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日刊自動車新聞掲載記事:プロレーサーとAIのマクニカが協力~脳波測定し車両開発を支援~

※この記事は、株式会社日刊自動車新聞より掲載の許可をいただいております。

日刊自動車新聞 11月15日号掲載
プロレーサーとAIのマクニカが協力 脳波測定し車両開発を支援 運転感覚デジタル化 米国のレースでデータ取得
 https://www.netdenjd.com/articles/-/309583

記事全文は以下をご覧ください。

運転感覚デジタル化!米レースでデータ取得

愛知県出身のプロレーシングドライバー古賀琢麻選手と、AI(人工知能)などの最新技術を手掛けるマクニカが、モータースポーツを通じた車両開発支援に乗り出している。脳神経科学とITを融合して脳の状態を解析する「ブレインテック」を活用するもので、実車運転中の脳波を測定し解析。ドライバーの感覚をデジタル化し、走行性能や乗り心地など車両特性の開発を支援する。現在、古賀選手が参戦する米国のストックカーレース「ナスカー」で実証実験を行っており、過酷なレース環境下でデータ取得の信頼性や再現性などを高めている。

両者がブレインテックを活用するのは「人の運転はアナログで感覚的。脳波をデジタル化することで、例えばトヨタらしい乗り心地はどういうものなのかを見える化できる」(マクニカ担当者)と見ているためだ。
運転中の脳波を解析すれば集中力やストレス度合などがわかることから、車両特性の「味付け」を決める2つの判断基準として、自動車メーカーや部品やサプライヤーなどが利用できるようにする。

シールタイプの脳波計を装着してる様子

マクニカは古賀選手が出場するナスカーで実証実験を行っており、今年6月にはレース中の古賀選手の脳波を測定した。シールタイプの脳波計を装着し、強い振動や騒音、高温、急激な加減速などという過酷な環境下でも脳波が取れることを確認。「過酷なレース現場で脳波が取れれば、どんな状況でも取得できる」(同)ことを立証した。
取得した脳波データからは集中力を解析した。「イエローフラッグ中は集中力が高い状態を保っており、実際のレース振興と古賀選手の脳波から解析した集中力の変化がシンクロしている」(同)ことを突き止めた。
同社は、レースにリンクした脳波、集中力の変化が、自動車メーカーや部品サプライヤーの車両開発時に求められるでーやの信頼性や確からしさにつながると見ている。2時間のレースを通じて再現性も確認できているという。今後もナスカーを含めた他のカテゴリーも通じて、データ精度のさらなる向上を進めていく。
自動車メーカーや部品サプライヤーへのサービス展開は数年先になる見込みだが、脳波計測するセンサーを含めた解析サービスとして提供する方針だ。

古賀選手応援LP

NASCARレーサー古賀琢麻選手とのスポンサー契約を締結しました!

この度のスポンサードを通じ、自社の最先端テクノロジーの実証のため、脳波の実証実験を実施しました。 極限状態のドライバーの脳波を含む生体情報を収集し、集中度、ストレス等を分析し、事故防止、快適な走行を可能にする次世代モビリティ開発に活用できるようにします。


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