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エンタープライズブラウザの5つの誤解

エンタープライズブラウザは、企業が業務をセキュアにかつ効果的にするために使用しているまったく新しいアプローチです。しかし、一体何が全く新しいアプローチなのでしょうか。

そして、私たちはエンタープライズブラウザについて何を勘違いしているのでしょうか?真実を明らかにする時が来ました。

ここでは、エンタープライズブラウザに関する5つの最も一般的な誤解と、その背後に隠された真実を紹介致します。

エンタープライズブラウザの5つの誤解

1.エンタープライズブラウザはRemote Browser Isolation (RBI)の1つの機能に過ぎない

 誤りである

エンタープライズブラウザはRemote Browser Isolation (RBI)の1つの機能に過ぎない

エンタープライズブラウザは、悪意のあるコードの実行、フィッシングの試み、危険なファイルのダウンロードを保護するというRBIと同じ機能を有しますが、これはブラウザで実施します。つまり、ユーザーにとってはストレスなく、組織にとってはシンプルな構成で実現することができます。また、Webアクティビティの一部のみを分離するRBIとは異なり、エンタープライズブラウザは定義上、すべてのWebアクティビティを保護します。

Key Point:Islandのエンタープライズブラウザは、RBI導入に比べて低コストかつシンプルな構成で、すべてのウェブベースの作業を根本的に安全に保ちます。

2.エンタープライズブラウザはただのWebセキュリティの機能の1つに過ぎない

 誤りである

エンタープライズブラウザはただのWebセキュリティの機能の1つに過ぎない

エンタープライズブラウザはWebアプリケーションとそのデータの両端でのセキュリティを提供しますが、それだけではありません。ブラウザのプレゼンテーション層内で操作することで、画面キャプチャ、コピー/ペースト、ダウンロード/アップロード制御、機密データの漏洩防止など、きめ細かな 「ラストワンマイル」 制御を提供します。しかし、それだけではなく、以前から存在している古いWebアプリに多要素認証(MFA)を追加したり、ミッションクリティカルなワークフローに追加の承認ステップを配置したりするなど、ロボティックプロセスオートメーション (RPA) を使用してあらゆるWebアプリを強化します。また、すべてのデータはSIEMに直接送られ、詳細な可視性とフォレンジック分析が可能となります。

Key Point:Islandのエンタープライズブラウザは、ネットワークやコンテンツレイヤーを超えて、レンダリング時にWebアプリを検査したり制御する、従来とは全く異なるセキュリティアプローチを採用しており、他のセキュリティツールをはるかに超える様々な可能性を提供致します。

3.エンタープライズブラウザはポリシーを適用するために管理対象デバイスが必要である

 誤りである

エンタープライズブラウザはポリシーを適用するために管理対象デバイスが必要である

エンタープライズブラウザは、管理されているかどうかにかかわらず、あらゆるデバイス上のWebアプリとコンテンツへのアクセスを保護します。実行しているデバイスの状態を把握し、それに応じたポリシーを適用します。たとえば、エンタープライズブラウザでは、データの漏洩を防ぐために、管理されていないデバイスからのファイルのダウンロードをブラウザ内の安全なストレージにリダイレクトさせることができます。多くの組織では、外部委託業者やBYODユーザーに安全なWebアクセスを提供するために、より複雑なVDIやDaaSの実装に代わり、エンタープライズブラウザが使用されています。管理されていないデバイスで実行されている場合でも、管理されているデバイスで実行されている場合でも、エンタープライズブラウザの機能はそのまま提供されます。

Key Point:Islandのエンタープライズブラウザは、インストールされている場所に関係なく、VDIやDaaSよりもはるかにシンプルに、Webアプリとコンテンツへのアクセスを保護します。

4.エンタープライズブラウザは従来のセキュアブラウザと同じである

 誤りである

エンタープライズブラウザは従来のセキュアブラウザと同じである

エンタープライズブラウザはウェブアプリへの安全なアクセスを設計段階から提供していますが、ユーザーが既に知っていて愛用している使い慣れたブラウザと同じChromiumベースで構築されています。ポリシーはコンテキスト(適用する場面や状況)に対応しているため、機密データの安全性を維持するセキュリティ制御や、エンタープライズアプリの保護は、必要な場所にのみ適用されます。単一目的のセキュアブラウザ製品とは異なり、エンタープライズブラウザはすべてのウェブアクセスのデフォルトのブラウザとして使用されることが多くあります。

Key Point:Islandのエンタープライズブラウザは、企業のセキュリティと管理ポリシーを粒度の細かい強制エンジンと組み合わせているため、重要なアプリとデータは常にブラウザの速度やユーザーエクスペリエンスを犠牲にすることなく保護されます。

5.既存のブラウザは既にエンタープライズに必要な機能を備えている

 誤りである

既存のブラウザは既にエンタープライズに必要な機能を備えている

Google ChromeやMicrosoft Edgeのように一般的にご利用されているブラウザが提供するエンタープライズ向けの機能は、かなり制限されており、表面的な機能のみです。たとえば、提供されるコントロールはデバイスレベルでのみ適用されるため、ポリシーは定義上すべてのWebアプリに適用され、細かいポリシーを適用する余地はありません。また、ポリシー管理を調整するためのデバイスポスチャの評価や、Webアプリの機能を強化するためのブラウザベースのRPAの挿入など、ほとんどの重要なエンタープライズ機能が完全に欠落しています。

Key Point:既存のブラウザには、企業の幅広いニーズに対応するように設計されていない、少数の限られた、表面レベルのエンタープライズ機能があります。しかし、Islandのエンタープライズブラウザは、ブラウザのすべての動作に対する包括的な制御、可視性、およびガバナンスを提供し、以前は想像もできなかったレベルのセキュリティを提供します。

結論

エンタープライズブラウザを長年見てきたおなじみのソリューションと混同するのは、一見簡単かもしれません。しかし、さらに深く掘り下げて、エンタープライズブラウザが提供するものを理解すれば、真実が明らかになり、多くが誤解であることが分かります-Islandはエンタープライズソリューションの概念を変える力があります。

筆者:Tad Johnson / Product Marketing Manager

Tad JohnsonはIslandの Product Marketing Manager で、2022年に入社しました。以前は Appleエンタープライズマネジメントの主要なプラットフォームを構築して いるJamfでプロダクトマーケティングとプロダクトマネジメントグループを率いていました。

引用元

「 The 5 Myths of the Enterprise Browser 」
https://www.island.io/blog/the-5-myths-of-the-enterprise-browser

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