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わたしのタネは寄り添う力

平原 郁馬

新卒入社 プロダクトセールス(CPSソリューション) ネットワークス カンパニーDX事業部
AIビジネス部

「マクニカの次の10年」を見据える平原は、AIを駆使したサービスで課題解決に挑んでいる。お客様を知り、お客様とともに事業をつくっていく彼のモチベーションを高めるのは、お客様からの直接の感謝の声だ。

Q1:現在の業務内容とやりがい

AI事業の認知を高め、
社会課題に挑む

私がマクニカに入社したのは、アメリカに留学していた際に参加したボストンキャリアフォーラムでマクニカの人事と会話をしたことがきっかけでした。会話した社員の皆さんが非常に優しくて魅力的であったため、興味を持って話を詳しく伺ったところ、マクニカは海外の最先端商材を数多く取り扱う技術商社であることがわかり、新しいテクノロジーに触れながら自己成長を実現することができるうえ、自分の語学力を活かしてグローバルに仕事ができると確信し、入社を決断しました。

入社後3年間、私はサイバーセキュリティ商材の営業を担当していましたが、現在はCrowdANALYTIX社が開発するAI技術を用いた課題解決ソリューションサービスのビジネスアーキテクトを担当しています。ビジネスアーキテクトは、お客様の課題のヒアリングからAIソリューションの企画・提案、実装までを幅広くサポートし、お客様の抱えるビジネス課題を解決する職種です。
我々の事業は「売る」のではなく、お客様と一緒に「つくる」共創モデル。未知の世界に足を踏み入れ、お客様と同じ目線で物事を考え、お客様の課題を最先端テクノロジーで解決する。この仕事のやりがいは言葉にできないくらい大きいです。
また、共創モデルであるからこそ、お客様に「平原さんとこのプロジェクトを一緒に進められてよかった」とおっしゃっていただけることがあります。これが今の仕事における最大の喜びですね。お客様と距離が近い立場で伴走しながら成果を出すことで、プロジェクトの成功だけではなく、お客様からの感謝の声をいただいて達成感を味わうことができるのもこの仕事の醍醐味です。

業務風景

仕事を進めるうえで注意が必要な点は、多くのお客様がAIはなんでもできる「魔法」のようなものだと考えていることです。AIは非常に大きな可能性を秘めており、様々な社会課題を解決することのできる有用な技術ではありますが、現段階ではまだまだ発展途上である点は否めません。お客様の期待値と実際にできることとの間にあるギャップを少しずつ埋めていきながらプロジェクトを進めています。

また、今やAIという技術そのものは世の中に広く認知されてきていますが、マクニカのAI事業の認知度は低いのが現状です。そのため、お客様に我々のAIソリューションを提案する機会をつくる最初の「きっかけづくり」が非常に重要となります。私はお客様へサービスを直接提案するだけではなく、自社Webサイトでの情報公開やマーケティングセミナーを始めとする各種イベントへの登壇など、サービス認知に繋がる活動も積極的に行っています。

業務風景

1日のスケジュール

  • 8:00

    出社

    週初めはこの先1週間のスケジュール及びタスクを優先度と緊急度で整理​

  • 10:00

    営業定例ミーティング

    先週の活動の振り返り、数値進捗、チームの課題と対応策方針に関する協議、情報共有と伝達を行う定例ミーティングを実施

  • 11:30

    ランチ

    新横浜駅近辺まで移動しランチ
    毎日異なる店に行くため、少し動き出しを早くし混雑を回避

  • 12:30

    午後の業務開始

    チームメンバーの提案レビュー、技術チームの調査結果の共有と提案への反映、
    パートナー企業様との定例/お客様への提案お打ち合わせなど、午後に約5本程度ミーティングを実施

  • 19:00

    業務終了

  • 19:40

    帰宅して子どもとお風呂、ご飯

Q2:成長したエピソード

お客様を知り、
ともに事業を「つくる」モデル

私が担当しているお客様は中間流通業、物流企業、リテール企業、メーカーなど、多岐にわたります。そのため、お客様の課題も様々です。ここで必要となってくるのが、「お客様を知る」ためのキャッチアップ力です。
我々の行っているビジネスは既存のモデルがあるわけではなく、それぞれのお客様の業界や事業、課題に合わせて構築していく必要があります。そこで重要なのがお客様目線。お客様と同じ感覚で物事を考えられるようにならなければ、良い提案はできませんし、お客様との議論も効率的に行うことができません。お客様目線をもつために、まずは「お客様を知る」。徹底的に勉強し、理解を深めます。その度に自分自身の知識が広がると同時に、新たな可能性を感じられるのもこの職種の魅力です。

そうした知識の積み重ねとは別に自分自身の成長を強く実感したのは、グローバル規模のプロジェクトを主導した時でした。そのプロジェクトを担当する前は与えられた業務範囲の中で成果を出すことに集中していましたが、このプロジェクトでは海外パートナーとの折衝や展示会出展を自ら企画・推進することで、単なる実行者から「全体を設計し、道筋を描く役割」へと意識が変わっていったのです。
異なる文化背景を持つ相手と議論を重ね、理解を深めながら共通のゴールに導いていく過程では、言語力や交渉力だけでなく、相手の立場を踏まえた戦略的な思考力も磨かれました。
また、自分の行動が組織全体にインパクトを与え得ることを肌で感じ、責任感と自信の両方が育まれたと感じています。振り返れば、挑戦を恐れずに一歩業務範囲を踏み出したこの経験が、今の自分を支える力に繋がっていると思います。

業務風景

MY VISION今後の目標・抱負

私はAIを活用して業界の「常識」を変え、業界全体を良くするという意気込みで仕事に取り組んでいます。それくらい意義の大きい仕事を任せていただいていると思っていますし、我々が取り扱っている最先端テクノロジーと熱い想いを持っているチームメンバーが掛け合わされば、今までに無い変革を実現できると信じています。2030年に向けて、現在マクニカは単なる商社からサービス・ソリューションプロバイダーに進化するべく、大きく舵を切っています。「モノ売り・コト売り」企業から「モノづくり・コトづくり」企業へ変革を起こす際の立役者となり、「マクニカの次の10年」をつくり上げることに貢献できればと考えています。

Message

マクニカに挑戦しようと考えている皆さんへ。就職や転職は、自分の未来をどの方向に切り拓くかを決める大きな一歩です。迷いや不安は当然のことですが、その背後には「より良く成長したい」という前向きな気持ちが必ずあります。

マクニカは、新しい技術に挑み、社会に価値を提供することを大切にしている企業です。自ら学び、考え、行動しようとする人にとって、その環境は大きな飛躍の場となるはずです。これまで積み重ねてきた努力を信じ、自信を持って挑戦してください。
結果がどうであれ、その挑戦自体が次の可能性を広げる大切な経験になります。未来を自分の手でつくろうとする皆さんの挑戦を、心から応援しています。

平原 郁馬