多様なバックグラウンドを、活かせる環境がある

Cross talk 08

グローバル社員

マラナ メアリーグレース

2020年入社。イノベーション戦略事業本部AI事業統括部AIリサーチ&イノベーションセンター所属。フィリピン出身。大学院の先輩がマクニカで働いていたことが、マクニカを知ったきっかけ。AIエンジニアとしてAIを活用したサービスや製品開発に従事している。企業だけでなく、大学と連携した技術開発プロジェクトに関わっている。

ラチムバザフィ ヘリ

2022年入社。イノベーション戦略事業本部スマートモビリティ事業部テクニカルマーケティング部所属。フランス出身。自動車業界などで働いた経験を生かし、さらに多様なプロジェクトに関われることに魅力を感じてマクニカに入社。建設機械や自動車メーカーのお客様に対する開発支援を行うチームでプロジェクト管理を行っている。

スウ キンキョ

2015年入社。セールス・オペレーション・プランニング統括部セールス・オペレーション・プランニング推進部。中国出身。2018年まで、米国の半導体製品を国内カメラメーカーのお客様に販売する営業を担当。その後約半年、香港に駐在し、現地の営業チームの立ち上げをサポート。現在は管理職として次世代システムの構築等に注力している。

Chapter1 自身の可能性を拡げ、成長する

ヘリ

今回は外国籍社員3人でのトークということで、まずは改めて全員自己紹介をしませんか?

スウ

そうしましょう!それではまずは私から。私は現在セールス・オペレーション・プランニング統括部で次世代システムの構築と、発注や在庫管理などの業務の自動化を進める仕事をしています。生まれは中国ですが、日本に住んでもう15年になりました。

マラナ

私はフィリピン出身で、AIエンジニアとして2020年に入社しました。現在はイノベーション戦略事業本部に所属し、様々なお客様の課題に対してAIを活用した解決策を提供するのが主な仕事です。具体的には画像認識や異常検知、自然言語処理AIの技術開発を手掛けています。また、最近では農業にAIを活用するアグリテック分野や大学との共同プロジェクトなど、幅広く仕事をさせていただいています。

スウ

ヘリさんはマラナさんと同じ部署でしたよね?

ヘリ

そうなのです!ただ、同じイノベーション戦略事業本部の所属ではありますが、マラナさんとは別のチームで、業務内容も全く異なります。私の場合は建設機械や自動車メーカーのお客様に対して、ハードウェアやソフトウェアの開発を技術支援させていただくチームに所属し、プロジェクト全体のマネジメントを行っております。

マラナ

ヘリさんはフランス出身で、マクニカに入社して1年くらいですよね?

ヘリ

そうですね。マクニカに入社する前も日本の自動車メーカーでADAS(先進運転支援システム)向けのカメラ開発のプロジェクトマネジメントを行っておりましたが、マクニカは最先端のソリューションを自動車業界にとどまらず様々な業界のお客様に提供している会社で、「ここでならこれまでの自分の経験を生かせる」、「もっと自分の可能性を拡げられるのではないか」と期待して入社を決意しました。

スウ

マクニカは仕事を通して何かを実現したいと考えている社員には凄く魅力的な会社ですよね。私はマクニカに入ってもう8年になりますが、マクニカに入社する前は「若手のうちからグローバルに仕事ができるチームでバリバリ働きたい」という思いがありました。マクニカは海外との取引が多い企業で、社員を信頼してチャレンジングな仕事を任せる社風があるので、「ここでならグローバルに働くことができて、同時に圧倒的に成長することもできる」と転職活動中に感じたのを覚えています。

マラナ

確かにそのスウさんの想いが叶う会社としてマクニカはぴったりですね!

スウ

そうなのです!また、私がオファーされたチームでは中国語、英語、日本語のスキルを活かせる環境があることも魅力的でした。

ヘリ

確かにマクニカには日本語だけではなく、日本語以外の言語でコミュニケーションを取る必要のあるポジションが結構ありますよね。

マラナ

私もマクニカに入社できて本当に幸運だったと思いますね!マクニカは最先端の技術を駆使して世界規模の課題を解決するグローバルな会社で、働く人のバックグラウンドも様々ですし、それでいてすごく社員同士仲が良い。ここで働くことができてとても嬉しいです。

Chapter2 信頼に基づいた、マネジメント

スウ

先ほどマラナさんからマクニカの社員は仲が良いという話がありましたが、私もマクニカに入社して、上司や同僚とも話しやすい、風通しの良い会社だなと感じているのですが、ヘリさんはどんな印象をもっていますか?

