脳の処理能力と空間認識が劇的に進化~古賀琢麻選手が語る視覚認知能力トレーニングのリアルな効果~

体力・技術・精神力すべてが試されるモータースポーツの極限世界。
そのような環境で弊社が提供するニューロトラッカーによる視覚認知能力トレーニングにより、「視野」「判断力」「集中力」がどれほど進化するか、
米国のNASCAR現役ドライバーであり、2025年5月にNASCAR史上初、アジア人3位入賞を果たした古賀琢麻選手に、
3ヶ月にわたってトレーニングを実践していただき、そのトレーニングのリアルな効果をご自身の体験と共に語っていただきました。
古賀選手の体感したこと
体感1:“空間認識が広がった”=“ぶつからない感覚”
「周囲の車がどこにいるか、視野角が広がり、どう動くかが“自然と見える”ようになりました、競り合いにも負けなくなりました」
まず感じたのは、“スピードへの恐怖感の軽減”と“空間認識の拡張”でした。
レースでは時速300kmを超えるスピードの中、わずかな視野の違いが命取りになります。
経験豊富な選手であっても、スピードに対する恐怖心は完全には消えません。
ですが、トレーニングを始めてからは、過負荷の状況下でも周囲の車の位置や動きが自然と見えるようになり、視野が広がった感覚がありました。
その結果、競り合いの場面でも冷静に対応できるようになり、クラッシュのリスクも大きく減ったと感じています。
体感2:”処理速度が上がった”=脳内の“余裕”の増加
「頭が軽くなった。CPUをアップグレードしたような感じです」
トレーニングを始めて1ヶ月ほどで、視覚処理のスピードに変化を感じ始めました。
2ヶ月目には、頭の中に“余白”ができたような感覚があり、思考や判断に余裕が生まれていることを実感しています。
頭が軽くなったような感覚があり、まるでPCのCPUをアップグレードしたような処理速度の向上を感じました。
特に印象に残っているのは、5月に行われた過酷なレースです。
レース中は視界がクリアで、状況を冷静に判断することができました。
競っている車に後ろから押され、スピンしかけた場面でも、瞬間的にエンジンがストールしないようにクラッチを制御し、冷静にタイヤを傷めないように回避行動を取ることができました。
以前であれば、こうしたアクシデントに感情的になっていたかもしれませんが、今回は落ち着いて対応できたと思います。

体感3:”フレームレートが上がった”=見える世界の“粒度”の変化
「見えている景色が100分割から500分割になったような感覚です」
レースという高速の世界に身を置いていたため、普段は気づきにくいのですが、先日久しぶりにレーシングカートを運転した際に、その変化をはっきりと感じました。
コーナーのライン取りやブレーキングポイント、車両同士の距離感などが、以前よりも細かく、瞬時に認識できるようになっていて、
これまで2周かけていた感覚の調整が、1周で済むようになっていました。
また、一般の方が自動車を運転する際にも、周囲の状況をより細かく認識できることで、道路標識の見落としが減ったり、
飛び出しへの反応が速くなったりといった効果が期待できるのではないかと感じています。
体感4: ”深視力”が強化された感覚=空間の中に“目盛り”がついたような感覚
特徴は、動いている複数の対象を3D空間で同時に追跡する点にあると思います。
トレーニングでは、対象が前後・上下・左右の3次元方向に動くため、脳は常に「対象の位置とその動き」を立体的に把握しようとします。
この繰り返しによって、対象までの正確な距離感や奥行き感を捉える力、いわゆる深視力が鍛えられたと感じています。
空間の中に目盛りがついたような感覚があり、距離の把握がより正確になった実感があります。
トレーニングのルーティン化が鍵
古賀選手は、日本と北米を行き来する生活の中、どの国にいても毎朝8時にトレーニングを行っています。
「環境をできる限り一定にする」ことで、日々の状態変化を正確に感じ取れるようにしました。
最初はスコアを気にしていたものの、次第に数字よりも“継続すること”の重要性に気づきました。

「日常でもこんな変化が・・・」
古賀選手はレースから離れると、自身のビジネスについて考えることがあります。
様々な情報から頭の中でアイデアをめぐらしますが、それらの情報やアイデアが脳内で「フォルダ分け」されて処理できているような感覚があり、
セルフブレインストーミングでも「頭の中がスッキリし、判断が明確になった」と語ります。
総括-「脳を鍛えることで、すべてがクリアになる」
古賀選手は現在、レース前にもトレーニングを行うことをルーティンとして取り入れています。
たとえスコアが悪くても、その日のレースで集中力や空間把握に良い影響が出ていることを体感し始めました。
「頭がスッキリする“おまじない”のような感覚。トレーニング後は、パズルのピースがはまったように思考が整理されます」
まさに、脳を鍛える事で、視界も、思考も、感情も、全てが整うと言えるのではないでしょうか。
今後は、体感トレーニングと合わせて実施するなど、何かしら負荷を増やして実施したいとのことです。
視野、認識、処理能力──プロの世界で結果を出し続けるために、脳のトレーニングが新たな武器となる時代が、すでに始まっています。
まとめ
弊社の先進的なプロジェクトのひとつである、NASCARレーサー古賀選手への3か月間の視覚認知能力トレーニングにより、驚くべき成果が現れました。
ニューロトラッカーでは、3D空間上で識別・追跡するため、単なる「視覚のトレーニング」ではなく、「脳による立体追跡力」を育てる構造になっています。
結果として、下記のような効果が見えています。
・視覚だけでなく、空間判断・位置記憶・予測能力が総合的に強化される
・瞬時に「距離が近い」「迫ってきている」といった動的空間認知が可能になる
・瞬時に認知できる周囲の情報の粒度があがり、早い段階で対応することが可能になる
・奥行きを感じる力=深視力が日常にも、プロの現場にも活きる
“脳のトレーニングは、間違いなく常識になる”
古賀選手の実体験は、その未来を指し示しています。
NASCARオフィシャルWEBニュース
NASCARオフィシャルWEBニュースにて、古賀選手にNeuroTrackerに対してコメントいただいております。
お知らせ
今年のNASCARは、AbemaTVでも無料放送されます!毎週火曜日18時からなんと古賀選手の解説つきです。
今までご覧になったことがない方でもわかりやすい解説付きでさらに無料で楽しむことができます。ぜひご覧下さい!
URL:https://abema.tv/channels/motor-sport/slots/DjD18S2Z2VFEhD
古賀選手が参戦するNASCARレースのスケジュールは下記を参照ください。

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