JANOG44 Meeting in Kobe [イベントレポート]

JANOG44 Meeting in Kobeにマクニカ、マクニカが出展しました。

本記事では出展者として参加してきた様子をご紹介します。

JANOG44 Meetingが神戸で開催!

JANOGとはJApan Network Operators' Groupの略で、 JANOG44 Meeting が2019年7月24日(水)〜26日(金)、兵庫県神戸市神戸国際展示場にて開催されました。今回のJANOG44のテーマは、「The One」。

 

なにかに初めて取り組んで「0を1にした」新規性 

今あるものを「1から作り直す」挑戦

その作り上げた「1を育てていく」ための継続性

そして全員が「1つになる」といった絆

 

そんな意味が込められたJANOG44に、マクニカは"あるテーマ"で出展しました。

展示ブースのテーマは、「光通信の"DIY"を全力でサポート!」

「光通信のネットワーク構築を ご自身で実施するお客様に、まさに"DIY"のための製品をOne stopでご提供する」という意味を込めて、主力製品の「FINISAR」、「MultiLane」、「Tibit」社製品を展示しました。

 

ネットワーク機器ベンダー純正の光モジュールではなく、それ以外の光モジュールをサードパーティーオプティクスと呼びます。近年のトレンドとしてトランシーバーモジュールの運用をシステムインテグレーターに任せるのではなく、サードパーティーオプティクスを活用して自らおこなう時代にシフトしてきています。FINISARは世界中の多くの機器ベンダーが純正品として採用するなど安心してお使いいただけるサードパーティーオプティクスであり、MultiLaneはFINISRなどの光モジュールベンダーが実際に開発をおこなう際に利用している測定器ベンダーです。今回はまさに「光通信の"DIY"」をお手伝いできる製品を、厳選してご紹介しました。

 

1日目にブース設営を完了させ、翌日2日目の9:30に、いよいよ開場!
開場してすぐは人がまばらでしたが、これから始まるぞという期待で説明員もワクワクしていました。

【FINISAR】 400G QSFP-DD / 200G QSFP56光トランシーバーとWaveAnalyzer

FINISAR社の最新製品である400G QSFP-DDと200G QSFP56の光トランシーバーモジュール、ポータブル光スペアナのWaveAnalyzerをご覧頂きました。
400G QSFP-DDモジュールをまじまじと見つめ、「モジュールの筐体がQSFPより長いんですね」と見入るお客様や、 Wave Analyzerの画面を触って使い勝手を確認したり、実際に手にもって重さを確認していただきました。また、実際に自社のネットワークインフラで発生している障害について、マクニカの技術担当者に具体的なアドバイスを求められる場面もありました。エンジニアの立場からどのような原因が推察できるか、お話をさせていただきました。

当日お配りした資料は、下記ページよりご請求いただけます。

【MultiLane】I2Cライブ診断測定モジュール

MultiLane社のI2Cライブ診断モジュールは、光モジュールの通信トラブルの際に通信状態のまま、I2Cの制御を可能にする測定モジュールです。お客様からは「スイッチに挿してリアルタイムの信号状況を確認できるのは、良いですね」というお言葉いただき、仕様や使い方を詳しく確認されるお客様もいらっしゃいました。
サードパーティーオプティクスを活用されるお客様は、障害が起きた際も自社で問題の切り分けをおこなうことになります。それに備えて、最低限の測定器を自社で揃えておくお客様が増えました。MultiLane社は必要最小限の機能を有した測定器を、安価に提供できるメーカーであり今後活躍の場が広がっていくと考えています。

