PICマイコンから引き出されているピンのうち、以下の5ピンを使用します。
VDD , GND , MCLR , ICSPCLK(PGC) , ICSPDAT(PGD)

書き込み時に各端子の回路設計をする際には下記の点に注意してください。

(1) ICSPCLK(PGC)、ICSPDAT(PGD) ラインにはプルアップ抵抗をつけない。
　　これは書き込みツール側で4.7kΩの抵抗でプルダウンしているため、
　　分圧されて電圧が下がるため正常な動作をしなくなってしまうからです。

(2) ICSPCLK(PGC)、ICSPDAT(PGD) ラインにはコンデンサをつけない。
　　高速なパルス信号でデータ伝送が行われるので、コンデンサにより
　　遅れると正常なデータ伝送ができなくなるためです。

(3) MCLRラインにもコンデンサはつけない。
　　(2)と同じように高速パルスが遅れてしまうためです。

(4) ICSPCLK(PGC)、ICSPDAT(PGD)ラインにはダイオードをつけない。
　　このラインは双方向通信をしているので、その通信ができなくなってしまうためです。

(5) 書き込み端子とGPIOなどの端子と兼用で使用する場合は書き込み時と動作時でジャンパーなどで
　　切り替えて使用していただく必要がございます。