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展示会から帰社した夜、名刺の束とパンフレット、走り書きのメモを広げて報告書を一から書き起こす――そんな経験をしたことがある方は少なくないでしょう。疲れた状態で記憶を掘り起こしながら書く作業は時間がかかるうえ、翌朝には「あのブースで聞いた重要な話、なんだったっけ」となることも珍しくありません。

本記事では、展示会報告書に盛り込むべき項目や書き方のポイントを整理したうえで、作成にかかる工数を大幅に減らす効率化の方法まで解説します。これから報告書を書く方も、毎回苦労している方も、ぜひ参考にしてください。

展示会報告書とは?作成が必要な理由

展示会報告書とは、展示会を視察・参加した担当者が、現地で収集した情報を社内に共有するために作成する文書です。単なる記録ではなく、上司や関係部署が次の意思決定を行うための資料として機能します。

展示会には市場動向の調査、競合情報の収集、新技術・新サービスの発掘、ビジネスパートナーの開拓など、さまざまな目的があります。しかし、担当者一人が現地で得た情報をそのままにしておけば、その価値は担当者の頭の中だけで完結してしまいます。報告書を通じて組織全体で情報を共有することで、展示会参加の投資対効果(ROI)を最大化することができます。

また、報告書を蓄積していくことで、「この展示会は来年も参加すべきか」「どのブースが自社にとって有益だったか」という出展判断の材料にもなります。

展示会報告書を書くための事前準備3つ

質の高い展示会報告書は、会場に着いてから書くものではありません。事前の準備が、報告書の質と作成スピードの両方を左右します。

①参加目的を明確にしておく

「競合の動向調査」「導入検討中の製品の比較」「業界トレンドの把握」など、目的を一言で言えるようにしておきましょう。目的が明確だと、会場で何を重点的に見ればよいかが絞られ、報告書に書くべき内容も自然と定まります。

②訪問するブースと順路を決めておく

展示会の公式サイトや出展社リストを事前に確認し、優先度の高いブースをリストアップしておきます。当日は混雑や時間不足が起こりやすいため、「必ず行く」「時間があれば行く」の2段階で整理しておくと効率的です。

③記録する項目をチェックリストにまとめておく

各ブースで確認したいことを項目化しておくと、現地での情報収集に漏れがなくなります。たとえば「製品の特徴」「価格帯」「競合との差別化点」「自社への活用可能性」といった観点を事前にリスト化しておけば、帰社後の報告書作成もスムーズになります。

展示会報告書に盛り込むべき5つの項目

展示会報告書に共通して必要な項目は、大きく以下の5つです。社内にフォーマットがない場合は、これをベースに作成するとよいでしょう。

①視察概要

展示会名、開催日時、会場、参加者名、視察の目的を冒頭にまとめます。「いつ・どこで・誰が・なぜ」を明記することで、報告書の前提が共有されます。

②注目した出展社・製品・サービス

訪問したブースのなかから、とくに自社にとって関連性が高いものを取り上げます。製品の特徴・価格帯・競合との差別化点など、事実ベースで記載します。写真があると説得力が増します。

③業界トレンド・競合動向

会場全体を俯瞰して見えてきた傾向をまとめます。「今年はAI活用をうたう製品が急増していた」「○○分野への参入企業が増えていた」といった定性的な観察は、Webでは得られない現場ならではの情報です。

④自社への示唆・活用できる知見

収集した情報が自社にとって何を意味するかを記します。「A社の製品は自社の課題Xに対応できる可能性がある」「B社のブース手法は次回自社出展時に参考にできる」など、所感と提案を加えることで報告書の価値が高まります。

⑤今後のアクション

「誰が・いつまでに・何をするか」を明記します。たとえば「A社に来週中に問い合わせ」「B社の製品を次回の導入検討リストに追加」など、次のアクションで締めることで報告書が意思決定につながります。

簡易例文
展示会名:〇〇 EXPO 2025 / 開催日:20XX年X月X日 / 会場:東京ビッグサイト / 参加者:営業部 山田太郎 / 目的:競合製品の調査・新規ツール比較

■ 注目出展社
A社(AIを活用したVOC分析ツール):数万件の顧客の声を1時間でAI分析。価格はデータ量に応じた従量制。競合との類似点が多く、機能比較を要検討。

■ トレンド
AI活用をうたう製品が昨年比で大幅増。特にVOC・議事録・報告書の自動生成系が目立った。

■ アクション
A社に問い合わせフォームから資料請求(期限:今週中、担当:山田)。

読まれる展示会報告書を書く3つのポイント

①事実と所感を分けて書く

「A社の製品は○○の機能を持つ(事実)」と「自社への導入を検討する価値がある(所感)」は明確に分けて書きましょう。事実と主観が混在すると、読み手が誤った判断をするリスクがあります。事実を積み上げてから、最後に担当者の考察・提案を加える構成が基本です。

②数字と固有名詞を入れる

「多くの企業がAIを活用していた」ではなく「訪問した15社中11社がAI関連の製品・サービスを展示していた」と書くと、報告書の説得力が格段に上がります。出展社名・製品名・価格・数値など、具体的な情報は積極的に記載しましょう。

