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はじめに

USB Power Deliveryの新規格EPR(Extended Power Range)は2021年に策定され、最大240Wまでの給電を可能にしました。高出力対応機器の普及に伴い、100Wを超える電力を評価できる環境のニーズは今も高まっています。しかし、こうした評価環境は依然として限られています。そこで弊社は、最大140WのEPR検証とDisplayPort Alt Mode Sink側の動作確認を実現する評価キットUSB-C PD140W-DRP DP ALT SNK Board*開発しました。
*DRP=DualRolePowe, DP=Display Port, ALT=Alternate Mode, SNK=Sinkの略です。

USB-C PD140W-DRP DP ALT SNK Boardとは

USB-C PD140W-DRP DP ALT SNK Boardは、USB Power Delivery 3.1規格のEPR(Extended Power Range)に対応し、最大140Wの電力供給・受電の動作検証を1枚で実現する高機能な評価キットです。本ボードは、Infineon社USB PD IC(PMG1-S3)を搭載し、USB PD140WのSource/Sink両モードの電力負荷試験に加え、DisplayPort Alternate Mode(DP Alt Mode)のSink側動作検証、さらにUSB 3.0 SuperSpeedデータ通信の検証まで対応しています。

本製品の最大の特長は、EPR対応の高出力電源評価と映像伝送、データ通信の3つの機能を一体化している点です。これにより、ノートPCやドッキングステーション、モニター、産業機器など、最新のUSB PD対応機器の開発・評価・検証を効率的に行うことができます。
また、PMG1-S3へのファームウェア書き込み機能を備えており、Infineon社USB PD ICの評価やカスタムファーム開発にも活用可能です。HEXファイルやプロジェクトファイルも付属しており、ユーザー自身でファームウェアの書き換えや機能拡張が行えます。

主な機能は以下の通りです。

  • USB PD140W(EPR)Source/Sink動作検証:最大28V/5Aの電力供給・受電に対応し、安定化電源やPDアダプタとの組み合わせで多様な評価が可能。
  • DisplayPort Alt Mode Sink動作検証:Type-C経由での映像出力をDisplayPortコネクタからモニターへ表示し、Alt Modeの互換性や切り替え動作を確認。
  • USB 3.0 SuperSpeedデータ通信検証:Type-C to Type-AアダプタやUSBメモリを用いた高速データ転送の動作確認。
  • PMG1-S3ファームウェア書き込み・評価:Miniprog4を用いたFW書き込みに対応し、Infineon社USB PD ICのカスタム評価や開発用途にも最適。

さらに、各種コネクタやテストポイント、ジャンパーピンを備え、柔軟な評価環境を構築できます。販売・レンタルの両方に対応しており、導入コストや用途に応じて最適な利用方法を選択可能です。
USB-C PD140W-DRP DP ALT SNK Boardは、EPR/Alt Mode/USB3.0/Infineon社USB PD IC評価を一括で実現したいエンジニアや企画担当者にとって、開発・検証の効率化と品質向上を強力にサポートするソリューションです。

ユースケース

USB-C PD140W-DRP DP ALT SNK Board特徴

Type-Cポート数

1

コネクター

レセプタクル

USB3.0通信対応

DRD(DualRoleData)

PowerRole

DRP(DualRolePower)

SourcePDO

5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/5A、28V/5A

SinkPDO

5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/5A、28V/5A

USB以外の通信

Display port Alternate Mode 1.2 (ALT4Lane対応:Sink DP )

ブロック図

レンタル/販売に関するお問い合わせはこちら

本製品はご購入だけでなく、月単位でのレンタルプランもご用意しております。レンタルからご購入への切り替えにも柔軟に対応いたしますので、導入方法やご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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