ヘリ

入社して非常に驚いたことがあります。それはいい意味で日本企業らしくなかったところです!入社前は、みんなが朝一斉に出社して、夜遅く帰るような感じかなと想像していたのですが、そのようなことはなかったです。業務上のパフォーマンスを最大化するためであれば、在宅勤務も活用することができるため、信頼されていると感じますし、その分頑張ろうとも思います。

マラナ

マクニカには「Trust」という社員を信頼する文化が根付いていますよね。私も目標を達成するために自分自身で作成した計画を基に業務を行っており、細かな仕事の進め方などは一任してもらえています。

ヘリ

まさに「Trust」をベースにしたチームマネジメントですね。ちなみにひとつ皆さんにお聞きしたいのですが、コミュニケーションについて難しさとかは無いですか?マクニカはグローバルな会社ですが、それでも社員の多くは日本人なので、皆さんの普段のコミュニケーションについてすごく気になります。

マラナ

もちろん言語の壁が全くないわけでは無いですが、しっかりと対策をとるようにしています。私はあまり日本語ができず、普段は英語でのやり取りがほとんどなのですが、会話の齟齬をどうやって解消するかチームメンバーと常に考え、良いアイデアは実践するようにしています。結果、特段大きな問題は発生していないですね。

スウ

私はときどき相手の意図がわからないことがありますね。日本人のコミュニケーションは中国出身の私にとっては曖昧な表現が多く感じられ、その人が質問に対して「Yes」なのか「No」なのか分からないことが多々あるのです。なので、少しでも相手の意図に不明瞭なことがあった場合は、自分の認識に間違いが無いか確認するようにしています。

ヘリ

なるほど。二人が言ってくれたように言語や文化の違いによるものはどうしても発生するのでそのギャップをどう埋めるかが重要ですね。

スウ

おっしゃる通りですね。文化の違いの話が出てきたので皆さんに聞いてみたいのですが、皆さんのチームでは、マクニカのコアバリューが記載された冊子を読むことがありますか?あれって海外の会社ではあまり無いですよね?

ヘリ

マクニカが大切にしているコアバリュー「T.E.A.M.S」がまとめられた冊子のことですよね。グループで読み合わせを行い、「自分はこう理解した」ということを同僚と定期的に話し合っていますよ。マクニカの独自の価値観を確認し、社員全員が共通の認識を持つことで、仕事を進めていくうえで全員が同じベクトルで力を発揮することができます。海外で生まれ育ってきた異なるバックグランドを持つ我々が一つのチームとして仕事をする際、非常に有用ですよね!

Chapter2 よりグローバルに、よりイノベーティブに

ヘリ

ぜひマクニカのこれからについて、皆さんと話してみたいのですが、グローバル企業としてマクニカにみなさんはどのような可能性を感じていますか?

マラナ

マクニカの持っている幅広いグローバルネットワークと、仕入先とお客様をつなぐ、いわゆる「ハブ」としての立ち位置は言うまでもなく強みですよね。この強みがあるからこそ、マクニカはこれからもどんどん伸びていく会社だと感じています。

ヘリ

私も同意見です! 私はマクニカのメインバリューは、お客様と仕入先、つまり日本企業と海外企業とのパイプをつくるところだと感じています。日本企業にとって海外進出には言語をはじめいくつもの壁がありますが、マクニカは世界中の企業とビジネスでつながっていて、日本企業と海外企業の架け橋になることができることはお客様や仕入先にとって大きな価値ですよね。スウさんはどう感じていますか?

スウ

私も二人の意見と同じですね。また、言語の壁だけではなく、日本と海外の商習慣の違いなどのギャップを埋める役割を果たすことができる点もマクニカの強みだと感じています。既にマクニカは日本の半導体商社としてはトップレベルの企業ですが、将来はもっともっとグローバルにビジネスを展開し、会社として規模を拡大していくのではないか、と思います。

マラナ

あ、大切なことを言い忘れていました! 私は「新技術にチャレンジすることを厭わない姿勢」もマクニカの強みとして強調したいです! 商社業界ではマクニカは半導体をメインに取り扱う商社として知られていますが、同時に様々な製品の開発を行う商社の枠組みを超えた企業でもあります。たとえば、私が関わるAIのプロジェクトでは、ワサビ栽培を自動化するモニタリング技術の開発をしています。ワサビはどこでも育つわけではなく、実は栽培が非常に難しいのです。生育の難易度の高いワサビを、AIを活用して効率的に育てる。自社開発を通じてこうしたイノベーションを起こすことにもマクニカは前向きなのです。

ヘリ

それが実現されれば、世界中どこでもおいしい寿司が食べられるようになるかもしれませんね! マラナさんのチームが世界を変えてくれることを楽しみにしています!

スウ

異なる国で生まれ育った我々も新しいなにかを実現することに挑戦しやすい環境がマクニカには用意されているので、我々ひとりひとりが革新を起こせるよう、アグレッシブに取り組んでいきたいですね!