マクニカ、国内初、Vectra AI監視サービスの提供を開始~NDR・EDRを24時間365日監視し、セキュリティ運用課題と人材不足を解消~

 半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス・ソリューションプロバイダーの株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、Vectra AI, Inc.(本社:米国サンノゼ、CEO:Hitesh Sheth、以下ベクトラ)のNetwork Detection and Response(以下NDR)ソリューションであるVectra AIを監視・分析する独自の「Vectra AI監視サービス」の提供を国内で初めて*開始したことを発表いたします。

1.背景
 昨今のテレワークの浸透と共に、ゼロトラストの考え方が広く知られ、境界防御によるセキュリティ対策の限界が認知されています。企業内部に侵入/潜伏する脅威に対するエンドポイント(端末)対策として、Endpoint Detection and Response (以下EDR)を導入する企業も増加していますが、ランサムウェアを始めとしたサイバー攻撃によるセキュリティインシデントの報告は後を絶ちません。その原因の1つに、EDRが導入できないネットワーク機器などの存在が挙げられます。ネットワーク上に侵入/潜伏する脅威への対策として有効となるのがNDRです。NDRは、ネットワークにおける通信の振る舞いを分析することで、①脅威の侵入②内部での横展開③情報の持ち出しといった全ての攻撃フェーズにおいて監視が可能となるソリューションです。
 NDRとEDRを組み合わせることで企業内部に侵入/潜伏する脅威への対策が強固となる一方で、導入においては「セキュリティ知見のある人材の不足」「大量のアラート対応での運用負荷」「24時間監視体制が作れない」などの課題が残るケースもあり、企業内で運用を完結させることは容易ではありません。

2.サービスの概要
 そこでこの度マクニカでは、このような課題を解決するために、NDRソリューションであるVectra AIを監視・分析する独自の「Vectra AI監視サービス」の提供を開始します。本サービスは、Vectra AIが発する検知(アラート)に対して、セキュリティ分析に優れたアナリストによる脅威の分析・お客様に対する対応・対策のご報告を、24時間365日でご提供します。また、EDRを始めとする他セキュリティ製品のアラートやログを含めた調査を実施することにより、統合的なセキュリティ監視サービスを提供します。本サービスによって、NDRの知見やリソース不足などで導入に踏み切れなかったお客様も、安心してVectra AIを導入いただけます。

3.サービスの特徴
・製品サポートから運用まで一貫した支援
製品サポートから運用監視までを、Vectra AIの国内一次代理店であるマクニカが、関係会社であるS&J株式会社を含めたマクニカグループで一貫して支援することで、お客様のお問い合わせフローの煩雑化を防ぎ、包括的なサポートを実現します。
・24時間365日監視
セキュリティ分析に優れたアナリストが、Vectra AIのインシデント重要度判断をベースに24時間365日対応を実施します。そのため、お客様の運用負荷低減に加えて、専門性の高い運用監視体制をご利用いただけます。
・EDRを含めた統合監視
Vectra AIでは、マクニカで取り扱うCrowdStrikeやTrellixなどのEDR各製品と連携が可能なため、NDRによるネットワークベースの検知からEDRによる端末側の分析まで、一貫してサービス提供可能です。これにより、セキュリティレベルの向上と運用の効率化の双方に寄与します。

【サービス利用イメージ】

 本発表にあたり、S&J株式会社 代表取締役社長 三輪 信雄氏は次のように述べています。
 「S&J株式会社は、この度の Vectra AI 監視サービスのリリースを心より歓迎いたします。Vectra AI は、ネットワークにおける通信の振る舞いを分析することで、脅威の侵入・内部での横展開・情報の持ち出しの全ての攻撃フェーズにおいて監視が可能となる NDR ソリューションです。EDR を始めとする他セキュリティ製品を組み合わせることで、企業内部の脅威への対策が強固となる一方、導入においては「セキュリティ知見のある人材の不足」「大量のアラート対応での運用負荷」「24 時間監視体制が作れない」などの課題が残るケースもあり、企業内で運用を完結させることは容易ではありません。本サービスでは、Vectra AIが発する検知(アラート)に対して、経験豊富なセキュリティアナリストによる脅威の分析・お客様に対する対応・対策のご報告を、24時間365日でご提供することで、お客様は運用の負荷低減に加えて、専門性の高い運用監視を実現可能となります。今後も ベクトラ、マクニカとのパートナーシップをさらに強化し、お客様に最適なソリューションを提供してまいります。」

 マクニカは、今後もお客様の課題に向き合い、最適なソリューションを開発提供することで、日本企業のセキュリティ強化を支援していきます。

【Vectra AI監視サービスの詳細はこちら】
https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/vectraai/socservice.html

*自社調べ

※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

Vectra AI, Inc.について

2011年に米国サンノゼエリアで設立されたVectra AI社は、NDRベンダーとして優れたAI を駆使してリアルタイムに脅威を検知し対応するソリューションで世界をリードしています。近年では、従来のオンプレのネットワークトラフィックの監視に加えパブリッククラウド・SaaS といったクラウド環境での脅威検知とレスポンスを可能とするCDN(Cloud Detection and Response)というコンセプトや、ID情報といった主要なAttack Surfaceを網羅的にカバーすることにより、“脅威”に対する検知とレスポンスをコンセプトとしたTDR(Threat Detection and Response)としてVectraプラットフォームは進化を遂げております。これによりハイブリッドやマルチクラウド環境においても迅速かつ高精度な脅威対処が可能となります。

株式会社マクニカについて

マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス・ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界24か国/地域80拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。

本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先

株式会社マクニカ  https://www.macnica.co.jp
コーポレートマーケティング統括部 広報室 宮原、山本 e-Mail:macpr@macnica.co.jp
〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル