はじめに
こんにちは。 トット です。
前回頭領先輩とのやり取りの中で、デバイスによって使用できる PHY は違うのかな? という疑問が生まれたので調べてみました。
UniPHY と ALTMEMPHY をサポートしているデバイス
頭領先輩: 『 ALTMEMPHY は、UniPHY がリリースされる前の PHY だから、サポートしているデバイスの世代が古いんだよ』
* 上記の表の U は UniPHY、 A は ALTMEMPHY を示しています。
* 尚、上記の表は、External Memory Interface Handbook を参照しています。
私: 『確かに Arria® V の前の Arria® II GX ファミリーでは ALTMEMPHY のみのサポートとなってる!!』
この表から、各 FPGA デバイスファミリーがどのメモリーデバイスをサポートしているかも分かります。
私: 『頭領先輩は、なんですぐに Cyclone® V が UniPHY サポートのデバイスと分かったんですか?』
頭領先輩: 『Quartus® II の MegaWizard Plug - In Manager の IP 選択画面で、ALTMEMPHY がグレーアウトされているからだよ』
私: 『あ! ほんとだ! ツールで選択できる PHY、メモリーデバイスが制限される!』
External Memory Interface Handbook の表や Quartus® II の MegaWizard Plug - In Manager の IP 選択画面で PHY やメモリーデバイスのサポートを知ることができますが、メモリーインターフェースの性能を調べることのできるツールがあります。
それは、External Memory Interface Spec Estimator です。
External Memory Interface Spec Estimator
■ このツールは、アルテラのホームページにあります。
External Memory Interface Spec Estimator のページに行き、対象とするデバイスをチェックして、[Submit] ボタンをクリックします。
■ すると、External Memory Interface Spec Estimator が起動します。以下がこのツールの GUI です。
External Memory Interface Spec Estimator の使い方は次回!!お楽しみに。
今回のまとめ
- ALTMEMPHY は UniPHY がリリースされる前の PHY なので、使用できるデバイスの世代が古い。
- UniPHY サポートのデバイス、 ALTMEMPHY サポートのデバイスかは、 External Memory Interface Handbook の表や Quartus® II の MegaWizard Plug - In Manager の IP 選択画面で確認できる。
- メモリ・インタフェースの性能を調べることのできるツール(External Memory Interface Spec Estimator)がアルテラのホームページにある。