ブレインテックとは?

ブレインテックとは?

ブレインテックはその名の通り、Brain (脳)とTechnology (技術)をかけ合わせた造語です。脳神経科学とITを融合して脳の状態を解析することによって、脳の働きの物理的なメカニズムを明らかにし、判明したメカニズムを様々なアプリケーションやサービスに生かしていく活動・ビジネス領域のことを指します。

最近では少しずつ”ブレインテック”という言葉をメディアでも目にするようになってきました。

各国での研究

ブレインテックに関する研究は世界各地で進められています。

たとえばイスラエルではブレインテック スタートハブであるIsrael Brain Technologiesが設立され、またアメリカでもBrain Initiativeという研究プロジェクトが発足しています。同じく日本でも組織を発足し、研究や成果が発表されています。いまやアメリカやイスラエルのような脳科学先進国においては、ラボでの研究を越えてコンシューマー向けのサービスも出てくるなど、少しずつ、しかし確実に市民権を得はじめている領域です。

なぜ今、注目されているのか?

ではなぜ今になってこのブレインテックが盛り上がっているのでしょうか?
その背景には、エレクトロニクスの進化と機械学習の進化、そしてそれによる脳科学の発展があります。

以前は非常に高額で、複雑で、大きな計測機器を使わないといけませんでしたが、半導体の技術発展や計測技術の精度向上といったエレクトロニクスの進化によって脳科学が発展し、脳科学の発展がAIの進化に寄与し、進化したAIが脳科学に寄与するというスパイラルアップダイナミクスが働いていると言えるでしょう。

そして通信技術の発展に伴って脳科学の研究が進んだことさらには脳の複雑な信号を効率よく処理する機械学習の進化の3つの要素が融合することによって、以前よりもずっと簡便に脳情報にアクセスできるようになりました。

脳から得られる情報

脳からどのような情報が得られるのでしょうか?

脳からは人間の高度な認知状態を読み取ることが出来ます。
例えば運動意思や感覚体験、経験則に基づく判断、好き嫌いといった主観評価ではなかなかとることが難しいユーザーの無意識化に眠る深いインサイトを得ることが出来ます。

これらは非常に定性的なデータなため、今までは定量的に取得するのが難しかった領域ですがブレインテックにより、こういった複雑な人間情報を解析することができ、新たなビジネス領域の開拓につなげていくことが出来ます。

ブレインテックの活用

各分野でのブレインテックの活用

ブレインテックは人間が介在するすべての領域に適応することが出来ます。
下記に各業界での一例を示します。

・医療/ヘルスケア : 脳に関連する疾患の診断や予測また、投薬治療の効果を測定
・脳活動モニタリング: より普段の生活や仕事に取り入れやすくするために、違和感が少ないイヤホンタイプの脳波計の開発・リリース
・Brain Machine Interface(BMI) : いわゆる「脳と物」をつなぐ技術。人間の脳から意思を読み取って機械・ロボットを操作
・ニューロマーケティング : 脳活動から人の潜在意識を読み、広告の開発やその人ごとにパーソナライズされた製品開発への活用

このように、ブレインテックはいろいろな分野での活用がすでに始まっており、市場としての期待も膨らんでいます。
そして、2024年には5兆円の市場規模になるだろうと予測されています。

マクニカはブレインテックの産業応用をさらに広げ、製造業やエンタメなどといった幅広い分野で活用することを提案致します。

無料デモンストレーション

デモンストレーションのご案内

実際に脳波を測定してみませんか?
脳波をベースにした「熟練者の技能伝承」とは?人間の意識、判断を学習するAIとは?

不明なことが多いかと思いますので、まずは脳波を測定してどんなものかを体験してみませんか?
実際に測定後、今までの私たちの活動でのAI活用事例を交えながら、よりお客様の現場で脳波を使ったAIを活用していけるようにご提案から、実装、運用までサポートさせていただきます。

詳細はこちら

記事一覧

記事一覧

その他、ブレインテック関連記事ご興味ありましたらこちらからご覧ください。

詳細はこちら

資料ダウンロード

資料ダウンロード

カタログ、ホワイトペーパーなど本システムに関して詳細を記載しておりますので、詳細を知りたい方はこちらから資料をダウンロードしてください。

詳細はこちら

お問い合わせ

本記事に関してご質問がありましたら、以下より問い合わせください。

InnerEye メーカー情報Topへ

InnerEyeメーカー情報Topページへ戻りたい方は、以下をクリックください。