GitHub Universe 2022に参加してきました!

2015年から続いているGitHub Universeですが、オンサイトで開催されるのは実に3年ぶり!2022年11月9日(水)、10日(木)の2日間にわたって、米国カリフォルニア州サンフランシスコ市街地にあるイエルパ・ブエナ芸術センター [Yerba Buena Center for the Arts]にて開催されました。眠い目をこすりながらリモートで聴講してきたこの2年間を経て、久々に現地でのリアルイベントへ参加。パートナー向けイベントにも参加しまして、計4泊6日の滞在でした。

前回ブログはこちら

GitHub Universe 2022に参加してきました!

前回(2019年)のオンサイト開催に比べ、会場はコンパクトになったなという印象でした。日本からの参加は15名程度だったかと思います。今回はパウエルストリート駅近辺のホテルに滞在し、会場までは徒歩7,8分程度でした。近いっていいですね。

こちらの記事では、以下について書き連ねていこうと思います。

①GitHub Universe2022 まとめと会場の様子

Universeで発表された情報をいくつかピックアップしてご紹介します!

Codespaces普及の始まり?

こちらは、開発環境をGitHubが提供するクラウド上の環境でで作成するというものです。GitHub内で作成されるためRepositoryのcloneやpushも簡単に実施できます。こちらはクラウド環境を使用するため、時間に応じて料金が加算されていく、いわゆる従量課金制のシステムになります。

Universeでは個人アカウントに対して60時間/月の無料枠が付与される、との発表がありました。既に利用されているユーザーも少なくないとは思われますが、今後より一層エンジニア自体のCodespacesの利用が加速すると予想されます。企業としてもそういった人材を確保していくためには利用環境を整えていく必要が出てくるのではないかと思われます。

また、GPUがマシン設定で選択できるようになるとの発表もありました。こちらは機械学習で一時的に高スペックマシンが必要なシーンなどでの利用が考えられます。「試しに機械学習を回したいがGPUは高価だし、買ってまでやるモチベーションは無い。」という人でも簡単に実行できるのがCodespacesの強みです。

ガントチャートへの対応

Roadmapという機能で登録したタスクからガントチャートを作成できるようになります。これにより納期が視覚的に見えるため進捗の確認がとても楽になります。またあわせて既存のProjects機能を使用することでより効率よくタスクの管理が可能になると思います。

Projectsの機能はそもそもチームリーダーのような全体の進捗管理をする人だけでなく、開発担当のエンジニアも日々のタスク管理に使用できます。個人のリポジトリでももちろん使用できますので、日々のタスク管理が苦手な方はぜひご活用ください。

GitHub Next って何?

GitHubのエンジニアが機能の研究やプロトタイプの作成をしているチームのことです。GitHub Copilotもこのチームから実際の機能としてリリースされたものになります。Universeで発表された現在の取り組み内容の中で個人的に気になったところをあげると、“AI for Pull Requests”と“GitHub Blocks”があります。

“AI for Pull Requests”はIssue上でボットを呼び出すと、Issueタイトルや内容を確認して修正方法を提案してくれるというものです。実現すれば、簡単な修正に関してはもはやコードをエディターで開くまでもなく完了するので、より大きな機能開発に工数を割くことができます。

“GitHub Blocks”はREADMEファイルをよりグラフィカルに作成するものです。リポジトリのTrafficの状況を、グラフで表示することも可能です。また、ある程度のテンプレートブロックが提供されるようで、デザインや作りこみが苦手な方でも利用できそうです。

Actions ImporterでCIツールをGitHubへ統合

他のCIツールで使用しているWorkflowファイルから、Actions用のWorkflowファイルへ変換するものになります。GitHub CLIの拡張機能として提供され、コマンドラインベースで実行ができます。自動でマイグレーションが可能であるため、Actionsが便利なのは理解できるが移行が手間で乗り気ではなかったという方はこれを機にActionsへ移行されてはどうでしょうか?

GitHubならでは!?ライブコーディング

昨年度と同じくKeynote前のショーとして、”音楽をライブコーディング“していました。こちらは曲のテンポや楽器の種類などをパラメーター化して、数値をリアルタイムで変更しながらDJをするというものです。初めて見た際は私も何をしているのか一切分かりませんでした…。普通のDJではないあたりさすがだなと感じさせられました。

※左右の画面にてソースコードを編集している様子。

②円安、物価高、コロナ禍における海外出張について

ワクチン接種証明は余裕を持って申請を…

マイナンバーカードを持っていれば、新型コロナワクチン接種証明書アプリで証明書を取得することができ、アプリを起動すればいつでも表示できる状態になります。

マイナンバーカードを持っていない場合は、各自治体に証明書の発行申請を行う必要があります。

自治体にもよりますが申請から証明書原本入手まで3週間程度かかる場合もあります。ワクチン接種証明書が取得できずに渡航を断念せざるを得ないなんてことは避けたいですよね。そんな状況にならないためにも、渡航の可能性があるならば早めに準備を始めるに越したことはありません。かく言う私もとても焦った側の人間でした…身をもって知る、というやつです。

シャッター音が鳴らない??

私はiPhone 13 Pro(iOS15)を利用しています。サンフランシスコの空港到着後、あまりにも空がきれいだったので写真を撮ったところ、カメラのシャッター音が鳴りませんでした。何を条件にシャッター音が鳴らなくなったかは不明ですが、日本出発前との違いは、SIMを入れ替えたことと、ここが日本ではなくアメリカということ。これで講演中のスライド撮影も気兼ねなく行えるなと思いました。その後Uberで移動。本滞在中において5~6回Uber利用しましたが、テスラ―に乗る機会が多かったです。

円安の影響と物価高

初日の夜はホテル自室でお弁当を食しました。
ChickenのRice bowlです。
これいくらだと思います?

なんと\3,000。。。早速痛感しました、物価高。
とある夜はスポーツバーに出かけました。ものすごい数のタップがつながっております。これ全部クラフトビールです。円安の影響がありつつも日本で飲むよりも安いか同程度で、$7~10/pintでした。
NBAやカレッジバスケを見ながらいろんなスタイルのビールを楽しみました。
最終日はお土産購入しがてらギラデリスクエア内のMcCormick & Kuleto‘s Seafood &STEAKSにて夕食。メインは$25~$60でした。最終日でしたので豪華なシーフードを堪能しました。

オススメのお土産3選

  • Peet’s Coffee
    Peet’s Coffeeのコーヒー豆がオススメです。スーパーでも販売されておりますが、Peet’s Coffeeの店舗で直接購入するのがオススメです。豆のままでもいいですし、もちろん挽いてもらえます。
    挽き立ての香りから深みやコクを想像するだけで、幸せな気持ちになれます。今回は、店員さんオススメのMedium roastのNicaragua Las Hermanas$19.95/lb(ポンド)を購入しました。1ポンド=約450gなので、質の高いコーヒーをこの値段で味わえるのはお得です。
  • Trader Joe’s
    定番ではありますが、トレーダージョーズのエコバッグは人気ですよね。新しいデザインのものもありました。特にこの黄色いバッグ、なんと底のマチ部分にも牛乳パックのイラストが描かれております。普段人の目に触れないようなところも拘っているこのデザインはとても気に入っております。日常の買い物がさらに楽しくなりそうですよね。
  • クラフトビール
    持ち込める容量に限りはありますが、クラフトビール(缶)も日本の1/3程度の値段で購入できるので、こちらもオススメです。

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株式会社マクニカ  GitHub 担当

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