美容・健康機器のIoT化を簡単に実現!

美容・健康機器のIoT化が進む

近年、センサー機能や性能の向上で肌の年齢測定、保湿測定がセンサーを利用することで容易に行えるようになりました。

そのため、これまでにない新しいセンサー技術を取り入れて美容・健康機器を製品化したいという方もいるのではないでしょうか?

この記事では、美容機器・健康機器のIoT化に欠かせないテクノロジーと製品化する上で見逃せないポイントについて紹介します。

美容機器・健康機器のIoT化の一例

美容・健康機器の IoT 化に欠かせないテクノロジー

美容機器・健康機器において、最新技術が導入されるケースが増えています。たとえば最近では、以下のようなご相談をよくいただくようになりました。

  • 美顔器や電気シェーバーは濡れた手で使用する場面が多く、ワイヤレス給電を用いて充電機構に防水・防錆を実現したい。
  • 圧力センサーや脈波センサーを使用して肌状態/水分量等の検知機能をつけたい。
  • 化粧・美容液では、その日の個人の肌の状態・体調・天気や地域環境といった情報から最適なものをその場で提供したい。
  • スマホと連携してクラウドへ接続することで、自分だけの情報を得たい。
  • AI を活用して、日々のデータから美容や健康のための改善ポイントを提案したい。
このような要求に欠かせない主なテクノロジーは、以下の3つです。
 
1. データを収集するためのセンサー
2. データを外部機器へ転送するためのワイヤレス・デバイス
3. 取得したデータから傾向をつかみ、予測や提案などをおこなうための AI アルゴリズム

1. データを収集するためのセンサー

美容機器の一例

センサーは、光や音、湿度・温度、圧力、距離、加速度など、多種多様なデバイスがあります。各センサーの詳細や最新のセンサーについては以下をご参照ください。

センサーとは何か?電子化、IoT化のための基礎知識
IoT 機器向けのセンサーを種類別に紹介

2. データを外部機器へ転送するためのワイヤレス・デバイス

美容機器・健康機器で使用されるワイヤレス・デバイス

製品のIoT 化をする上で、センサーと並んで重要なテクノロジーは無線方式です。

Bluetooth、Wi-Fi、ZigBeeなど、無線方式もさまざまな種類がありますので、製品開発の現場でも、どの無線を採用するかは重要になります。

こちらの記事では、それぞれの無線規格の特徴を紹介していますので、併せてご参照ください。

IoT機器の通信はどれを選べばいいか?[出張版 APS実験室] 

3. 取得したデータから傾向をつかみ、予測や提案などをおこなうための AI アルゴリズム

AI アルゴリズム

美容機器においても、AIは非常に注目されています。

日々のデータを検知、蓄積するだけでなく、その情報をもとから美容や健康のための改善ポイントを提案したい、というようなご相談もいただくようになりました。
このようなときに役立つのがAIです。

マクニカが提供するAIソリューション 

製品開発をするうえで、こんなことでお困りではありませんか?

男性

美容・健康機器の製品アイデアはあるが、製品化の方法がわからない

男性

社内の開発リソースが足りない

女性
  • 専門家に製品の実現方法を相談したいが誰に相談すればいいのか?
男性

とりあえず、試作で動く物を作りたいが良い外注先がみつからない

女性
  • IoT、ワイヤレス給電など最新テクノロジーをどう実現していいのかわからない
男性

ソフトはわかるが電気設計がわからない

男性
  • 試作機 (PoC) といった製品の実現を見越した検証を行いたい

IoT化を進める上で、上記のような課題から、設計を外部に委託するケースも増えてきています。しかし、最新技術の導入は外注委託先の技術力の有無で思わぬ不具合に遭遇し、開発に時間がかかることがあります。

外注委託先の選定ミスが引き起こすリスク

美容機器などを委託開発で製品化した結果、委託先の選定ミスから失敗したケースをこれまでにたくさん見てきました。ここでは以下に失敗の原因となる大きな要因3つをとりあげました。

1. 機器に必要な品質基準を確保できずに失敗

美容・健康機器は人体への影響が大きい製品です。製品の用途によっては医療機器認証などの基準を満たす必要があります。

PoCや試作検討時から認証合格を視野にいれた設計が重要です。特に認証されない部品を採用した場合は再設計が必要になり、再設計にコストと時間がかかります。

2. 外注先に最新技術を開発するノウハウがない

最近の美容・健康機器では「ワイヤレス給電」、「IoT化」といった最新技術の搭載が増えています。

これらの最新技術は十分な評価と技術ノウハウがないと市場での不具合を引き起こし、顧客からのクレームの原因となります。
結果、顧客の信頼低下と補償問題を引き起こしかねません。

3. 量産時の部品を調達する能力がない

美容・健康機器では肌の状態を監視するCMOSセンサーや、機器をネットワーク接続するためのWi-Fi、Bluetooth部品などを搭載することも増えています。

これらの部品は試作では容易に調達することができますが、量産時に必要な数量を調達できないこともあります。
例えばCMOSセンサーは購入数量によって調達可否が決まるなどの問題があります。
量産時に部品調達可能か、コストに見合った調達ができなければ生産が滞ってしまいます。

ご相談ください

美容機器・健康機器の開発や試作機 (PoC) の制作を委託されたい方

マクニカでは「お客様のアイデアを“かたち”に」をコンセプトとして、あらゆる分野のIoT機器の開発と量産、またデータの解析や可視化ができるAIクラウドシステムの構築のお手伝いをいたします。

ハードウェア・ソフトウェア設計者向け

マクニカでは、センサー・マイコン・ワイヤレスにおいてさまざまなベンダーのデバイスを取り扱いしています。
さらにAIのソリューションもご提案させていただくこともできます。デバイス選定に悩まれている場合は、是非ご相談ください。

おすすめ記事/資料はこちら

ものづくりコンサルティングサービス

ものづくりコンサルティングサービス詳細は以下ボタンよりご参照ください