③アクションで締める

報告書の最後は必ず「次のアクション」で締めましょう。情報共有だけで終わる報告書より、「この情報をもとに次に何をするか」が明示されている報告書のほうが、組織の動きにつながります。担当者・期限・アクション内容を一行でまとめるだけで十分です。

展示会報告書の作成でありがちな3つの課題

「書き方はわかっているつもりなのに、毎回うまくいかない」という担当者の声は少なくありません。報告書作成でよく起きる課題を整理します。

①帰社後に記憶が薄れ、情報を再現できない

1日に何十ものブースを回ると、帰社する頃には最初に聞いた話の細部はすでに曖昧になっています。走り書きのメモや断片的な記憶を手がかりに報告書を書こうとすると、時間がかかるうえに情報の正確性も落ちます。「あのブースで聞いた重要な話が思い出せない」という状況は、展示会担当者に非常によくある課題です。

②メモが断片的で、まとめるのに時間がかかる

ノートやスマートフォンに書き留めたメモは、後で見返すと文脈がわからなくなっていることがあります。現場での記録が断片的だと、帰社後の整理と清書に余計な時間がかかり、報告書の提出が翌日・翌々日にずれ込むこともあります。

③担当者によって報告の粒度・質がバラバラ

経験のある担当者は競合の価格帯や導入事例まで聞き出せても、慣れていない担当者はブースを眺めるだけで終わることがあります。報告書の質が担当者個人のスキルや経験に依存していると、組織としての情報収集力が安定しません。チェックリストや記録の仕組みを整えることが、この課題への根本的な対処になります。

展示会報告書を効率化する方法|音声記録×AIの活用

前述の課題を根本から解決するのが、「視察中に音声で記録し、AIが自動で要約・整理する」というアプローチです。

ブースで説明を聞きながら手元のスマートフォンで録音するだけで、AIが自動で文字起こし・要約・ポイント抽出まで行います。帰社後に「何を聞いたか」を思い出す作業が不要になり、報告書の骨格が移動中や会場を出た直後にほぼ完成する状態になります。

展示会視察にも使えるAI報告書ツール「おまとめ忍者」

こうした用途に活用できるのが、データ非保存型のAI報告書ツール「おまとめ忍者」です。ブラウザを開いて開始ボタンを押すだけで録音・文字起こしが始まり、終了後にはAIが自動で報告書を生成します。Web会議ツールは不要で、展示会会場のような対面環境でも使えます。

展示会視察での活用イメージは以下の通りです。

STEP1
ブース訪問中に開始ボタンを押して録音スタート
STEP2
説明を聞きながら話者認識・自動文字起こし
STEP3
終了後、AIがポイント整理・報告書を自動生成

10分間のブース説明を聞いた後、わずか1分で情報がまとまります。しかも、担当者がしたのはスマートフォンに向かって話す(もしくは録音ボタンを押すだけ)だけ。1日に何十ものブースを回っても、それぞれの記録が当日中に揃う状態になります。

また「データ非保存型」という設計のため、競合情報や機密情報を扱う技術商談でも安心して使えます。製品名・専門用語の認識精度も高く、業界特有の表現もほぼそのままテキスト化されます。

「おまとめ忍者」の出力サンプル

以下は、展示会の1ブースで10分間の説明を聞いた後、「おまとめ忍者」を使って実際に残した記録のサンプルです(一部抜粋)。

【ポイント】

  • VOC分析ツールを確認し、プロジェクトの理解を深めた。
  • AIで数万件の顧客声を分析し、逆ニーズを把握。
  • 競合のキャッチコピーが自社プロジェクトに類似。
  • データ量に応じた料金設定がされている。
  • インプットデータのフォーマット確認が必要。
  • UIの確認ができ、訪問の価値を感じた。
  • 社内でのデータ利用方法についての考察。

【校正文】

このツールは、アンケートやユーザーの声を基にした素晴らしいUX分析が可能であり、彼らは仮想競合ベンダーであると理解しました。
どの程度の施策提案が出てくるのか、無料で試してみたいと考えています。
日本では、わずか1時間で数万件のお客様の声がAIによって分析され、逆ニーズが明らかになるというキャッチコピーがあり、我々の開発しているプロジェクトのアプローチと非常に似ているため、ベンチマークを行いたいと思います。

スマートフォンに向かって話すだけで、わずか1分でこのレベルの記録が完成します。文字の打ち込みは一切不要で、チームへの共有はテキストをそのままコピーするだけです。

ブースの担当者との会話をそのまま録音して要約させることも可能です(話者の自動識別にも対応)。自分で振り返りながら話す必要がないため、ブースを離れた直後に次のブースへ向かいながら記録を完成させることができます。

14日間の無料トライアルがあるため、次回の展示会視察前に試してみることができます。

まとめ

今回は、展示会報告書の書き方・盛り込むべき項目・よくある課題と効率化の方法について解説しました。

「報告書は帰社後に書くもの」という前提を変えるだけで、報告書の質と提出スピードは大きく変わります。視察しながら音声で記録を残し、AIに整理させる。そうすることで、担当者は会場でのヒアリングや観察に集中でき、帰社後の作業を最小限に抑えることができます。

展示会報告書の作成にお困りの方は、「おまとめ忍者」の14日間無料トライアルをお試しください。