【Tibit】世界初! 10G PON OLT機能内蔵 SFP+モジュール

Tibit社からは、OLT PON MACチップをSFP+モジュールに内蔵したSFP+ PON OLTモジュールを展示しました。何と言っても世界初のTibit社の圧倒的な技術力にお客様は驚愕されていました。既存のOLT装置でイメージされるのは、大型装置でポート数も多数あるシャーシ型のものでした。10GのPON通信の導入を検討しているお客様の中でも、地方の企業様ではユーザー数が限られており、わざわざ大型シャーシOLTを設置してPONネットワークを構成することは導入の障壁となっていました。Tibit SFP+ PON OLTモジュールでは、少数ポートから簡単に10G PON通信を始めたいというお客様に最適で、今回「これなら導入しやすい」というお声を多数いただきました。

当日お配りした資料は、ページ最後でご請求いただけます。

JANOG 4度目の参加で感じたこと

最初に出展したのはJANOG41でした。当時は製品メーカー名も無名でお客様からは「純正品を買っているので」とまだサードパーティーオプティクスの活用を受け入れてもらえませんでした。今回のJANOG44では、出展当初からご紹介しているFINISAR社をご存知のお客様も増え、また新しくMultiLane社やTibit社も併せた幅広い光通信製品をご紹介する中で、これまでになかった“導入検討を前提としたご質問”を数多くいただきました。サードパーティーオプティクスを使いこなすことが市場に浸透してきたんだと実感しました。

今回ブースでは、2019年9月4日に開催予定 「次世代データセンターネットワーク基盤構築セミナー」のご案内をし、お申込みをいただいた方にノベルティーのバッグをお渡ししました。FINISAR製品のイラストがちりばめられたトートバッグは、ポップな仕上がりで大好評でした。「あっ!QSFPモジュールが載っている!」「これFINISARのWave Analyzerだ!」と街で見かけて気づかれる方は、かなりのFINISARファンであること間違いなしです。バッグを機にお客様同志が盛り上がっていただけたら、なお嬉しいです。

神戸の銘菓が並ぶ、もぐもぐタイム

イベントで盛り上がりを見せたのがおやつタイムで、神戸の有名な銘菓が11時と3時の2回提供されました。鶯ボール、ゴーフル、モンロワールのチョコレートなど、その場で食べておいしさに驚き、出張帰りのお土産の参考にした方も多かったのではないでしょうか。

ロールケーキやプリンなども長蛇の列で、マクニカのメンバーも並んでゲットし、休憩時間にもぐもぐしていました。甘い匂いに誘われて、おやつタイムより少し早く並ぼうとすると、会場の管理者の方から「まだですよ!」と言われまして出直す場面もありました。とてもおいしくいただきました。

人脈の広がりが止まらない!懇親会

2日目の夜、ANAクラウンプラザホテル神戸で開催された懇親会は、多数の参加者で大変盛り上がりました。おいしいお酒と豪華な食事も提供され、FINISARのユーザー様をはじめ、システムインテグレーター様、メーカー様も含めて楽しいひと時を過ごすことができました。ごった返しの会場の中で、なかなかお目当ての方を見つけることができず、とても苦労しました・・・。

 

ただ、懇親会ではさらに近い距離でお話しでき、近況の確認や新しいビジネスのお話、お客様とアメリカ訪問や工場見学に行く話、などなど普段よりもさらに濃密なお話ができました。普段お会いできないような、上層部の方へご紹介いただいたり、お客様のお客様をご紹介いただいたりと、人脈の広がりがとまりませんでした!改めて貴重な場だと感じました。

次回は北海道! JANOG45 Meeting in Hokkaido

JANOG44のイベントの様子をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。他の展示会にはないざっくばらんに話せる雰囲気がJANOGならではで、その空気感が少しでも伝われば嬉しく思います。次回は北海道で開催される予定で、我々マクニカも参加予定です。次回も皆様にお会いできることを楽しみにしております。

当日お配りした資料のダウンロードはこちら

当日ブースでご紹介した資料は、以下の各ページよりダウンロードいただけます。

株式会社ブロードバンドタワー様 お客様導入事例

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)様 お客様導入事例

株式会社ドワンゴ様 お客様導入事例

株式会社KADOKAWA Connected様 お客様導入事例

お問い合わせ先