クラウドと繋がるIoT機器に求められるセキュリティー
IoT化が急速に進んでいる昨今、IoT機器のサイバーセキュリティーリスクも比例して増加傾向にあります。開発現場においても、機器をクラウドと接続する際のセキュリティー対策の検討が社内外から求められるケースが増えてきています。しかしながら、機器セキュリティー領域は専門性が高いことから、自社の機器において効果的な対策とは何か、どのように実施すれば良いのかを未だ確立できていない現状があるのではないでしょうか。
IoT機器をクラウドに接続する際の課題
IoT機器には、クラウドに接続する際に注意をしなくてはならない課題が大きく2つ存在します。
- 相互認証によるセキュアな通信をクラウドとの間に確立する手段の確保
- 相互認証に必要な各種電子証明書をIoT機器内に安全に保管・管理する手段の検討
解決策はInfineonのOPTIGA™ Trust M
- お使いのクラウドサービスに応じた電子証明書を、あらかじめ書き込む事が出来ます。
- 耐タンパ性の有るTrust Mに電子証明書を書き込む事で、セキュアにその証明書を保管する事が出来ます。
運用ケース例

OPTIGA™ Trust M の特徴
■ 開発環境は容易に入手可能
・GitHub上に各種ドキュメント、ホストCPU向け制御プログラムを用意
■ 認証局発行のクライアント証明書、クラウドサービス証明書、自己署名証明書などを、予めChip出荷時に書き込み可能
■AWS パートナーデバイスに認定済
■低消費電力モードを搭載
Hibernate時:0uAを実現
使用アプリケーション例
パブリッククラウドと連携するIoT機器に利用可能です。
- スマートロック
- スマートホーム(照明、エアコン、冷蔵庫、TV)
- エレベーター
- ネットワークカメラ
- 警報装置
- FA機器
- ロボット
- デジタルサイネージ機器
- ドローン
製品仕様
項目 | 仕様 |
動作保証温度範囲 | -40℃~105℃ |
データストレージ | 10kB |
暗号アルゴリズム | ECC、RSA、AES、SHA |
インターフェース | I2C |
パッケージ | USON-10 |
パッケージサイズ | 3 mm x 3mm |
お問い合わせ / お見積もり
本製品に関してご質問、見積もりの希望がありましたら以下より問い合わせください。
Infineon メーカー情報Topへ
Infineon メーカー情報Topページへ戻りたい方は、以下をクリックください。