データセンターの“全光化”に向けてFinisarを採用

システムベンダー純正品の光トランシーバーから切替え

設備投資・運用コストの大幅削減とサービスレベル強化を実現

POINT

リニアチェーンで大規模環境でも“リアルタイムなシステム管理”を実現

  • ① 品質は落とさず設備投資コストを大幅削減、全光化と帯域拡大を加速
  • ② 豊富なラインナップから最適な製品を選択し、投資効果を最大化
  • ③ 在庫管理の簡素化による運用コストの大幅削減

データセンターのすべての通信を光化する “全光化プロジェクト”を始動

世界的なオープン化の流れの中、データセンターなどで運用されるネットワークインフラにおいて、オープンテクノロジーの採用が急速に広まっている。特に、電気信号と光信号を相互に変換し送受信する光トランシーバーでもその動きは顕著だ。ユーザー企業は従来の高額で限られたラインナップの中からしか選択できなかった束縛から解放され、自社のネットワーク環境に最適な製品を自由に選択することが可能になった。

それを実践しているのが、大手コンテンツサービスプロバイダの株式会社ドワンゴ(以下、ドワンゴ)である。国内でも類を見ない大容量のネットワークを構築し、ユーザーにストレスを感じさせないサービスを提供するため、2017年9月から新たに導入するサーバー・ネットワークインフラにおいて光トランシーバーの標準利用を進める“全光化プロジェクト”を始動。そのきっかけを作ったのが、マクニカが国内で提供する米FinisarCorporation製の光トランシーバー(以下、Finisar)の採用だった。

ドワンゴ 第二サービス開発本部 Dwango CloudService部 Network Service セクション マネージャーの東松 裕道氏は、その理由について次のように語る。「国内外の大手ネットワーク機器メーカーへのOEM 供給実績で圧倒的なシェアを持ち、その信頼性に裏付けられた高い品質にはかねてより注目していました。今回、当社がサードパーティの光トランシーバーを採用するにあたり、複数社の製品を厳しい目で比較・検討した結果、総合的な評価でFinisarを選択することになりました」

Finisar は1988年の創業以来、光通信市場向けに最先端のテクノロジーを提供し続けてきた、世界中で数多く選ばれている、光トランシーバーのリーディングカンパニーだ。システムベンダーのブランドで市場に供給されているためFinisarの社名はあまり認知されていないが、陰で世の中のあらゆる通信を支えている。

User Profile

株式会社ドワンゴ

URL

http://dwango.co.jp

「クリエイティブリーダーシップ」を標榜し、「テクノロジー」と「コンテンツ」の両面を進化させた新しい文化を創り出してきたネットワークエンターテインメントのパイオニア。1997 年の設立以来、日本最大級の動画サービス「niconico」をはじめ、モバイル向け音楽配信サービス、ゲームソフトおよびオンラインゲームの企画開発、「ニコニコ超会議」や「闘会議」、次世代ライブハウス「ニコファーレ」など、新たな価値の提供を続けている。