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JANOG57 出展レポート

2026年2月11日(水)~13日(金) の3日間にわたり開催された「JANOG57」に出展し、最新のオープンネットワーキングソリューションを紹介しました。
本記事では、当日の様子や展示物をご紹介します。

展示テーマ「ブラックボックスからホワイトボックスに」新たな選択肢を

今回の「JANOG57 Meeting in Osaka」は、大阪駅近くのコングレコンベンションセンターおよびJAM BASEの二会場にて、2026211日(水)~13日(金) の3日間にわたり開催されました。初日はあいにくの雨模様でしたが、祝日にもかかわらず開始時刻を1時間前倒しするほどの盛況ぶりとなりました。
入場者数も 5,291人 と過去最高を記録したようです。
本記事では、当社が出展した内容や講演会の様子についてご紹介します。

出展製品

ホワイトボックススイッチ(Edgecore)

当社オープンネットワーキングブースでは、大規模HPCクラスタに採用実績のあるEdgecore Networks社の800GbE対応データセンタースイッチ AIS800を展示しました。
AIS800はBroadcom Tomahark5を搭載した
スイッチで、片方向 51.2Tbpsのスイッチング容量を持ちます。
64ポートの800GbE(QSFP‑DD800)を備え、ブレークアウト構成により論理ポート数を柔軟に拡張できる点も大きな特徴です。
本製品はAI/MLクラスタやHPC用途を意識した設計となっており、EthernetベースのRoCEv2を活用した低遅延かつ高帯域な通信を実現できます。
 

ブースにお越しいただいたお客様からは、「最近ホワイトボックスに関する話題が顧客側や社内で挙がるようになっている」といったお声を多くいただき、オープンネットワーキングやホワイトボックスへの関心が高まっていることを実感しました。 

ケーブル(Credo)

ホワイトボックススイッチに接続されている紫色のケーブルについてもご紹介します。
こちらは、
Credo社製のAEC(Active Electrical Cable)です。Credo社のAECの大きな特徴として、リンクフラップが発生しにくい点が挙げられます。リンクフラップとは、ポートが一瞬リンクダウンした後、すぐに立ち上がる現象を指します。 

一般的なネットワーク環境では、リンクフラップが大きな影響を与えるケースは多くありません。しかし、AIクラスターのように多数のノードが連携して動作する環境では、トレーニング処理の中断や再同期が発生し、AIの学習時間に大きな影響を及ぼす可能性があります。このような課題に対し、Credo社のAECを使用することで、リンクフラップに起因するAIトレーニング時間の増加を抑制できる点が注目されています。 

ネットワークインターフェースカード (Broadcom)

Broadcomのネットワークインターフェースカード(NIC)は、20年以上にわたり高性能・高信頼の設計でネットワーク業界を牽引しています。
1GbEから400GbEまで幅広く対応し、最新のPCIe規格や仮想化、セキュリティ機能もサポート。電力効率にも優れ、大規模データセンターの省エネ化に貢献します。
長期供給保証で長期運用にも最適です。

野良BoF

今回のJANOGでは、当社から高山が野良BoFにて講演を行いました。
講演タイトルは「NVIDIA GPU、Edgecore Switch、ApplicationをOSS/サードパーティツールで可視化してみた」です。

近年のAIインフラでは、GPU、ネットワーク機器、アプリケーションなど構成要素が多様化しており、それらを統合的に可視化する重要性が高まっています。本講演では、そのような背景を踏まえ、OSSおよびサードパーティツールを用いたGPU・スイッチ・アプリケーションのマルチレイヤー可視化の検証結果について紹介しました。

OSS・サードパーティツールとしては、オープンソースのRay と、Aviz社製のONES を使用しています。Rayは、AIワークロード管理向けのオープンソースソフトウェアで、分散学習や推論、エージェント実行などのワークロードの実行および管理に特化しています。マルチベンダー環境に対応している点も大きな特徴です。

ONESは、Aviz社が提供するネットワークの可視化・設定ツールで、トポロジー図の表示やポートごとのリンク状態、トラフィック量などをGUIで可視化することができます。
検証の結果、マルチベンダー環境において、ONESでは NVIDIA GPU+Edgecore Switch構成 におけるトラフィックおよびGPU情報の可視化が可能であることを確認しました。

また、Rayを用いることで、NVIDIA GPU+Rebellions NPUクラスタ構成におけるアプリケーションおよびGPU情報の可視化を実現できることを示しました。 

 

広がるホワイトボックスの可能性により多様化するニーズに対応



マクニカOpenNetworking には、3日間で大変多くのお客様にご来場いただき、以下のキーワードが特に注目されました。

・AI/ML・GPU処理向けの高帯域ネットワーク
・800GE対応の次世代ネットワーク構成
・SONiC対応ホワイトボックススイッチ
・Cisco/Juniperからのベンダーロックイン回避
 
近年、従来のブラックボックス型製品の高額な保守費用や選択肢の制限が課題として浮上しています。
また、研究用途や自社アプリを載せたいという声、小ポート数スイッチを求めるニーズ、AIと連携した運用監視の将来構想など、業界の技術的関心の幅広さも感じ、これらのニーズに対応することができるホワイトボックススイッチの可能性が益々広がる結果となりました。

まとめ

マクニカでは、複数のメーカー製品を組み合わせた事前検証済みの構成提案や、ワンストップのサポート体制を整えています。
お客様は機器間の相性確認や複数窓口対応の手間を省くことができ、導入リスクを最小限に抑えることが可能です。

オープンネットワーキングは、コスト・自由度・性能の面で大きな優位性を持ちながら、導入・運用における不安や課題も少なくありません。
マクニカは、技術だけでなく「お客様にとっての使いやすさ・安心感」を大切に、今後も最適なソリューションをご提供してまいります。

展示製品やソリューションについてのご相談は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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Broadcom, Inc.

半導体ソリューションとインフラソフトウェアの両分野で業界をリードし、データセンター、ネットワーク、ブロードバンド、無線通信、ストレージ、セキュリティなど幅広い領域に製品を提供しています。

Edgecore Networks

OpenNetworking/ホワイトボックススイッチ関連製品を先行して開発・販売し、オープンネットワーキングの先駆者であり続けています。


IP Infusion

オープンネットワーキングプロバイダのマーケットリーダーとして、キャリア、サービスプロバイダ、データセンターなど600社以上のお客様に信頼性の高いネットワークソリューションを提供しています。

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