半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ(以下マクニカ、本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、資本金111億94百万円)は、100%出資子会社であるマクニカネットワークス株式会社(以下マクニカネットワークス、本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:池田 遵)が、アスクル株式会社(以下、アスクル、本社所在地:東京都江東区、代表取締役社長 吉岡 晃)へ、マクニカネットワークスのフルカスタマイズ AIサービス「CrowdANALYTIX(クラウドアナリティクス)」を商品への高精度なカテゴリ自動付与を目的に提供したことを発表いたします。 

アスクルでは、サプライヤーから調達する商品を自社のECサイトに展開する際に、商品ごとに「生活雑貨/キッチン用品」「衛生/医療/介護」などのカテゴリを付与したうえで商品情報を掲載しています。商品登録が完了して初めて販売が開始されるため、商品登録の迅速化がビジネス上重要となっており、カテゴリの付与もその一端を担っています。基本的なカテゴリ付与業務は外部のBPOに委託して行われており、年間数百万件もの商品を取り扱う同社のビジネスにおいては、非常に重要なプロセスとなっています。

特に様々な業種の必需品を数多く手掛けている事業所向け通販サービス「ASKUL」のカテゴリ付与業務においては、今後の商品数の増加に耐えうる商品登録業務のスピードアップと専門性が求められるBPO業務の属人化による事業継続性リスクが課題となっていました。そこで業務プロセスの迅速化と属人化業務の排除によるリスク軽減を目指し、CrowdANALYTIX によるカテゴリ自動付与サービスを導入しました。

現在本番運用を開始しており、既に導入効果として、商品登録までのスピードの大幅な向上、BPOに依頼する件数の半減によるコスト削減、属人化リスクの軽減にも繋がっています。

自動的にカテゴリが付与されサイトに掲載される商品数は、既に全体のおよそ70%のレベルに達しており、今後継続的な精度改善を通じて自動付与率をさらに向上させていきます。検討にあたりポイントとなった点と選定の決め手については以下の通りです。

①自社カテゴリへの対応と運用に耐えうる精度
一見しただけでは所属カテゴリが判別しづらい専門的な商品も数多く手掛ける中、数千を超える自社カテゴリへの自動付与ができるか

『選定の決め手』
・自社のカテゴリ構造に対応したフルカスタマイズのAIモデルを作成
・実務での運用に耐えうるかといった精度におけるKPIに対して、POCにおいて十分に数値を達成
・今後新規で登録する商品に対してもチューニングが継続的にできることを確認

②継続的な精度改善に向けたサポート
高精度なAIモデルを一度作るだけではなく、継続的に精度の維持および改善に向けたサポートが受けられるか

『選定の決め手』
・精度向上に向けた継続的なモデルチューニング、アフターサポートを受けられる
・高い技術力を持つインドのCrowdANALYTIXとアスクルの間にマクニカが入り、課題理解、状況説明、改善アクション等のプロジェクト推進を円滑に推進
・自社独自の課題を理解してもらった上で、設定した目標に向けて一緒に取組めるパートナーであった

◆導入事例の詳細はこちら
URL:https://www.macnica.net/crowdanalytix/case_01.html/

◆サービスに関するお問い合わせ先
マクニカネットワークス株式会社 CrowdANALYTIX担当
URL: https://www.macnica.net/crowdanalytix/index.html/

※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

CrowdANALYTIX社 について

CrowdANALYTIXは、マクニカの関係会社として、フルカスタマイズのAIサービスを開発・提供しています。お客様ごとのビジネス課題に基づいた開発を行い、クラウドサービスとして実装し、モデルの運用・メンテナスまでを一気通貫で提供しています。AIサービスの提供はAPIや自社システムへの組み込みなど、お客様の環境に合わせた形式で提供しており、既存のシステム、プロセスにシームレスに統合することができます。

また世界50か国・25,000人以上が参加するCAX社独自のデータサイエンティストのコミュニティを抱え、このコミュニティが持つ様々な専門性、最新手法等も取り入れることで、高精度AIモデルの高速な開発を可能にしています。

開発拠点をインド、営業拠点を米国に設けておりますが、日本国内ではマクニカがお客様のデジタル変革を実現する伴走型パートナーとして、様々な業種のお客様向けのプロジェクトを推進しています。

詳細はWebサイト(https://www.macnica.net/crowdanalytix/)をご覧ください。

株式会社マクニカ について

マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。近年は、従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。今後は、「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス/ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界23ヶ国85拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。マクニカネットワークス株式会社はマクニカの子会社です。
詳細はWebサイト(https://www.macnica.co.jp)をご覧ください。

本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先

株式会社マクニカ  https://www.macnica.co.jp
経営企画部 広報企画課 宮原 e-Mail:macpr@macnica.co.jp
〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル
TEL:045-470-9851 FAX:045-470-9853