25年以上も同じ基板を製造し続けている例もあります

ものコンは小回りが利いた手厚いサポートが強みです。コンサルタントは関東圏/関西圏に在籍しており、国内どこでもご支援可能です。どんな細かいことでも相談できる信頼関係を大切にしています。

全国各地のEMS（Electronics Manufacturing Services）パートナーと連携することで、各EMSの強みを活かした生産を可能にしています。

たとえば、効果的な治具作成も強みの一つ。製造業以外の方は聞きなれないかもしれませんが、製造現場では治具というオリジナル工具を製作します。

治具にはいろいろな目的の治具がありますが、電子機器の組み立て作業がしやすくなったり、誰が試験しても同じ操作が実現するなど、製造品質を安定させ、作業スピードをアップさせる効果などが期待できます。

当社ではお客様のご要求内容によって、どこの工場で、どんなものづくりをしたら良いか、効果的な治具作成の検討を含め最適な製造プロセスを実現するための提案をさせていただきます。

長期供給も強みの一つです。長いお付き合いをさせていただいているお客様においては、25年以上も同じ基板を製造し続けている例もあります。このようなケースでは多くのEOL（End of Life：生産中止）製品に対応する必要がありますが、単に在庫の確保に走るだけではなく、ピンコンパチで使用できる代替品を提案したり、生産終了後の残部材最小化も見据えて製造数を見直すなど、お客様にとって最適な生産計画を練っていきます。

BCP視点から見るサプライチェーンの見直し

コロナウイルスの世界的な流行が国内メーカーに大きな影響をもたらし、多くの企業が部品調達課題や生産活動の制約に直面しました。この状況により、一部の国内メーカーは安定した調達の確保が難しくなり、国内への生産拠点の移行を検討するようになりました。

サプライチェーンの再構築では、中国から日本への工場移管が急速に進んでいます。BCP（Business Continuity Plan）の観点から、当社でも中国から国内への工場移管を主導し、国内工場の立ち上げをおこなう活動もしています。これにより、サプライチェーンの安定性を確保し、顧客ニーズへの迅速かつ確実な対応が可能になりました。

OUT-OUTのビジネス構築も可能です

当社はグローバルに展開するサポート体制を整えています。国内だけでなく26か国92拠点の販売網も活用し、お客様のニーズに対応します。これにより、グローバル市場でのビジネス展開をスムーズに進めることができます。

たとえば、年間数十万台といった大量生産が必要なケースにおいて、当社では海外の製造パートナーと連携することで必要数と厳しいコスト要求に応じています。

さらに海外パートナーといっても製造のみではなく、開発のご提案や部品の代替提案など国内並みの技術支援もさせていただいています。その結果、お客様から高い評価をいただくとともに、製造パートナーともWIN-WINの関係を築けています。

国内の認定工場と同様に、海外認定工場においてもお客様の監査に応じることが可能です。経済、政治、税制等など各国のリスクにも精通しており、実装基板や完成品の海外調達をサポートできます。

半導体不足で悩める調達担当者様へ

当社は国内No.1の半導体商社という自負があります。最新の技術トレンドを常に追いかけ、お客様に最先端のソリューションを提供します。たとえば、INTELのFPGA、ルネサスのマイコンなど、業界をリードするメーカーの最先端技術を導入し、製品の性能向上や新しい機能の実現をサポートします。これにより、付加価値の高い製品を開発し、お客様のビジネスの成長を後押しします。

現在のものづくり現場において、半導体の調達能力は非常に重要です。たとえ一部品でも揃わなければ製品を完成させることはできません。

EOL情報もいち早く入手することで、他社が動けていないうちに調達に乗り出すことができます。市場から姿を消しつつある半導体についても、当社はメーカーと粘り強く交渉し、必要数を確保するように努めます。これにより、お客様の生産ラインが途切れることなく、安定した製品供給を維持できます。

プロジェクトの開始から量産化までに長い時間がかかることもしばしばあります。とある事例では、プロジェクト開始から量産までに5年以上の歳月を要し、当初使用予定だったICが開発途中で何点もEOLになるという事態になりました。

そのような事態に陥っても、営業・技術が一丸となり早急にリカバリーをおこないます。サプライヤーと交渉して生涯必要数の在庫を確保したり、ピンコンパチで置き換え可能なデバイスをリサーチして実際に使えるか検証実験をおこなったり、即座に動けることが何よりの強みです。