Bluetooth Smartの開発に便利なCY8CKIT-042-BLE Pioneer Kit、CySmartという専用アプリがお勧め!

CySmartで、BLEペリフェラルの転送データを分析

CY8CKIT-042-BLE Pioneer Kitには、PCとの接続が可能なBLEホストドングル(CY5670 CySmart)が同梱されています。CY5670 CySmartには、CySmartというセントラル・エミュレーション・ツールが用意されており、PC上でBLEペリフェラルの転送データを分析できるという優れものです。

下の画面は、GATTプロファイル(Find Me)に設定したBLEペリフェラルの転送データを表示させたものです。
Find Meプロファイルは、アラームや振動、光などで、装置を探すために使用されるプロファイルです。

Article header cysmart画面  1
CySmart画面

ここで、装置を探していることを想定して、アラートレベルを変えてみましょう。
CySmartを使って、簡単にアラートレベルを変更できます。

Article header   229


無事、アラートレベルに合わせて、BLEペリフェラル側のLEDの点灯状態が変わることが確認できました。

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BLEペリフェラル側のプログラムはPSoC Creatorのサンプルをそのまま使用し、デバイスに書込んでいます。

Article header psocサンプル  2

改めてCY8CKIT-042-BLE Pioneer Kitをご紹介

Article header pioneer kit  1

サイプレス社が提供するCY8CKIT042BLEは、PSoC4をベースに容易にBLEの開発、評価が行えるキットです。

このキットには、BLE モジュール基板のCY8CKIT-142、CY5671、これら2つのBLE モジュール基板を接続するベースボード、そして、BLEホストドングル(CY5670 CySmart)が含まれており、PSoCの特徴である静電センサーやアナログ、デジタルのカスタマイズに対応することができます。
また、BLEホストドングル専用とiOS対応のアプリケーションも提供しておりますので、このキットをだけでBLEの評価ができます。


Article header pioneer kit構成  1
CY8CKIT-042-BLEに同梱されている4つの基板

CY8CKIT-142とCY5671の違いは?

CY8CKIT-042-BLEにはCY8CKIT-142とCY5671の2つの基板が用意されています。2つの違いは何だろうということで、簡単に違いをご説明します。

上の写真、中央上部にある赤い小さな基板がCY8CKIT-142 PSoC 4 BLE Moduleです。この基板にはCY8C4247LQI-BL483 BLE デバイスが搭載されています。
また、CY8CKIT-142の右にある黒い小さな基板がCY5671 PRoC BLE Moduleです。CYBL10563-56LQXI PRoC BLE デバイスが搭載されています。

2つのデバイスは共にARM Cortex-M0をコアに持ち、内蔵フラッシュ128KB、SRAM16KBとMCUとBLEの基本仕様は同じですが、アナログ機能に差異があります。CY8C4247LQI-BL483の方が機能リッチといったところでしょうか。

主な差異 CY8C4247LQI-BL483(赤い基板) CYBL10563-56LQXI(黒い基板)
Dedicated ADC SAR(12bit、1Msps) -
Continuous Time Block数 2 -
Dedicated Comparator数 2 -
Op Amp数 4 -
Universal Digital Block数 4 -

 

ということで、CySmartツールが便利だと思いましたので、今回 ご紹介させて頂きました。


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