Vdoo Connected Trust Ltd.(ビドゥ、以下:Vdoo、本社:イスラエル、CEO:Netanel (Nati) Davidi)、マクニカネットワークス株式会社(以下:マクニカネットワークス、本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:池田 遵)、NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:木村丈治)の3社は、急増するIoTデバイスへのサイバー攻撃に対し、新たなIoTセキュリティ診断サービスの提供に向け、相互に連携することを発表いたします。また、本提携を促進するため株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(以下:NDV、本社:東京都港区、代表取締役社長:稲川尚之)はVdooに出資いたしました。

連携の背景とねらい

「モノのインターネット」と言われるIoTにはさまざまなビジネスの可能性がある一方で、住宅や自動車、家電や監視カメラ、各種センサーなど、いわゆるIoTデバイスに関してはネットに接続しているという意識が薄く、セキュリティに対する意識も希薄になりがちです。さらに、IoTデバイスの普及は世界規模で急速に進んでおり、今後も拡大を続けていくと見られています。
一方、IoTデバイスを狙ったサイバー攻撃の事例も近年多数報告されており、IoTをめぐるセキュリティ確保の重要性がますます高まっています。

このような状況の中、Vdoo、マクニカネットワークス、NTT-ATの3社は、各社の強みを活かした連携により、各企業などが抱えるIoTデバイスのセキュリティリスクの低減やセキュリティ人材不足の解消に貢献するため、新しいIoTセキュリティ診断サービスを提供することとしました。

各社の役割

Vdooは、同社が開発したIoTファームウェアのセキュリティ自動解析プラットフォーム「Vdoo Vision」を提供し、マクニカネットワークスは、「Vdoo Vision」の日本国内向けプラットフォーム環境を構築、NTT-ATは、本プラットフォームを活用してセキュリティ要件や脆弱性に関するIoTセキュリティ診断サービスを提供します。またNDVは、本提携に合わせてVdoo社に出資し、NTT-ATおよびNTTグループとの提携関係を促進します。

サービスの特徴

IoTデバイスの適切なセキュリティ対策のための自動解析プラットフォーム「Vdoo Vision」は次の特徴を持ちます。

  1. 自動解析ツールによるスピーディなファームウェア解析
  2. わかりやすい解析レポート
  3. 未知の脆弱性(ゼロデイ攻撃)への対応

ファームウェア解析結果として、検出したコンポーネント、IoTセキュリティ標準(世界各国のセキュリティ基準やガイドライン)への適応状況、内在する既知の脆弱性等の情報を提供します。また各IoTセキュリティ標準の要件に対応するための修正ガイダンスを重要度に応じて表示します。
マクニカネットワークスが日本国内に構築するファームウェア解析プラットフォームを使うことにより、ファームウェアを国外に持ち出すことがなくなり、技術輸出管理の手続きは不要となります。また、NTT-ATでは、ファームウェア解析結果に基づき、診断コンサルタントがセキュリティに関するエグゼクティブサマリーの提供およびお客様の状況に合わせたコンサルティングや診断を提供します。これにより、高い費用対効果で適切な対策を講じることが可能となります。

サービスの特徴

【IoTセキュリティ診断サービスの提供イメージ】

サービス提供開始

本発表後、速やかに提供を開始します。

サービス提供価格

お客様の状況等により個別に対応いたします。

今後の展開

中堅中小企業やNTTグループ向けを中心に本サービスの拡販に努め、IoTセキュリティ分野で業界標準の地位を確立することを目指します。また、Vdooの保有する、IoT防御ソリューション「Vdoo ERA」等、「Vdoo Vision」と組み合わせて使う商材についても提携を進めます。

製品に関するお問い合わせ先

マクニカネットワークス株式会社
Vdoo 製品担当
TEL:045-476-2010

報道機関お問い合わせ先

マクニカネットワークス株式会社 https://www.macnica.net/
TEL: 045-476-2010
〒222-8562 横浜市港北区新横浜1-5-5
広報担当 磯崎(いそざき)

メールアドレス:macpr@macnica.co.jp

※本文中に記載されている会社名は、各社の登録商標または商標です。