BlackBerry QNXについて

BkackBerry QNXロゴ

1980年にカナダで設立されたQNXは商用として業界初のリアルタイム マイクロカーネルOSを発表して以来、組み込み市場へ特化。高い信頼性、スケーラブルなアーキテクチャ、少ないメモリ要件などの特徴により、ネットワークキング、自動車用システム、産業用オートメーション制御などの市場で大きな実績を作り続けています。

高信頼性のオペレーティングシステム(OS)

自動車の機能高度化に伴い車両に搭載させるソフトウェアがより重要になっています。ミッションクリティカルなシステムである車載システムは、高信頼性と高可用性が求められます。QNXリアルタイムOSは独自のマイクロカーネル構造により、アプリケーション、ドライバープロトコルスタックなどはカーネルの外部に置かれるため、問題発生時もカーネル自体への影響は軽微であり、高い可用性が要求されるアプリケーションに最適なOSです。

市場実績

グローバルなお客様

QNXリアルタイムOS“Neutrino”

主要機能

マイクロカーネル
  • マイクロカーネルアーキテクチャ
  • POSIX準拠(PSE54)
  • GPUアクセラレーションサポート
  • 堅牢なセキュリティ機能を提供
  • 各種機能安全対応
    ISO26262, IEC61508, IEC62304,
    EN50128, EN50657

プロダクトポートフォリオ

プロダクトポートフォリオ

開発プラットフォーム(SDP)

QNXの開発に必要なツール・パッケージ群

  • Core OS
  • グラフィック関連(Screen)
  • マルチメディア関連(Multimedia Playback等)
  • 統合開発環境(QNX Momentics IDE) など
開発プラットフォーム(SDP)

堅牢性の高いマイクロカーネル

堅牢性の高いマイクロカーネル

重機・建機向けソリューション

重機・建機向けソリューション

業務効率化の推進や従事者の減少により建機には、最先端のオペレータ支援システムや自動運転が実装されつつあり、機能安全規格への準拠も求められます。現在の新規開発の多くは、導入コストが低く開発の速度が速いLinuxが使われていますが、機能安全準拠やセキュリティの確保、長期にわたるメンテナンス性などの課題が多いのも実情です。POSIX準拠のQNXはLinuxからの移植を容易にし、ISO26262等の事前認証取得により、お客様の工数を大幅に削減することが可能になります。製品のライフタイムが長い製品ではソフトウェアのメンテナンスも検討する必要があります。商用OSを活用することによりトータルコストでのメリットを享受することも可能になります。

医療機器向けソリューション

医療機器向けソリューション

IEC62304が適用されつつある医療機器ではソフトウェアの安全性確保においても同規格に集約されつつあります。ネットワーク対応の機器も増えてきており、高い可用性は当然のこととして、SBOM(ソフトウェアBOM)の提出などのセキュリティの要求も高まっています。QNXのメディカルOSは、IEC62304の事前認証を取得しており、お客様の製品の国際規格準拠に必要な工数を大幅に削減します。LinuxライクなIDE(統合開発環境)とPOSIX完全準拠のサポートにより、既存のコードの再利用とQNXへのポーティングも容易です。

FA/産業用コントローラ

FA/産業用コントローラ

異なる機能を有する製品を連携させる必要があるFAや産業用コントローラでは、様々な製品ポートフォリオの管理や、多くの異なるプロセッサを運用が必要です。またそれぞれの機能や製品ごとに異なる機能安全も要求されます。そのためOSの管理に多くの開発リソースが割かれます。これらの工数は商用OSを採用することにより大幅に削減する事が可能です。また、QNXのリアルタイムOSは、高精度が要求されるアプリケーションにむけミリセカンドの精度とフェイルプルーフのリアルタイム性が高信頼性を提供します。

鉄道向けソリューション

鉄道向けソリューション

高度な安全性が求められる鉄道車両や鉄道設備は、高信頼性が求められる為、ベアメタルで実装されている事も多いのですが、自動走行車両やインフラ連携など、要求機能の複雑化により、ソフトウェアに求められる要件が増加しています。
QNXのRTOSは、制御システムのEN50128準拠しており、お客様の認証取得に必要な工数を削減します。またQNXHypervisorが、冗長性の確保や、異なるクリティカルレベルの共存を実装が容易にします。

商用車向けソリューション

商用車向けソリューション

自動車は新しいE/Eアーキテクチャの採用などプラットフォームの戦略に大きな変化が予想されます。ソフトウェアオリエンテッドな設計など開発においても従来とは異なるアプローチが必要です。ADAS/ADなどの機能やアプリケーション開発、機能安全の認証などソフトウェア設計の比重が飛躍的に大きくなります。QNXのソリューションは開発資産の利活用や信頼性やセキュリティ強化に貢献します。

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