GitHub Universe 2023に参加してきました！

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2023年11月8日(水)、9日(木)の2日間にわたって、米国カリフォルニア州サンフランシスコ市街地にあるイエルパ・ブエナ芸術センター [Yerba Buena Center for the Arts]にて開催されたGitHub Universe 2023に参加してきました！
昨年度も同じ会場でしたが、サンフランシスコ近代美術館（SFMOMA）の一部やHyatt Regency San Franciscoにも展示スペースを広げていました。

このブログではGitHub Universeで発表された内容や、実際に会場の雰囲気、サンフランシスコで訪れた素晴らしいお店も合わせて紹介していきます。

GitHub Universe 2023の会場のイエルパ・ブエナ芸術センター

What is GitHub Universe？

2015年から続く年に1度米国で開催されるGitHub のカンファレンス
新たな目玉機能が発表されることが多く国内外から多くの人が集まる。

GitHub Universe 2023テーマ

AI ~ A new frontier in developer creativity.~
Security ~Proactive security, powered by AI.~
DevEx（開発者体験） ~Welcome to your flow state.~

中でもGitHub Copilot関連の情報がセッションの大半を占めていました。
いくつかEnterpriseユーザーに関連のあるトピックをピックアップします。

Keynote セッション会場

GitHub Copilot Chatが 12 月から一般公開！

GitHub Copilot はコーディングを実施するファイル内にてコード補完やコメントからソースコードを生成し開発支援の機能として有名ですよね。
Copilot X（GitHub Copilotの今後の機能ビジョン）として発表されていた機能の中でも、GitHub Copilot Chatはデベロッパー待望の機能の1つでした。
GitHub Copilot Chat を利用することでソースコードの説明やリファクタリング、ユニットテスト作成など機能が利用できるようになり開発効率を格段にあげました。
また12 月からの一般公開にあわせて、使用する AI モデルの変更、対応エディタの追加
等が発表されました。

既に多くのお客様で活用いただき、GitHub Copilotの利用を促進する事で効率の良い開発を進めていただいております。

新たなGitHub Copilot Enterprise のリリース

（2024 年 2 月からリリース予定）
現在GitHub Copilotは、ビジネス向けプラン(GitHub Copilot Business)と個人向けプラン（GitHub Copilot Individual）があります。これらの機能では、GitHub Copilot の基本機能とチャット機能、コマンドライン用の機能が利用可能です。
GitHub 社は、コーディング部分以外の開発ライフサイクル全体でもGitHub Copilot の利用による開発効率化を目指しています。GitHub Enterprise を用いることで、より開発効率を高め、かつセキュリティを高めることが出来るようになる機能が多く搭載されているプランです。

【Copilot Enterpriseの機能】

Copilot Businessで利用可能な機能
＋ドキュメント内の要約や検索
＋ Pull Request 内の要約
＋コードレビュー
＋ Copilot モデルの Fine-tuning

製造業のお客様から「自社独自のコードを学習し、提案してくれるようにできないか」といったご相談を頂いています。Copilot Enterpriseではこういった課題に対して解決できる可能性が高いです。

GitHub Advanced Security に AI (Copilot) power 搭載

現在、GitHub では GitHub Advanced Security というアプリケーションセキュリティ機能があります。主な機能はコードに含まれる脆弱性の検知（Code scanning (SAST 機能)）やシークレットの検知（Secret scanning (DAST機能)）ですが、これら機能に AI power が搭載されたことにより、ソースコード内のセキュリティリスクの修正方法が容易になる機能「Code scanning autofix」が登場しました。Code scanning autofix を用いることで、Code scanning (SAST 機能) で検知されたソースコード内のセキュリティリスクを AI が修正してくれます。

その他にも、Secret scanning にもAI powerが搭載され、これまでのGitHub Secret scanning パートナーのシークレット検出に加え、DBアクセスに必要となるパスワードなどの汎用的なパスワードの検知も可能になりました。

新たなCopilotのビジョン！？ GitHub Copilot Workspace

Keynoteの最後には、Copilot を用いた夢のようなビデオが流れました。

https://githubnext.com/projects/copilot-workspace/

GitHub上のリポジトリにプロジェクトに対し、Issueを書いて、Copilot workspace を動作させると、現状の分析と改善案をCopilotが洗い出し、改善に必要なステップを提示してくれ、その後、Copilotがコードの修正までしてくれる機能でした。改善ステップの提示時には、人間が指示を追加、修正することももちろん可能です。この機能はGitHub Nextとして開発中の機能やビジョンであるため、詳細は不明ですが、2024年2025年のGitHub Universeで新たなGitHub Copilotの機能が登場すること間違いなしです！待望の機能が多く登場したGitHub Universe 2023ですが、早くもGitHub Universe 2024が待ちきれません。