人を巻き込む力で、ビジネスを成し遂げる

Interview02

高瀬 日菜

2020年新卒入社 営業職(セキュリティ・ネットワーク)
ネットワークス カンパニー第4営業統括部第2営業部

Chapter1 モノを売るだけが、商社の仕事ではない

就職活動時、グローバルに活躍したいと思っていた私は、希望の業界を商社に絞り、選考を受けていました。面接のためいくつかの会社を訪問しましたが、その中で最も雰囲気が良かったのがマクニカで、「絶対にここで働きたい!」と思いました。一番の決め手となったのがやはり「人」。マクニカの社員は一人ひとりが明るく本当に温かいのです。オフィスですれ違った社員のみなさんが、就活生の私に対して「いらっしゃいませ!」、「面接頑張って!」と声をかけてくれ、一人の人間として温かく迎え入れてもらえているのだと感じました。

念願叶って営業としてマクニカへの入社が決まりました。入社後1年目はIoTセキュリティ商材を担当しましたが、その後1年も経たずにファイルを共有・一元管理するアプリケーション商材の担当に変更になりました。新しいチームに配属となり、そこで出会った営業の先輩が私の今の営業スタイルに大きな影響を与えてくれました。「顧客ファースト」が口癖の方で「お客様にとって本当に必要なことは何かを徹底的に考えることが重要」とアドバイスを貰いました。それまでの私は、製品を買っていただくことばかりを考え必死に営業をしていましたが、考え方を180度変えて、お客様の課題を解決するために何ができるのかを第一に考えるようになったのです。

私の担当する製品が売れなくても、お客様の相談にはできる限り耳を傾け、自分が取り扱う製品以外の製品を提案することもありました。そんな活動を続けていくうちに「高瀬さんに相談にのってもらって良かった」、「困ったことがあったら、まずは高瀬さんに相談します」と言ってくださるお客様が増えていきました。こういった「顧客ファースト」の活動を徹底して行ったことで、お客様からの信頼を獲得し、お客様の今の状況や抱えている課題について教えていただけるようになり、結果的に私の担当する製品を提案する機会も増えました。モノを売るだけが全てではない。商社のビジネスの醍醐味を実感しています。

Chapter2 やりたいことを、やりたいと発信する

入社2年目からはファイルを共有・一元管理するアプリケーション商材の営業に加え、メールでの情報のやり取りの際、添付ファイルをZipファイルではなく、自動的にクラウドへ保存してセキュリティ性を高める新商材のプロダクト・マネージャー(PM)を担当しています。PMとは特定の仕入先メーカーの製品に関する責任者。その製品が売れるかどうかはPMにかかっていると言っても過言ではない重要なポジションです。仕入先メーカーとの関係構築、販売目標の立案、販売代理店の選定、社内メンバーへの状況報告、販売シナリオの作成、マーケティングなど、PMの仕事は多岐にわたりますが、本当にやりがいのある仕事です。

そもそもなぜ年次の浅い私がPMを担当することになったのかというと、「PMをやりたい」という私の熱意が上司に伝わったからです。マクニカで新しい取引先の商材を扱うことが決定し、PMを募集することになった時、真っ先に手を挙げたのが私でした。もともとPMの仕事に興味があり、ことあるごとに「いつかはやってみたい」という話をずっと上司にしていました。上司は私の仕事に取り組む姿勢を評価してくれていて、私が手を挙げたら任せようと考えていたそうです。マクニカは私が想像していた以上に、社員一人ひとりをよく見てくれていて、権限委譲の文化が進んでいると感じます。

また、権限移譲以外でマクニカの好きな社風は風通しの良いところ。直属の上司はもちろん、会社の上層部の方もしっかりと私たちの意見に耳を傾けてくれます。この風通しの良さが、仕事へのモチベーションにも繋がります。今では「こうした方が良いのではないか」とか「こんな仕事をしてみたい」とか、思ったことは遠慮せずに口にするように心掛けています。夢を語り、それを実現するチャンスがある会社なので、これからもどんどん夢を語っていきたいと思っています。

Chapter3 チームの仲間と、達成感を分かち合う

私がマクニカに入社して最も身に付いたのが「人を巻き込む力」です。何か問題が起きた時、学生の頃は自分一人で抱えて、解決しようとするタイプでした。マクニカの仕事は独力で進められるほど簡単なものではなく、その方法では限界があることを知り、周囲の方々を巻き込み、チームで仕事をしていくことの大切さを学びました。マクニカで仕事のできる先輩は、総じて人を巻き込むのが上手な方ばかりです。「巻き込む力=ビジネスセンス」だと感じています。

私が人を巻き込む力の大切さを実感したのは、とある大手企業から1年かけてビジネスの成約を獲得することができた時です。この案件のビジネスパートナーとなる販売代理店はそれまでマクニカと取引の無い会社であったため、代理店契約の締結から行う必要がありましたし、私の取り扱うサービスをお客様に採用いただくためには多くの技術的な検証が必要で、到底私一人でこの案件を進めていくことはできませんでした。そのため、契約関連のことは上司に、技術的なことはSEに、先方との交渉のことは担当営業に、それぞれ相談しながら進めました。みなさん年長者でしたが、「成約を勝ち取るために協力をしてほしい」と目的を説明すると快く力を貸してくれ、結果成約という大きな成果を掴みました。チームのみんなのおかげでやり切ったという達成感が強く、「みんなで喜びを分かち合えるということは、なんて素晴らしいことなのだろう」と感激した日を今でもはっきりと覚えています。

この案件を通じて、人を巻き込む力の大切さが実感できましたし、PMとして一段階成長することができたのではないかと思っています。また、同時に良いアイデアが思い浮かばない時などは、積極的にいろいろな方へ相談するようにもなりました。

今後の目標・抱負

目標は二つあります。一つは、PMとして今担当している製品のビジネスをもっと大きくすること。マクニカ社内だけでなく、仕入先メーカーからの期待の大きさもひしひしと感じています。今よりさらに人を巻き込む範囲を増やし、チームの力をより強くすることで、成果に繋げていきたいですね。もう一つの目標は、海外進出です。もともとグローバルに活躍できる人材になりたいと思っていたので、今後は海外のクライアントを相手にしたビジネスにも手を広げていきたいです。

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