mTouchとは、Microchip Technology社が提供する静電容量の変化を原理とするセンシングソリューションです。
ユーザが指を感知パットに近づけると静電容量が変化します。この変化をPICマイコンが検知し静電容量方式のタッチセンサを実現します。
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静電容量センサーを実現する際にはADCとソフトウェアを使用してmTouchを実装いたします。この機能はオープンソースでMicrochip Technology社のmTouchを利用するのにライセンス料は発生しません。
そのため、
- デザイン重視のスイッチを実現したい
- 防塵対応のスイッチを実現したい
- 防水性を高めたい
- 直感的な操作性を実現したい
- メンテナンス性を高めたい
- できるだけ低コストで実現したい
といったアプリケーションに最適です。
ここでは低コスト PICマイコン PIC16F1503とDM164137開発ボードについて解説します。
mTouchを簡単に開発できるDM164137開発ボード
DM164137開発ボードは低コスト 8bitマイコン PIC16F1503を開発することができる開発ボードです。DM164137開発ボードの基板上にはmTouchボタンが配線されており、簡単にタッチセンサを実現することができるようになっています。
その他にも、
- LED
- ポテンショメータ
- RN4020 Bluetooth Module Footprint
- mikroBus Heade
といったインターフェースが揃っており、PIC16F1503をすぐに評価できるようになっています。
3 ステップですぐにタッチセンサを実現する方法
PIC16F1503マイコンとDM164137開発ボードでは、大きく以下の3つのステップでタッチセンサを実現できます。
ステップ1. 機材を準備し、接続する
PIC16F1503マイコンとDM164137開発ボードは簡単に実装できるように設計されています。
ステップ2. 開発ソフトウェアを準備する
PIC16F1503マイコンの開発環境は全て無償で利用することができます。
Microchip Technology社のサイトからダウンロードして利用することができます統合開発環境 MPLAB X IDEをインストールします。
ステップ3. サンプルプログラムを参考にタッチセンサを評価する
mTouchのプログラム下記リンクの手順に従い実装することでタッチセンサを実現できます。
Curiosity Development Board Example
プログラムを走らせることでタッチセンサを評価することができます。
アプリケーション例
- 照明
- コーヒーメーカー
- 自動ドア
- 家電製品
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製品概要
型 名 | PIC16F1503 |
特 徴 |
|
型 名 | DM164137 |
特 徴 |
|
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