ネットワーク機器やセキュリティ対策ソリューションを提供するマクニカネットワークス株式会社（以下、マクニカネットワークス、本社：神奈川県横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長：池田　遵）は、アイソレーション（分離）によるWebコンテンツの無害化ソリューションを提供する、米国Menlo Security, Inc.（メンローセキュリティ、以下、Menlo Security社、本社：米国カリフォルニア州メンローパーク、CEO：Amir Ben-Efraim）の「Adaptive Clientless Rendering™（以下、ACR）」テクノロジーが米国で特許を取得したことを発表いたします。

Menlo Security社は、アイソレーション（分離）によるWeb閲覧時のマルウェア感染を防ぐ、無害化ソリューション「Menlo Security Isolation Platform（以下、MSIP）」を提供しており、マクニカネットワークスは本製品を一次販売代理店として日本のお客様へご提供しています。

この度、特許を取得したACRはカリフォルニア大学バークレー校でサイバーセキュリティの研究を率いるDawn Song教授が行っていた研究が基になっています。ACRはFlashなどWeb閲覧時に実行されるWebコンテンツを無害か有害かに関わらずエンドポイントから分離されたクラウド上で実行させ、安全なレンダリング（表示）情報のみをエンドポイントに転送する技術です。また、ACRはユーザに違和感を与える事なく、クラウド上でWebコンテンツを実行し、自然なWeb閲覧を実現します。さらに、ACRは特別なブラウザを用意したり、エンドポイントにエージェントをインストールしたりする必要はないため、ユーザは普段使用している一般的なブラウザを利用して安全なWeb閲覧を行うことが可能です。このACRはMenlo Security社が提供するMSIPに用いられています。

今回の特許取得についてMenlo Security社 co-author of the patent, Chief Architect and co-founder Gautam Altekar氏は下記のように述べています。
「Webやメール経由のマルウェア感染による脅威は依然として続いています。私たちは、アイソレーションテクノロジーがこのような脅威を排除可能であることを証明し続けてきました。そして、ACRは、ユーザのWeb閲覧に影響を与えることなく、企業や組織で利用可能なソリューションを実現するために重要なテクノロジーです。」

マクニカネットワークスは、これらかもMenlo Security社の最先端のセキュリティテクノロジーを提供することにより、サイバー攻撃の脅威から日本のお客様のITシステムを防御する一助となれるよう活動してまいります。