未知の技術を世に届けるために、ゼロから市場を創る

マクニカで取り扱うセキュリティやネットワーク関連の商品を営業と共にお客さまへ提案し、システムの設計や構築、技術サポートをおこなうエンジニア職。業界内では商品を開発するメーカーに匹敵する技術力があると評価されることも。そこまでの知識と熱意を、なぜマクニカのエンジニアが備えているのか?その秘密を、セキュリティという分野に魅せられた3人の社員が語ります。

メンバープロフィール

山﨑 剛弥の画像

山﨑 剛弥

2008年中途入社
株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー所属

前職は、IT系専門学校の講師。マクニカにはエージェントに熱く薦められ転職。現在は主席技師としてメンバーの育成に携わる傍ら、セキュリティのエキスパートとして、最新の攻撃手法の研究や社内外での啓蒙活動に注力。

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笠井 大騎

2017年中途入社
株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー所属

前職は、大手システムインテグレーター(SIer)のSE。マクニカネットワークスとは前職で関わりがあり、エンジニアの技術力の高さに魅力を感じ転職。現在は、標的型攻撃対策技術を扱うチームの部長として、チームをけん引している。

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上野 慧

2017年中途入社
株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー所属

前職で軍事施設におけるサイバーセキュリティやインフラ関連の業務に携わった後、マクニカに転職。現在は英語力をいかし、インターネット上に存在する企業のリスクを可視化・管理するクラウド技術の担当エンジニアとして活躍中。

独自のスタイルを追求する〜マクニカらしいキャリア形成とは〜

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山﨑 剛弥の画像山﨑 笠井さんも上野さんも、以前からマクニカを知っていて転職したと聞きましたが本当ですか?

笠井 大騎の画像笠井 はい。私は前職時代から知っていました。実は当時、SIerとしてマクニカの商品をお客さまに提案していたのですが、お客さま担当の私達を差し置いて、「マクニカから直接技術的な説明を受けたい」とご要望をいただくケースが多くて、悔しい思いをしたことがありました。確かに、それも仕方がないと思えるほどマクニカの社員は深い知識とスキルを持っていました。前職ではSEをしていましたが、入社年次が増えるにつれてプログラミングや構築等の仕事ではなく、プロジェクト管理の仕事がメインとなっていました。技術職として、もっと技術を深掘りしたいという想いがあったので、技術的付加価値で勝負するマクニカに興味を持ち、「エンジニアとしての道を極めるならこの会社だ」と門を叩きました。

上野 慧の画像上野 それはよくわかります!同じ業界にいる人間から見ても、技術的なスキルや知識が高いと感じていました。一般的に商社というと商品を右から左に流してマージンを取る業種だと思っていました。しかし、マクニカは、商品を提供するだけでなく、きめ細かい技術サポートをすることを徹底していました。そんな高い技術力を背景に急成長している様子に魅力を感じ、私は入社を決めました。

山﨑 剛弥の画像山﨑 ちゃんとキャリアプランを描いての転職、感心しますね。私は転職当時、具体的な将来像は描いていなくて。

笠井 大騎の画像笠井 そうだったんですか!それが今や、「マクニカのセキュリティといえば山﨑さん」と呼ばれるほどに。

山﨑 剛弥の画像山﨑 実は、入社当時はマインドセットの切り替えに苦労しましたよ。この業界は、お客さまの依頼に対して工数を算出して受ける仕事を明確に定義するのが一般的だけど、前職では、組織の売り上げは4月に確定していて、どれだけ学生につき合っても自分の収入は変わらない。それでも、頼まれると放ってはおけず、とことんつき合っていました。だから、転職しても金勘定だけで動くのは嫌だったので、お客さまにマクニカのファンになっていただくためにはどうすればいいか?を常に考えていましたね。

上野 慧の画像上野 自分なりのスタイルを確立できたのは、いつごろでしたか?

山﨑 剛弥の画像山﨑 2つ目のセキュリティ商品を担当したころですね。そのころはまだセキュリティ市場の認知度が低く、どうすれば認知してもらえるのかを考えていました。自分なりに考えた結果、まずは「お客さまに提案する前に、身近にいる社内の仲間に自分の言葉でサイバー攻撃の脅威とセキュリティ商品の必要性について伝えてみよう」と社内SNSで情報発信を始めました。プレゼンをするときも、その必要性を訴えるところから始めました。いわゆる啓蒙活動ですね。思いのほか、講師時代に培ったスキルがいかされましたね。啓蒙活動を続けたことで、自分なりの伝え方も整理できたし、そのおかげで実際にお客さまにも認知が浸透していきました。この経験を通して、「自分なりのスタイルを築いていこう」と思うようになりました。

「技術的に面白い」かどうか〜エンジニア魂をくすぐる環境〜

上野 慧の画像

笠井 大騎の画像笠井 山﨑さんが主催している勉強会も、そうした情報発信の一環ですか?先日は、社外の著名な方を講師に迎えていましたよね?

