技術力を尖らせ、モノづくりを支える

Cross talk 04

技術職(半導体)

脇田 禅

2018年新卒入社。アルティマ カンパニー第1技術統括部応用技術第2部所属。フィールドアプリケーションエンジニア(FAE)として米国の大手半導体メーカーの製品を担当し、国内電子機器メーカーのお客様に対して技術サポートを行っている。

込山 真之

2011年新卒入社。テクスター カンパニー第1技術統括部第1部所属。10年以上にわたりドイツの半導体メーカーの製品を担当し、国内の産業・民生機器メーカーのお客様に対する技術提案や技術問い合わせ対応に従事。2022年から課長代理としてマネジメント業務にも注力している。

安田 優介

2007年新卒入社。クラビス カンパニー第2技術統括部技術第2部所属。入社以来、15年間一貫してFAE業務に従事。現在は部長として米国の大手半導体メーカーやベンチャー企業を担当するチームのマネジメントをする傍ら、自身も最先端商材の拡販活動や既存顧客への技術QA対応など、幅広い業務を行っている。

Chapter1 技術だけではない、FAEの魅力

安田

大学生の頃、脇田さんは半導体とは全く異なる分野の勉強をしていたと聞きましたが、なぜマクニカに入社したのか教えてもらってもいいかな?

脇田

私は大学で化学を専攻していました。そのため、就職先は化学メーカーの研究開発職や生産管理職が一般的だったのですが、その多くが工場やパイプラインにこもりきりのポジションで、人と関わることが少ない職種でした。「技術的な職種でありつつも、お客様と接する機会がある仕事をしたい」と考えながら就職活動をしていたところ、マクニカのフィールドアプリケーションエンジニア(FAE)という職種と出会い、「まさしく自分のやりたいことはこれだ!」と思えたことが入社の理由でしたね。

込山

確かにマクニカのFAEは、お客様と直接技術的なやり取りを行ったり、営業と一緒にお客様先に訪問して製品提案をしたりする、営業のような側面もある職種ですからね。

安田

そうだね。入社してから友人にFAEの仕事のことを説明してもなかなか理解してもらうことが難しかったのを今でもよく覚えているよ。「安田くんの仕事って営業職でしょ?」って言われたから「技術職だよ」って答えたんだけど、「なんで技術職なのに外出しているの?」って言われたよ(笑)

脇田

確かに多くの方は少し混乱するかもしれませんね。実際仕事をしてみると、お客様だけでなく、社内のメンバーとも連携して業務にあたることが多いですが、深い技術的な知見が求められるので、やっぱりFAEは「技術職」なんだと思います。

安田

その通りだね!ちなみに込山さんはなぜマクニカに?

込山

実は、私は就職活動を始めた頃、メーカーへの就職を考えていたんです。ただ、マクニカの説明会に参加した際、FAEの仕事内容を教えてもらい、メーカーで同じ技術をずっと突き詰めていくよりも様々な最先端の技術に触れ、それを広めていく仕事のほうが自分に合っているなと感じたのが、マクニカに興味を持ったきっかけですね。

安田

マクニカは、数多くの海外の仕入先と取引をしているから、特定の技術に特化するわけではなく、幅広い技術に携われる機会があるよね。入社の決め手は何だったのかな?

込山

マクニカの「人」が決め手でしたね。マクニカの社員は明るく快活な人ばかりで、自分にとっては凄く魅力的でした。生き生きと仕事の話をしている姿に惹かれ、素直に「自分もこうなりたい!」と思いましたね。

脇田

すごくわかります!選考時に会うマクニカの先輩社員は「キラキラ」が凄かったです!マクニカ社員は、自分に対する自信やマクニカパーソンとしてのプライドから出てくる内面の魅力に満ちていますよね!

込山

安田さんはどうしてマクニカに入社されたんですか?

安田

私は高校生の時に海外にホームステイをしたことがあるのだけど、英語が全然話せなくて悔しい思いをしたんだよね。それで将来はグローバルに働きながら、自分の語学力を磨ける環境に飛び込もうと決めていたんだよね。

脇田

確かにマクニカが取引している仕入先のほとんどが海外メーカーですもんね。仕入先メーカーとのやり取りや製品のドキュメントは英語であることが多いので、「グローバル」という軸にマクニカはぴったりの会社だと思います。

Chapter2 ピンチこそ、信頼を勝ち得るチャンス

安田

マクニカのFAEのやりがいはどんなところだと思う?

