI -to- Wi-Fi インタフェースを搭載し、プロトコルスタックも内蔵しているため、既存のマイコンへ最小限の負荷でWi-Fi機能を拡張することができます。
ユーザーの環境に合わせて選べる3つの開発環境
ATWINC1510には短期間で評価が行えるよう、以下の3つの開発環境が用意されています。いずれも、サンプルコードを利用してすぐに評価を行う事ができるようになっています。
1. PICマイコン対応 WINC1500 PICtail/PICtail Plus Daughter Board
もし、既存のアプリケーションでPICマイコンを利用している場合にはこのボードが最適です。
なぜなら、「PICtail/PICtail Plus」インタフェースに対応しているため、PICマイコン開発ボードに直接Daughter Board接続してすぐに評価を開始できます。
下記の図は、PIC18 EXPLORER BOARDにDaughter Boardを接続しています。
2. スターターキット「ATWINC1500-XSTK」
この開発ボードはWi-Fiモジュール「ATWINC1510」を評価するためのスターターキットです。
ATWINC1510の評価を開始するためのハードウェアが全て揃っています。
梱包物は以下の通りです。
- SAMD21 Xplained Pro(Arm® Cortex® -M0搭載)
- WINC1500 Xplained Pro Extension board(Wi-Fiモジュール搭載)
- I/O1 Xplained Pro Extension board(照度センサ、温度センサ、MicroSD搭載)
- Two USB Type A to Micro B Cables(1.5m)
統合開発環境「Atmel Studio」とサンプルコードを利用してすぐに開発を行うことができます。
3. ATWINC1500 Xplained Pro拡張ボード
Xplained Pro評価プラットフォームに対応した拡張ボードです。
すでにSAMD21 Xplained Pro評価ボードを利用している場合に拡張ボードを利用してすぐに評価を始めることができます。
統合開発環境「Atmel Studio」とサンプルコードを利用してすぐに開発を行うことができます。
アプリケーション例
- IoT アプリケーション
- スマート電化製品
- マルチメディア ストリーミング
- 安全とセキュリティ
- ホーム オートメーション
- 民生用電気機器
- 産業用オートメーション
製品概要
型 名 | ATWINC1510 |
特 長 |
|
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