深い知見を活かして、社会に貢献する

Interview05

檜垣 晴朗

2018年新卒入社 技術職(セキュリティ・ネットワーク)
ネットワークス カンパニー第1技術統括部
第2技術部

Chapter1 見えない敵から、企業の機密情報を守る

エンジニアとしての知見を活かし、当社が取り扱っている最先端のネットワーク・セキュリティ製品の技術的価値をお客様に理解して頂くのが私の仕事です。具体的にはネットワーク・セキュリティ製品の新規提案や技術的な問い合わせの対応、我々の提供する製品をご使用いただいているお客様への製品活用方法のレクチャー等、幅広く業務を行っております。そのため、エンジニアでありながらお客様と接する機会が多く、営業担当者と一緒にお客様を訪問する仕事が6割、製品のテクニカルサポートや検証といったエンジニア的な仕事が4割という割合です。

皆さんもテレビのニュースなどで見たことがあると思いますが、企業のネットワークがサイバー攻撃を受けると、情報漏洩や生産停止などの大きな被害につながります。それを未然に防ぐのが、私のミッションです。特に大企業の場合、被害の影響が1社だけにとどまらず、日本経済全体へ波及することにもなりかねません。国内で大きな影響力を持つ大企業の機密情報を、見えない外敵から守るという社会的責任の重たい仕事をしていると自負しており、「日本社会に大きく貢献している」という誇りを持って仕事に取り組んでいます。お客様先に訪問する際も、部課長クラスの方々へ提案させていただくことも多く、時には役員の方にプレゼンテーションをすることもあります。気後れする時もありますが、お客様をサイバー攻撃から守るという自分のミッションを全うするため、強い気持ちをもって取り組んでいます。

Chapter2 生きた教材から学び、スペシャリストを目指す

日々の仕事で感じているのは、日本にはセキュリティに対する認識が甘いお客様がまだまだ多いということ。セキュリティに対して関心が深いお客様ももちろんいらっしゃいますが、あまり情報漏洩のリスクにピンと来ていないようなお客様もたくさんいらっしゃいます。だからこそ、様々な情報漏洩を防ぐセキュリティ製品を広く普及させることが、今後の日本では絶対に必要なのです。「日本で一番」と言われるほど専門知識を身に付け、より多くの企業にその重要性を説き、1社でも多くの企業に導入してもらうことで、日本のセキュリティに大きく貢献したいと考えています。

技術的な知識を増やし、提案力を磨き、自分自身を成長させていかなければならない中でマクニカには「最高の学べる環境」があります。その理由の一つとして、さまざまな分野の専門家が多数在籍していることが挙げられます。わからないことを質問すれば、親身になって本にも載っていないような専門知識を教えてもらえます。まさに、生きた教材ですね。

また、社内全体に学びの文化が根付いていることも、マクニカの強みです。私の業務に密接にかかわる範囲では、月に1回程度「セキュリティ・ナイト」という自主学習会が開催されています。実際に国内で被害を出しているマルウェアの解析結果や社内のエンジニアが最近実施した技術的な検証などを社内に共有する勉強会です。ここで出てくる情報は最新のトレンドやお客様もまだ知らない内容になるので、お客様を訪問した際にこういった情報を提供するとお客様に大変喜ばれ、感謝されます。発表者も聴講者も原則自由参加の勉強会ですが、毎回20〜30人は出席していて、私も時間が許す限り出席するようにしています。周囲は学ぶことに意欲的な人ばかり。「私も負けていられない」という思いで勉強を頑張っています。

Chapter3 しっかりと根付く、チャレンジする精神

マクニカに入社して自分が一番変わったのは「意識」だと思います。私はどちらかと言えば保守的な性格で、物事を慎重に進めるタイプでしたが、入社してからは「何事にもチャレンジしてみよう」とポジティブな気持ちを持つようになりました。マクニカには権限委譲の文化が根付いていて、年次が浅くても「こんな仕事を私に任せてもらえるのか」と思うほど、とにかくレベルの高い仕事をどんどん任せてもらえたことが大きく影響しているのだと思います。

入社4年目に、大手部品メーカーに納めたセキュリティ製品で運用上の問題が起き、社内の全ての端末のセキュリティ監視が停止になるかもしれないというトラブルが発生したことがあります。お客様側もこのトラブルに対し大きな危機感を持っておられ、私自身にとっても非常に難しい案件でしたが、この時はお客様と仕入先メーカーの間に立ち、優先順位の高い端末から救うという共通のゴールを設定。結果、お客様が想定していたものよりも遥かに少ない被害で済ませることができ、お客様から感謝の言葉をかけてもらうことができました。

もちろん、今回のトラブルの件については当社が提供した製品で起きた事象であり、お客様に多大なるご迷惑をおかけしたことは真摯に受け止め、今後同様なことが起こらないように手を打っていかなければなりません。しかしながら、多くのお客様に製品を提供している以上、少なからずトラブルは発生することがあります。こういったことからも逃げずに目の前のお客様に向き合い、大きなトラブルをいち早く解消することも我々の仕事なので、どんな難題にも立ち向かうマインドを大事にしたいと思います。

大きな仕事を任せてもらった時、「不安やプレッシャーがない」と言ったら嘘になります。それでもチャレンジできるのは、上司や先輩、同僚が万が一の時に備えてフォロー体制を作ってくれているからです。私ひとりではなく、チームメンバー同士で協力し合える環境があるからこそ、思い切ってぶつかっていくことができます。もちろん、安易に周囲に頼るようなことは考えていません。「任せてもらった以上は何がなんでもやり切る」という強い気持ちと責任感を忘れずに仕事に臨んでいます。

今後の目標・抱負

次の目標は管理職になることです。目指すきっかけとなったのは、入社早々に出会った上司の存在。部下の能力や目標に対するモチベーションを引き出す力、チームを一つにまとめる力が高く、「私もこんな風に仕事のできる人になりたい」と憧れを抱き、「いつかは自分もそんな管理職になりたい」と考えるようになりました。入社4年目には、新入社員の教育方針を決める組織のメンバーに選ばれ、若手の立場から積極的に発言をしています。これも理想とする管理職になるための大切なステップだと考えています。通常業務に加え、後輩の育成にも関わることで、管理職に求められる能力を磨き、もっと会社に貢献できる人材になりたいと考えています。

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