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JANOG58 出展レポート

2026年7月15日(水)~17日(金) の3日間にわたり開催された「JANOG58」は、「技術の成熟と次代への継承」をテーマに愛媛県松山市で開催され、多数のネットワーク運用者、通信事業者、データセンター事業者、SIerが参加する国内有数の技術コミュニティイベントとなりました。

本記事では、当日の様子や展示物をご紹介いたします。

展示テーマ「ブラックボックスからホワイトボックスに」

マクニカのブース全体の写真

マクニカブースでは、オープンネットワーキングのソリューションを展示し、AIデータセンター向けスイッチ、Network Copilotなどの最新技術を紹介しました。また、愛媛CATVに採用されたEdgecore製品や、Credo社製AECソリューションの実機展示も行い、来場者の注目を集めました。
会期中は、ブース展示や来場者との対話を通じて、AIクラスタ向け高速ネットワーク、低消費電力技術、運用自動化への高い関心や、市場ニーズの拡大を強く実感する結果となりました。


※マクニカのオープンネットワーキングとは?
特定ベンダーに依存せず、最適なネットワーク機器を組み合わせて構築できるソリューションです。マクニカが技術支援とサポートを一括提供します。

出展製品

ホワイトボックススイッチ(Edgecore)

Edgecore Networks社のECS4100シリーズの画像

Edgecore ECS4100シリーズ ★愛媛CATV様ご採用
1GbEポートを中心に構成されたエンタープライズ向けL2スイッチです。
ファンレス設計により静穏性と低消費電力を実現しています。オフィスや店舗、宿泊施設などエッジ環境に適し、省スペースで設置性にも優れ、安定したネットワーク運用を支えます。

Edgecore Networks社の AS7726-32X(DCS204)の画像

Edgecore AS7726-32X(DCS204)
100GbE×32ポートを備えた高密度データセンタースイッチです。
スパイン・リーフ構成に対応し、大規模トラフィックにも柔軟に対応。 オープンネットワークを活用した設計により、拡張性と運用効率の高いネットワーク基盤を提供します。

ケーブル(Credo)

Credo社のAEC(Active Electrical Cable)の画像

こちらは、Credo社製のAEC(Active Electrical Cable)です。
Credo社のAECの大きな特徴として、リンクフラップが発生しにくい点が挙げられます。リンクフラップとは、ポートが一瞬リンクダウンした後、すぐに
立ち上がる現象を指します。 

一般的なネットワーク環境では、リンクフラップが大きな影響を与えるケースは多くありません。しかし、AIクラスターのように多数のノードが連携して動作する環境では、トレーニング処理の中断や再同期が発生し、AIの学習時間に大きな影響を及ぼす可能性があります。このような課題に対し、Credo社のAECを使用することで、リンクフラップに起因するAIトレーニング時間の増加を抑制できる点が注目されています。 

Credo社のZeroFlap Opticsの画像

ZeroFlap Optics は、GPUクラスターの安定運用を支える光トランシーバーです。 GPUクラスター環境では、リンクフラップの発生が学習処理の一時停止を引き起こし、 運用面・ビジネス面の双方に大きな影響を与える可能性があります。 ZeroFlap Optics は、光モジュールのリンク健全性を事前に可視化する高度な状態監視機能を備えています。 これにより、障害が顕在化する前に計画的なモジュール交換が可能となります。 結果として、GPUクラスターの安定稼働と継続的なパフォーマンス向上を実現します。

可視化、運用ツール(Aviz Networks)

Aviz社のNetwork Copilotのデモ画像
Aviz Networksは、オープンソースネットワークOS「SONiC」の導入から運用までを支援するソリューションプロバイダーです。ネットワークの監視・可視化、自動設定・運用管理ツールに加え、SONiCの専門エンジニアによるサポートを提供します。ベンダーに依存しないオープンなネットワーク環境を実現し、柔軟性とコスト効率を両立した次世代ネットワークへの移行を支援します。