脇田

やはりダイレクトにお客様のお役に立てるところだと思います。マクニカが提供している半導体製品は、ただ納品するだけではお客様は設計・開発をうまく進めることができないため、膨大な量の問い合わせに対応する必要があります。適切な技術情報を提供し、お客様の設計・開発がうまく進んだ時は、エンジニアとしてやりがいを感じますね。

込山

私も同じです。特に大変なのは不具合対応ですが、問題を解決した後にお客様から感謝の言葉をいただけるとエンジニア冥利に尽きますね。

安田

お客様と直接やり取りするFAEならではだね。私は、不具合対応はお客様から信頼を勝ち取るチャンスだと思っているんだよね。不具合発生時は、緊急性が高くて、迅速かつ慎重な対応が求められるけど、真摯に対応すればお客様もマクニカのことを真のパートナーとして認めてくださる。

脇田

まさに、マクニカのコアバリューにもある「ピンチをチャンスに」ですね!

込山

マクニカにはそのピンチを共に乗り超えてくれる仲間がたくさんいるのもいいところですよね。数年前に大トラブルが発生した際、問題解決のためにお客様との電話会議が深夜に及んだことがありました。長時間に及ぶ対応に心身ともに疲れ切っていましたが出張先から当時の上司が駆けつけてくれて、問題が解決するまでサポートしてくれたのです。苦労して無事に問題が解決した後、上司に連れて行ってもらったラーメンの味は今でも忘れられないですね(笑)

脇田

マクニカって上司が「逃げない」会社ですよね。部下の私たちもその姿を見ているから「逃げない」マインドが身に付きましたね。

込山

本当にその通りですね。あと、私たちの提案がお客様に刺さり、採用を決めていただいたときもやりがいを感じます!

安田

営業とタッグを組んでお客様先を訪問し、ニーズに合った製品を提案できると本当に嬉しいよね。

脇田

私たちが提案した製品の採用が決まり、お客様が装置の量産をむかえるまで、長期間にわたって技術サポートを行う必要がありますが、無事その装置が市場に出るとなった時の喜びは言葉では言い表せないですよね!まさに、社会に貢献できたという実感を得ることができます。

Chapter2 一人ひとりが、変革を起こす

込山

FAEはお客様と直接やり取りするので、もちろんコミュニケーション能力も問われますが、やっぱりエンジニアとして「技術力を尖らせる」ことにこだわっている人が多いですよね。

安田

「この分野であれば自分はスペシャリストだ!」というプライドをもって働いている社員ばかりだよね。

脇田

私の今後の目標は、皆さんのようなエキスパートになることです。お客様や仕入先メーカーにも負けることのない技術力を身に付け、マーケットにおいて価値のあるエンジニアに成長したいと思っています。

安田

素晴らしいことだね!マクニカが技術商社と呼ばれているのは、私たちエンジニアが質の高い技術サポートを提供できているから。マクニカは技術力という付加価値で、ここまで大きくなった会社だから、今までの先輩社員が築いてきたものをしっかりと引き継いで、今まで以上にレベルの高いサポートをお客様に提供していけるようになりたいね。

込山

脇田さんみたいな若手社員が熱い想いを持ってくれているのは、私たちのような中堅社員にも刺激になりますね!マクニカの半導体事業は現在売上・利益ともに目覚ましい成果を出していますが、私の部門の若手社員も現状に甘んじることなく、いろんなチャレンジをしてくれています。「今売れているからといって、このままでいいわけないですよ」と後輩が話しているのを聞いて、改めて私も身が引き締まりましたね。

安田

現状維持では新しいものを生み出すことはできないからね。今が良くても将来どうなるかはわからない。一人ひとりが変革を起こすという意識が大切だよね。

込山

おっしゃる通りです。そういった意味では安田さんは今後変えていきたいことなどありますか?

安田

もちろんありますよ!昨今日本メーカーのお客様は、製造コストを安価に抑えるため、製造拠点を海外に移してきているよね。半導体単体での販売を続けていると、商圏の制約によって、製造拠点が海外の案件にマクニカが関与できなくなるケースも出てくるはず。

脇田

確かにハードウェアの開発・製造は海外の委託先に任せてソフトウェアの開発で付加価値を出そうとしている国内メーカーが増えていますよね。

安田

今後はマクニカの半導体部門でもサポートフィーを獲得するようなビジネスモデルや、完成品やソリューションの販売を更に増やしていく必要があると思っているよ。

込山

まさにマクニカが全社的に目指している「サービス・ソリューション カンパニー」に近づくための試みですね!

安田

マクニカには新事業の立ち上げに特化した部署もあるけど、半導体部門の私たちも変革を起こして、新しいビジネスをどんどん構築していきたいよね。若手・中堅・ベテラン社員関係なく、チーム一丸となって高い目標に向かって日々邁進していこう!