山﨑 剛弥の画像山﨑 社内の草の根勉強会の、「Macnica Security Night」のことですね。マクニカには、国内外問わず新しくて面白い情報がどんどん入ってきますし、海外の著名人とのパイプも太いので、この恵まれた環境をフルにいかして、みんなの知的好奇心を刺激できればと思って始めました。

上野 慧の画像上野 そういったインプットの場がたくさんあるからでしょうか。マクニカに入社して、社員の知識の豊富さとスキルの高さにあらためて驚きました。それだけでなく得た知識をアウトプットする意識も高いですよね。また、「Macnica Security Night」には同じ畑のエンジニアだけでなく半導体分野のエンジニアも参加していたりと、配属部門に関係なく学ぶことへのモチベーションが高い方ばかりで、それが私にとっても大きな刺激になっています。

笠井 大騎の画像笠井 私も同感です!担当商品の知識や経験値はダントツですね。他社が真似できないくらい高い技術力を提供しようと努力している人ばかりなので、入社当時は自分の強みを確立するのに苦労しました。それまでの社会人経験は一旦忘れ、ゼロから素直に学ぶつもりで、先輩たちのノウハウを必死に吸収しました。

上野 慧の画像上野 苦労といえば、私は今まさに担当している商品の市場開拓で苦心しています。私が担当している商品は先駆的なものなので、市場自体がまだ未成熟。何のためにこの商品が必要か、相手に合わせて表現を変えたり、トレンドを織り交ぜたりして、工夫を凝らしてはいるのですが、なかなか認知が上がらないのです。

山﨑 剛弥の画像山﨑 今は大変だと思いますが、ゼロから市場を創っていけるのって楽しいですよ。自分が描いたプランがピタッとはまったときの快感は忘れられない!

山﨑 剛弥の画像

上野 慧の画像上野 その達成感を早く体感したいです!ただ、苦労も多いですが、能動的に考え自分の意思で物事を進めることができるようになってきたので、「自分の頭で考え、道を切り拓いている」という実感があります。トップダウンでタスクが下りてくることの多かった前職とは、大きく違って、自分の試したことが結果として返ってくるのが魅力的です。

山﨑 剛弥の画像山﨑 いかにもマクニカらしいと思うのは、即黒字化が見込めない商品でも、「テクノロジーが新しくて面白い」という理由で、採用になるチャンスがあるところ。そうした環境に助けられて、担当者は新しい技術に触れ、市場を創るプロセスに取り組む機会に恵まれているのだと思います。

笠井 大騎の画像笠井 確かにそうですね。私が何よりすごいと思うのは、日の目を見るまでの期間を、会社全体でバックアップしてくれることです。新しいチャレンジでも、短期間で成果を挙げられる見通しがないと許可が下りないケースが一般的には多いと思います。私が現在担当している商品が、最初の3年間は全く売れなかったという話を聞くと、リスクを受け入れながらチャレンジすることが企業文化として根付いているんだなと感じます。

熱意、プライド、成長意欲〜この3つにピンときたらマクニカへ〜

笠井 大騎の画像

山﨑 剛弥の画像山﨑 前職に比べて、自分自身の意識に変化はありましたか?

笠井 大騎の画像笠井 私はSE出身というだけあって、「検証」が好きなんだとマクニカに入ってから自覚しました。商品をしっかりと検証することで私自身が腹落ちした状態になり、その納得感が、お客さまに胸を張ってお薦めできるという自信につながります。また、バグの可能性を見つけたときはメーカーとも密接にやり取りを重ねます。だから、モノの開発はしていなくても、メーカーと一緒に品質を上げている実感を持てますし、日本市場のニーズをメーカーがわかる形でフィードバックすることを通じて、商品に対していっそう愛着とプライドを持てるようにもなります。

上野 慧の画像上野 私はマクニカに入社して、自己成長に対する貪欲さが増した気がします。いかに新しいことを覚えて能力やスキルを上げていくかを常に考えるようになりました。とはいえ、実は子どもが生まれたばかりなので、休みの日は家族と過ごす時間を大切にしています。山﨑さんは、お休みの日はどう過ごされてますか?

山﨑 剛弥の画像

山﨑 剛弥の画像山﨑 社外勉強会に参加したり、最新情報を調べたり、気づけば休日もセキュリティ一直線だね。もはや仕事というよりも、趣味に近い感覚かもしれない!

笠井 大騎の画像笠井 セキュリティが趣味! 次元が違いますね。

山﨑 剛弥の画像山﨑 こんなにも知的好奇心を満たしてくれる趣味はないですよ。セキュリティの世界は流れが速くて、次から次へと最新の情報が入ってくる。一人のエンジニアとして、この上なく意欲をかき立てられます。

笠井 大騎の画像笠井 他のエンジニアも、語り出すと止まらない人が多いですよね。普段は表に出さずとも、「熱意」「プライド」「成長意欲」に満ちた人がマクニカのエンジニアだと私は思います。

山﨑 剛弥の画像山﨑 確かにそうですね。これからどんな社員が入ってくるのか楽しみですね。スピード感のある業界だから、勢いよく突き進んでいってほしい。よく、「未経験だから心配」という候補者の方がいるけれど、今の技術は半年も経てば古くなる。だから、半年マクニカにいれば最新の技術を知ることができる。好奇心が旺盛で、早く成長を感じたいという人にはぴったりだと思います。一旦何かに興味を持って勉強をし始めたら、知らない間にその分野においては社内で一番詳しい人になっているというケースもあるかもしれない。それに人生の半分は仕事の時間になるわけだから、仕事を楽しまないともったいないですよね。

上野 慧の画像上野 私も「この分野において一番」になれるよう、仕事を楽しみながら日々精進します!わからないことがあったら教えてください!

山﨑 剛弥の画像山﨑 もちろん!話は尽きませんが、続きは次回の勉強会でやりましょう!

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