セキュリティ対策、ネットワーク、DXなど企業のITシステム導入から運用までを支援するマクニカソリューションズ株式会社(以下、マクニカソリューションズ、本社:神奈川県横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長:畠山 義秀)は、Palo Alto Networks Inc.(以下、パロアルトネットワークス、本社:米国サンタクララ、CEO:Nikesh Arora)と契約を締結し、クラウドネイティブ領域のセキュリティソリューション提供に関して連携したことを発表致します。本連携により、パロアルトネットワークスのクラウドネイティブセキュリティ製品であるPrisma Cloudが保有する先進的なセキュリティ機能が、マクニカソリューションズのクラウドネイティブ技術やソフトウェア開発に関する深い知見に基づいて提供されます。

クラウドネイティブ技術が着目される背景と、セキュリティにおける課題

近年、あらゆる製品やサービスのデジタル化が急速に進展し、その勢いは新型コロナウイルスの影響で更に加速しています。デジタル化の流れにおいては、企業競争力に直結するソフトウェア開発の重要性が特に増しています。そして、ソフトウェアによる価値を、より速く・より高頻度かつ安定的に顧客へ届けるための手段として、コンテナ※1を始めとするクラウドネイティブ技術※2やDevOps手法※3の実践に大きな注目が集まっています。

これらの技術は適切なセキュリティ対策を実施した上で活用する必要がありますが、従来のオンプレミスシステムとは特性や考え方も大きく違うため、既存のセキュリティ製品では十分に可視化・保護が行えないという課題があります。またDevOpsに求められるスピードをセキュリティ対策によって大きく損なってしまうといった懸念があります。

パロアルトネットワークスとマクニカソリューションズの連携内容

今回のパロアルトネットワークスとの連携はPrisma Cloudを対象とし、マクニカソリューションズが、企業のセキュアなクラウドネイティブ技術の活用やDevOpsの実践を支援していくものです。Prisma Cloudは、2019年にパロアルトネットワークスが提供開始したクラウドネイティブ環境の包括的な保護ソリューションです。これは、2018年よりマクニカソリューションズを含めたマクニカネットワークスグループが国内で展開をしていた旧Twistlock社、そしてサーバレスセキュリティを提供する旧PureSec社の買収によって実現したものです。

マクニカネットワークスグループでは、既に国内で提供しているGitHub・CircleCI・JFrogといったグローバルで評価の高いDevOps関連ソリューションとPrisma Cloudを連携させ、企業がセキュリティを担保した形でクラウドネイティブ技術活用・DevOps実践を行うことを包括的に支援できるようになります。

  • パロアルトネットワークスとマクニカソリューションズの連携内容

これについて、パロアルトネットワークス株式会社 代表取締役会長兼社長:アリイ・ヒロシ氏はこのようにコメントしています。
「パロアルトネットワークスのPrisma Cloud は、開発ライフサイクルやマルチ・ハイブリッドクラウド環境にまたがって、広範囲なセキュリティとコンプライアンス監視を提供するクラウドネイティブセキュリティプラットフォームです。今回の連携を大変うれしく思うとともに、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け推進されるであろう日本企業のクラウドネイティブ環境のセキュリティを、ともに強化できることを期待しております。」

本連携により、マクニカソリューションズを含めたマクニカネットワークスグループでは、ソフトウェア開発力の向上を通じた国内企業のデジタルトランスフォーメーション加速に貢献してまいります。

Prisma Cloudの特徴

    1. コンテナ/サーバレス環境向けセキュリティ機能
      • BUILD→SHIP→RUNといったコンテナライフサイクルに対して、包括的な可視化・セキュリティ・コンプライアンス監視を実装し、ソフトウェア開発の初期段階で脆弱性の発見やセキュリティ対策を実現する「シフトレフト」を実践可能
      • コンテナイメージ、サーバレス機能、IaC(Infrastructure as Code)テンプレートのスキャンによる問題の検出、ワークロードのデプロイ後のリアルタイム防御機能などを提供し、開発プロセス全体を通してクラウドネイティブのワークロードを保護
    2. パブリッククラウド環境向けセキュリティ機能
      • 複数のパブリッククラウド環境を横断して可視化、セキュリティ、コンプライアンス監視を提供し、クラウド環境全体におけるリスクの継続的な評価が可能
      • IaC(Infrastructure as Code)テンプレートの脆弱性を検出し、デプロイ前にパブリッククラウドインフラのリスクを軽減させることが可能
      • パロアルトネットワークスとマクニカソリューションズの連携内容
      • パロアルトネットワークスとマクニカソリューションズの連携内容

※1 Docker等に代表されるアプリケーションの実行環境を仮想化する技術のこと。従来の仮想マシンなどに比べるとリソース消費が少ない、起動が高速などのメリットがある。

※2 パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドなどの近代的でダイナミックな環境において、スケーラブルなアプリケーションを構築および実行するための能力を組織にもたらすために用いられる代表的な技術(コンテナ等)の総称

※3 ソフトウェアによる価値を確実かつ迅速にユーザーに届け続けるために、開発者(Dev)と運用者(Ops)が密接に連携しプロセスの改善を継続的に行う取組みの総称

製品に関するお問い合わせ先

マクニカソリューションズ株式会社
DevOps 製品担当
TEL:045-476-2010
devops-sales@cs.macnica.co.jp

パロアルトネットワークス 会社概要

会社名 Palo Alto Networks, Inc.
設立 2005年
本社所在地 3000 Tannery Way Santa Clara, CA 95054
代表者 Nikesh Arora(CEO)
ウェブサイト

https://www.paloaltonetworks.com/

報道機関お問い合わせ先

株式会社マクニカhttps://www.macnica.co.jp/

TEL: 045-476-2010
〒222-8562 横浜市港北区新横浜1-5-5
広報担当 磯崎(いそざき)

メールアドレス:macpr@macnica.co.jp

英語版プレスリリースはこちら

※本文中に記載されている会社名は、各社の登録商標または商標です。

※Palo Alto NetworksおよびPalo Alto Networksロゴは米国およびその他の国におけるPalo Alto Networksの登録商標または商標です。