

わたしのタネは逃げない姿勢
新卒入社
フィールドセールス(半導体)
営業統括本部
東日本第1営業統括部第2営業部
半導体からセキュリティまで幅広い製品を扱う吉田は、入社当初、自分が活躍できるか不安を抱えていた。今では「見違えるほど成長した」と太鼓判を押される背景にあったのは、困難なことが起こっても「逃げない」姿勢だ。
Q1:現在の業務内容とやりがい
「当たり前」を支え
「未来」をつくる仕事
私は入社以来、一貫して半導体事業に携わってきましたが、2022年からは兼任でセキュリティ・ネットワーク事業にも関わり、ビジネス拡大に尽力しています。
所属する営業統括本部は、マクニカで取り扱うほぼ全ての製品を提案できる部署であり、お客様の幅広い要望に応えられる点が特長です。社内ではフィールドセールス(FS)と呼ばれる、お客様担当の営業職にあたります。仕入先の製品を正確に理解し、担当するお客様のニーズに最適な提案を行うことが私の主なミッションです。
担当先は生活家電や医療機器、ネットワークやインフラ関連機器など多岐にわたり、私たちが提供する半導体は人々の生活に深く根付いています。こうした「当たり前」を支える仕事に携われることは、大きなやりがいです。数年先を見据えた「未来をつくる」装置開発のために製品提案のリクエストをいただくこともあります。まだ世に存在しないものを創造するお手伝いができるのも、この仕事の醍醐味の一つですね。

また、フィールドセールスはトラブル対応を一手に担うこともあります。特に昨今は、半導体の需給逼迫による納期トラブルや価格高騰、仕入先メーカーによる突発的な生産中止などが頻発するようになり、お客様にとって厳しい要求をこちらからせざるを得ない状況も少なくありません。そのような状況でもご納得いただくためには、日々の営業活動の中で真摯にお客様に向き合うことで「信頼の貯金」をしておくことが肝心です。お客様の全ての要望に応えることはできませんが、単なる「御用聞き」にはならず誠実に対応し続けることを大切にしています。

1日のスケジュール
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10:00
顧客商談(Web or 訪問)
自社商材の提案
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12:00
ランチ
チームメンバーと行きつけのお店へ
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14:00
顧客商談(Web or 訪問)
自社商材の提案
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17:00
社内業務
明日以降のアクションの確認
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18:00
帰宅
夕食、プライベート、仕事(その時々で変わる)
Q2:成長したエピソード
「逃げない」ことが周りからの信頼に繋がる
学生の時は漠然と「商社」に憧れていて、半導体に対しても先端テクノロジーのイメージがあり、面接でお会いした社員の方々の魅力も相まって「かっこいい」と思い入社を決めました。一方で、入社直前は「自分が本当に活躍できるのだろうか」と不安でした。接点のあった先輩や同期は優秀な人ばかりで、劣等感を覚えることも少なくなかったのです。そのため、「どの部署に配属されても、とにかく食らいついてやる」という気持ちで入社日を迎えたことを覚えています。
そう覚悟はしていたものの、やはり入社当初から想像以上にハードな仕事が続き、失敗の連続でした。営業として独り立ちできたのは同期や過去の先輩よりも数カ月遅く、最初の数年間は大変な思いを何度も経験しました。3年目にプレゼンのレビューで「3年目のプレゼンレベルではない」というコメントをいただいたことも。その後必死にプレゼンの内容や方法を勉強し、次のレビュー会では「成長した」と評価をいただきました。そのようにして大変な時期を乗り越えられたからこそ、今の自分があると感じています。
その時から大切にしてきたのは「逃げない」という姿勢です。製品の故障や納期遅延といったトラブルは、大規模な取引を担う私たちにとって避けられません。本来は好ましくない事態ですが、私はむしろトラブルこそお客様から信頼を勝ち取るチャンスだと捉え、逃げずに真摯に対応してきました。お客様に寄り添い、早期解決に全力を尽くすことで、むしろ信頼関係が深まることもありますし、トラブル解決に積極的に対応することで社内からも頼られる存在になります。こうした姿勢により、「吉田さんとであればトラブルが起きても一緒に乗り越えられる」と言っていただけるようになりました。
落ちこぼれの私でしたが、最近は周囲からも「若手だった頃から見違えるほど成長した」と声をかけていただきます。これからも「フィールドセールスには吉田がいる」と思っていただけるよう、逃げずに、愚直に取り組んでいきたいと思います。

MY VISION今後の目標・抱負
マクニカは今、変革期を迎えています。これまで半導体の専門商社として製品を仕入れて販売するビジネスモデルで事業を拡大成長してきました。テクニカルサポートや物流マネジメントなどで付加価値を発揮していますが、今後更なる発展を遂げるためには、新たな付加価値を生み出すビジネスモデルの構築が必要です。私はその変革をリードする存在でありたいと考えています。
単なる「サプライヤー」から「真のビジネスパートナー」へ。装置の開発段階だけでなく、企画や販売のフェーズにも貢献できるビジネススキームを構築することで、お客様にこれまでにない価値を提供できるはずです。この理想に近づくため、私自身も営業からコンサルティング部門へ異動するという新たな挑戦を始めています。
マクニカには新しいチャレンジを奨励する文化が根付いています。私はそんなマクニカの中でも「ファーストペンギン」として、誰もトライしていなかったことに積極的に取り組んでいきたいと思っています。半導体にとどまらず、自分がリーダーシップを取ってお客様とビジネスを創造することで、マクニカがサービス・ソリューションプロバイダーへと成長するために必要不可欠な人間でありたいと考えています。