SplunkWebのデフォルトのサーバー証明書(cert.pem)の有効期限と確認方法

公開日
2019-08-29
最終更新日
2024-03-04
バージョン
Splunk Enterprise 9.1.2
概要

SplunkWebをSSL化(HTTPS)した場合にデフォルトで使用するサーバー証明書(cert.pem)の有効期限は新規インストール後に最初にサービスを起動した日から起算して3年後となります。

証明書を更新する方法について説明します。

  • 方法1:古い証明書を別の場所に移動し、Splunkのサービスを再起動する
  • 方法2:createsslコマンドを実行して証明書を更新し、Splunkサービスを再起動する
内容

更新方法

SplunkWebでSSL(HTTPS)を有効にした場合にデフォルトで使用するサーバー証明書(cert.pem)の失効日が近づいた場合、下記の手順でサーバー証明書を更新することが可能です。

2通りの方法がありますので、いずれかの方法で更新してください。

※$SPLUNK_HOMEはインストールディレクトリです。デフォルトでは以下の通りです。

<Linux>

Splunk Enterprise : /opt/splunk

<Windows>

Splunk Enterprise : C:\Program Files\Splunk

方法1

【手順】

$SPLUNK_HOME/etc/auth/splunkweb フォルダ配下にある現在のcert.pem、privkey.pemを

$SPLUNK_HOME外のディレクトリへ移動します。

Splunkサービスを再起動します。

コマンド:

$SPLUNK_HOME/bin/splunk restart

再起動後、$SPLUNK_HOME/etc/authに新しいcert.pem が作成されていることを確認します。

方法2

方法1で作成された証明書のキーサイズは2048bitです。

キーサイズを変更する場合は本手順をご利用ください。

【手順】

$SPLUNK_HOME/etc/auth/splunkweb フォルダ配下にある現在のcert.pem、privkey.pemを

$SPLUNK_HOME外のディレクトリへ移動します。

下記コマンドを実行して証明書を更新します。

コマンド:

cd $SPLUNK_HOME/etc/auth/splunkweb
$SPLUNK_HOME/bin/splunk createssl web-cert 3072

※3072はサーバ証明書のキーサイズです。

省略した場合は方法1と同じキーサイズになります。

Splunkサービスを再起動します。

コマンド:

$SPLUNK_HOME/bin/splunk restart

再起動後、$SPLUNK_HOME/etc/auth/splunkwebに新しいcert.pem、privkey.pemが作成されていることを確認します。

以上