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オープンテキスト

OpenText Exceed onDemand 技術情報

高パフォーマンス

全般的なパフォーマンスの改善

  • データ圧縮 Thin X ProtocolTM(TXP)

Exceed onDemandクライアントとExceedコネクションサーバとの間で、X11を圧縮した独自プロトコル「TXP(Thin X プロトコル)」で通信し、通信トラフィックを削減します。

大量描画に特化したパフォーマンスの改善

  • OpenGLアプリケーションのサーバサイドレンダリングNEW

OpenGLアプリケーションの描画処理をサーバで行い、描画されたフレームイメージをクライアントにJPG圧縮して転送することで、負荷の高いOpenGLアプリケーションのトラフィックを削減します。

  • JPG画質調整NEW

Pixmap、Imageの描画に関してJPG画像を使って圧縮します。
クライアントに転送する描画イメージの画質品質を調整することで、トラフィックの調整、削減が可能となります。

  • 大描画データのトラフィック量削減、描画高速化機能(シャドウウィンドウ機能)

大量の描画リクエストを行うようなアプリケーション(EDA系のツール等)に有効な機能です。サーバから大量の描画リクエストをクライアントへ送信する場合、帯域幅を大幅に消費しパフォーマンスが低下します。
シャドウウィンドウ機能を有効にすると、描画リクエストはExceedコネクションサーバサイドで処理され、サーバから更新されたウィンドウのみをEoDクライアントへ送信する事によりトラフィック量を削減し、クライアントの描画処理を高速化する事が可能です。

継続性、安定性

サスペンド&レジューム

  • サスペンド&レジューム機能

サスペンドした後も、アクティブなセッションとしてXアプリケーションを実行し続けることが出来ます。バッチ/インタラクティブ作業の効率化を強力にバックアップします。

<利用シーン>
数日を要するCAE計算にて、従来のPC-Xサーバでは、計算結果が出るまでWindows 端末は電源をONのままでした。しかし、Exceed onDemandでは、計算データをアップロード後は、Windows端末の電源をOFFしてもCAE計算は継続されます。

  • クラッシュ&レジューム機能

ネットワークが予期せずに切断されてしまった場合、Windows端末がフリーズして再起動が必要になった場合でも自動的にサスペンド状態にすることができます。
設計・開発用PCがダウンする事による時間損失を削減し、より安定的にご利用頂けます。

クラスター&負荷分散

複数台設置したExceedコネクションサーバマシンをクラスタ編成することが可能となり、クラスタ編成を行ったExceedコネクションサーバマシン間での負荷分散機能をサポートします。

マスタノード(プライマリサーバ)のフェールオーバー
負荷分散機能を制御するマスタノード(プライマリサーバ)のフェールオーバーをサポートします。
マスタノードがダウンすると、各ノードの中の1台が新たなマスタノードに切り替ります。
また、復旧したマスタノードは、自動的にクラスタ構成に復帰します。
マスタノードの障害によるシステム停止を防止します。
ただし、ダウンしたノード上に接続していたセッションは切断されます。

運用管理/コスト削減

同時接続ライセンス(フローティングライセンス)

従来のPC Xサーバには無かった、同時接続ライセンス(フローティングライセンス)も用意しております。
同時接続ライセンスで導入することで、カジュアルユーザ間でのライセンスシェアが可能になり、導入費用を削減できます。また、過剰インストールによるライセンス違反がありませんので、ライセンス管理工数の削減も可能です。

  • ライセンスプーリングNEW

同時接続ライセンスであれば、お客様のご利用状況によりExceedコネクションサーバ間のライセンス数を柔軟に変更可能です。

利用例) 拠点間の人員の移動(拠点A→拠点Bへの人員の場合)

利用例) 災害対策(メイン拠点にて災害発生によりバックアップ拠点サーバにアクセス)

Exceed Connection Server Manager (管理者ツール)

Exceedコネクションサーバは、任意のネットワーク上のPCにExceed Connection Server Manager(管理ツール)をインストールし管理/メンテナンスを行います。ライセンス情報、サーバ及びユーザ設定情報、だれがいつ接続したかなどのセッション情報、セキュリティポリシーを一元管理することが可能です。

集中管理機能の強化、ログ機能の強化

Exceedコネクションサーバマシンを複数台構築した場合でも、Exceed Connection Server Manager(管理ツール)を使うことによって、1台の管理用マシンから集中メインテナンスを行うことが可能です。また、ログファイルのサイズ、取得時間、蓄積する情報の制御も可能です。