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社長メッセージ

新しい時代に向け、事業を進化させる

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代表取締役社長 原 一将

デジタルテクノロジーの進化は、これまでのニーズをより高度に満たすだけではなく、全く新しいニーズが生まれる発想源となり、企業のビジネスモデルを変えていきます。そして新しい市場が生まれ、結果として暮らしや社会も大きく変わります。

例えば自動車業界では、IoT、AIによる自動走行の実現前夜であるとともに、高速で安定したクラウドサービスを利用した車両データの計測・解析や、スマートフォンのアプリケーションを利用したシェアリングサービスの提供も現実的になるなど、デジタルテクノロジーを利用した取り組みが盛んです。

近来、このような背景を受けてあらゆる産業のビジネスモデルは、「ものを作り、販売する」というものから「サービスとして提供する」というものに変わってきています。消費者の購買活動の変化により、これまでITとは縁遠かった産業も、デジタルにつながっていくのです。私たちは、これまでにない時代の転換期を体験することになるでしょう。

そうした社会の発展と、企業をつなげるためにマクニカができることは何か。
それは革新的なデジタルテクノロジーにいち早く触れ、精通すること。お客さまのニーズに合わせて必要なテクノロジーをつなぎ、スピーディーに提供すること。デジタルテクノロジーの活用によるトランスフォーメーションへの「道先案内人」としてお客さまに伴走することです。

マクニカは創業以来、世界中の最新テクノロジー・製品に独自の付加価値を与え、国内外のものづくりを支援してきました。国内で初の「技術商社」という新しい概念を作り、お客さまの潜在需要をも掘り起こして提案できる「デマンド・クリエーション型企業」として成長しました。

マクニカが成長し、お客さまに価値を提供するための大切な基盤は、高い技術提案力に加え独自の社風と社員の情熱にあります。マクニカは過去にとらわれない大胆な挑戦を奨励し、一人ひとりが主役となってビジネスの舵取りを担う、オープンでフラットなベンチャー精神を持っています。時代の転換期だからこそ、我々が持っているベンチャー精神が活きてきます。

デジタルテクノロジーは、お客さまの体験そのものを変えていきます。データビジネス、AIという利便性の高い技術が、常識を覆すようなUX(ユーザー体験)を与えるサービスを生み、社会を豊かにしていくシナリオが現実に向かっています。マクニカも、これまで提供してきた電子製品やネットワーク機器等の製品やネットワークの「もの」という枠組みを超え、サービスが最終的に提供されるエンドユーザーにまで視野を拡げていきます。そして、お客さまの事業の拡大やブランドを強化していくうえでの課題の解決や理想的なサービスモデルの創出を前提とした「こと(サービス)」の提案にもより一層力を入れていきます。

デジタルテクノロジーの革新は社会課題を解決する可能性をも秘めています。人と技術と経験をつないで、サービスを提供し、地球の持続的成長の課題も解決していくサービス・ソリューションカンパニーとなること。それがマクニカの描く将来像です。

未来の可能性を信じて挑戦し続け、道先案内人としてお客さまに伴走することで、マクニカはお客さまと共に新たな未来を切り拓いていきます。

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代表取締役社長 原 一将

副社長メッセージ

目線を変え、取り組み方を変える。

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代表取締役副社長 三好 哲暢

マクニカでは現在、環境の変化に合わせて事業をトランスフォームするための数々の取り組みがおこなわれています。

事業ポートフォリオの拡充

半導体、ネットワークを中心としたディストリビューション領域に加え、AI、IoT、自動走行ソリューション、インダストリアルロボットなどの、急増するニーズに対応し事業ポートフォリオを拡充しました。多様なテクノロジーをつなぎ、喫緊の課題に即応するとともに、サービスそのものに付加価値を提供できる基盤の構築を進めています。

エンドユーザーエクスペリエンスを重視したソリューション提案

例えば証券取引所のように、高い信頼性と高速性が求められるトレーディングシステムを構築するプロジェクトでは、高品位なサーバーに必要な半導体を選定してサーバー製造会社に納品することがこれまでの一般的な商社の役割でした。しかし近年は、お客さまが実現したいサービスや問題点を共に考察し、付加価値の高いソフトウェアを共同開発するなどの取り組みが欠かせなくなっています。したがって現在ではエンドユーザーに近い次元でのビジネスに力を注いでいます。

よいユーザーエクスペリエンスを実現するために、エンドユーザーに近い場所にタッチし利用者の目線に立つこと。そして、「何が課題なのか」「解決のために何をするべきか」を起点にビジネスを組立てていくことが、現在マクニカが強化している「ソリューション・サービス」です。ものありきではなく、プロジェクトのマネジメントを担う立場から、テクノロジーとインテリジェンスをつないで新しいアイディアを生み出し、お客さまの課題解決や、エンドユーザーの幸福を見つめたビジネス展開を推進していきます。

グローバル戦略のさらなる強化

海外事業はM&Aによる拠点拡大にさらに力を入れ、加速していきます。

海外といってもリージョンごとに社会やそれを取り巻く文化も違うため、テクノロジーに対するニーズが異なります。例えば高度な経済成長が続いたアジアの国々では半導体そのものに対する需要が比較的大きい一方、欧米では4K、8Kの映像品質が普及することに伴い、高度な画像処理を可能にする垂直統合型の技術提案が求められます。マクニカはリージョンごとの特性に合わせたマーケティング活動を実施し、進出直後から高い満足を得られるビジネスを推進することで、そのポジションを確固たるものにしていきます。

また技術開発の側面においては、世界に多数の開発拠点を設置することで、日本から派遣する技術者の数を増加傾向に導くなど、販売ネットワークだけではなく研究開発にもグローバルの力を積極的に取り入れていきます。

これらの他にいくつもの戦略的施策を同時に推進していますが、デジタルトランスフォーメーションを志向する企業の課題解決にフォーカスするため、マーケティング視点をより重視するという点、マクニカが培った価値を活かすという点で根底は共通しています。
事業ドメインをディストリビューションに加えソリューション・サービスに拡げることで、さらに独自の価値を提供していくマクニカに、どうぞご期待ください。

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代表取締役副社長 三好 哲暢

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