NetworkCopilot™ R1.6
Network Copilot™ は多様なスイッチ、ネットワーク OS、クラウドに対応した会話型 AI プラットフォームです。 Cisco/Arista/SONiC/Palo Alto/Fortinet 等のマルチベンダー環境に対応し、既存のコントローラー・監視・ITSM(チケット管理)・ナレッジベースを豊富なコネクタで接続。 自然言語による問合せ・分析に加え、Agent SDK によりお客様独自のエージェント開発も可能です。 お客様独自の LLM 選択、オンプレ/クラウド/インターネット非接続の閉域環境への導入にも対応します。




ONES 3.1
マルチベンダー環境でSONiC/Cumulus等マルチNOSの導入・運用をサポートする統合スイートです。バージョン3.1ではネットワークヘルスやインベントリデータに容易にアクセスできるAI Assistantや拠点毎のネットワーク異常を地図上で視覚的に把握できるMulti-Site機能が追加されています。小規模ネットワーク用に直感的GUIによるオーケストレーションも可能です。

Open Packet Broker:任意のホワイトボックススイッチに導入できる業界初のパケットブローカです。
わずかなコストで必要なネットワークパケットを監視およびセキュリティツールへ転送できます。

Aviz Service Nodes:リアルタイムな可視化、セキュリティ強化、運用効率化を実現する、次世代のネットワーク可観測性ソリューションです。
通信事業者(Telco)から企業まで、あらゆる組織でのデータ解析が容易になり、解析対象のデータ量も削減可能です。

広がるホワイトボックスの可能性により多様化するニーズに対応

マクニカ Open Networking ブースには、3日間を通じて多くのネットワークエンジニアやサービスプロバイダー、データセンター事業者の皆さまにお立ち寄りいただきました。
特に以下のテーマへの関心が高く、多くの意見交換を行うことができました。

・AI/MLGPUクラスタを支える高速ネットワーク
・800G Ethernetを活用した次世代データセンターネットワーク
・SONiCを活用したオープンネットワーキング
・ベンダーロックインを回避する柔軟なネットワークアーキテクチャ
・ネットワーク運用の自動化・オブザーバビリティ

近年は、ネットワークの大規模化やAIワークロードの増加に伴い、従来の専用アプライアンス中心のネットワーク運用に加え、より柔軟で拡張性の高いインフラを求める声が高まっています。
今回の展示では、「自社独自のアプリケーションをネットワーク上で活用したい」「研究用途で自由度の高い環境を構築したい」「小規模構成から導入したい」「将来的にはAIを活用した運用監視を実現したい」といった様々なご相談をいただきました。

こうした多様なニーズに応えられる選択肢として、SONiCとホワイトボックススイッチを活用したオープンネットワーキングへの期待の高まりを実感するとともに、今後もコミュニティの皆さまと技術交流を深めながら、柔軟で持続可能なネットワーク基盤の実現に貢献していきたいと考えています。

まとめ

JANOG58では、「技術の成熟と次代への継承」というテーマのもと、全国から集まったネットワークエンジニアの皆さまと直接対話する貴重な機会をいただきました。

AIインフラを支えるネットワーク技術への期待や、運用現場が抱える課題について多くの意見交換ができ、私たち自身も多くの学びを得ることができました。
これからもオープンな技術コミュニティとのつながりを大切にしながら、より良いネットワークソリューションの提供に取り組んでまいります。

展示製品やソリューションについてのご相談は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

関連する情報

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Aviz Networks

オープンソースネットワークOSであるSONiCのパイオニアであり、可観測性や設定自動化ツール、SONiCエキスパートチームによるサポートを提供しています。

Edgecore Networks

OpenNetworking/ホワイトボックススイッチ関連製品を先行して開発・販売し、オープンネットワーキングの先駆者であり続けています。


Credo

AI/ML、クラウド、ハイパースケールデータセンター向けに、高速・低消費電力・高信頼のインターコネクト製品を提供するグローバルメーカーです。

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株式会社マクニカ Edgecore Networks 担当

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